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プログラミングを学ぶメリットとは?|社会人に必要なITスキルとは

プログラミングを学ぶメリットとは?|社会人に必要なITスキルとは

皆さん、こんにちは!未来を担う社会人が学ぶべきITスキルの概要について、皆さんと一緒に理解を深めることを目的としてきましたこの連載「社会人に必要なITスキルとは」も、いよいよ最終回です。

今回は、最近何かと話題になっているプログラミングについてです。社会人がプログラミングを学習するメリット、また関連資格と資格を活かせる職種についてもあわせてご紹介します。ではさっそく見ていきましょう。

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プログラミングとはそもそも何?

2020年小学校ではプログラミング科目が必修化されたのは、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。中学校では2021年からプログラミング教育が全面実施となり、高等学校では2022年からプログラミング科目が必修となります。

プログラミングが注目される背景には、現代社会における「IoT(アイオーティー)」化の拡大があります。IoTとはInternet of Thingsの略で、日本語に訳すと「モノのインターネット」となります。モノのインターネットとは、家電など日常で使用するモノを、インターネットに接続し通信することで、情報の伝達を行う仕組みのこと。

具体的な例を出しますと、防犯カメラの映像をスマートフォンで確認したり、子どものかばんにつけた防犯ブザーから、子どもの位置や状態をパソコンで確認したりする、などが挙げられます。

これらはすべてプログラムで制御・管理されており、プログラミングスキルがあれば仕組みを変えて自分好みに動かすといったことも可能になります。私たちの生活を豊かにしているIoTを活用するためには、プログラミングが必要不可欠なのです。

プログラミングとは?

では次に、プログラミングの意味について確認していきましょう。
プログラミングと言うと、パソコンの画面いっぱいにずらっと数式が並んだ様子を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。実際プログラミングには専門用語も多いので、IT初心者にとってはハードルが高く見えるものです。

プログラミングを簡単に言えば、コンピュータに対して命令を出すこと。この命令の中身は、コンピュータのTODOリストのようなものになります。このTODOリストのようなものが、つまりプログラムです。

プログラムを和訳すると、計画とか予定といった意味になります。運動会や演劇のプログラムなどのように、種目や演目の進行表として使われていますよね。

しかし人間の言葉で指示しても、当然コンピュータは理解できませんから、コンピュータが理解できる言葉を使う必要があります。そこで使われるのがHTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング言語です。

プログラミングで何ができるの?

プログラミングは、私たちの生活や仕事において、どのように活用されているのでしょうか。3つの事例をご紹介します。

アプリの開発

1つ目はアプリの開発です。
2019年に総務省が発表した「通信利用動向調査」の結果によると、「世帯におけるスマートフォンの保有割合が約8割になった」そうです。もはやスマホは、一家に1台以上が当たり前の時代に突入していると言えます。

皆さんの中にも「Instagram」や「Twitter」、「LINE」などといったSNS、「Apple Music」や「Googleマップ」などを利用されている方は多いのではないでしょうか。これらはすべて、プログラミングで製作されたアプリケーション(アプリ)です。

意識していないだけで実は、プログラミングは私たちにとってとても身近な存在なのです。ブラウザで動作するWebアプリであれば「Ruby(ルビー)」や「Java(ジャバ)」、「PHP(ピーエイチピー)」などが利用されます。スマホアプリであればiPhoneは「Swift(スウィフト)」、Android端末の場合はJavaが主流となっています。

家庭用ゲームの開発

次にゲームの開発です。現在販売されている多くの家庭用ゲームソフトは、プログラミングで製作されたもの。スマホやパソコンで動作するゲームアプリも、実はプログラミングで作られているんですよ。

難易度が高そうなARやVRゲームといった3D技術を駆使したゲームは、あらかじめゲーム開発環境が整備された「Unity(ユニティー)」というゲームエンジンで作られているものが多いようです。

ちなみにゲームエンジンとは、ゲームの基本的な機能をパッケージ化したシステムの総称を指します。言わばゲームを作るための土台とも言うべき重要なツールです。Unityは、「C#(シーシャープ)」と呼ばれるプログラミング言語に対応しています。

業務の効率化

プログラミングを活用するメリットは、業務における単純作業を自動化、また効率化できる点にもあります。例えば「Excel」や「Word」などの作業を自動化するのであれば「VBA(ブイ・ビー・エー)」が適しています。
VBAは、マイクロソフトオフィス製品にあらかじめ付属されているプログラム言語のこと。簡易なプログラムなので、初心者の学習にもおすすめです。

自動化ツールの開発には、「Python(パイソン)」と呼ばれるプログラミング言語も多くの場面で利用されていますよ。

ちなみに筆者はITについてより知識を深めたかったので、四年制大学を卒業後にメディアアート系の大学院に進学しました。大学院では、資格はとらなかったものの、スマホアプリなどの作品づくりに必要なシステムの開発にプログラミングを多用していました。

卒業後の進路ですが、実はIT系の企業に勤めた経験は一度もありません。就職したのは非IT企業でしたが、自身の経歴や社内での仕事ぶりから、スマホアプリの開発やWeb制作で必要なロゴ、レイアウトデザインなどといった、プラスアルファの業務を頼まれることがよくありました。

資格を持っていたり、プログラミング言語を扱った経験があったりするだけで、会社の評価は大きく変わってくるものです。IT未経験であっても問題はありません。ぜひ意識高く学習に取り組んでみてくださいね。

社会人がプログラミングを習得するメリットとは?

HTMLとCSSを社会人が学習するメリットとは?

では社会人にとって、プログラミングを学習する価値とは何なのでしょうか。筆者が考えるメリットは3点あります。1つずつ見ていきましょう。

定年後も働ける環境を作れる

今日どの業界においても人手不足が深刻化する一方で、大手企業におけるリストラの動きが活発だと言います。2019年、トヨタ自動車の豊田社長は、記者会見にて「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言し、大きな波紋を呼びました。
大規模なリストラの動きの背景にあるのが、ずばりIT人材需要の高まり。一部の大手企業は、新入社員であっても能力に応じた高額年収を保障する制度を導入しているそうです。

プログラミングスキルの高い人材であれば、年齢や勤続年数に関係なく出来高に応じた昇給・昇格が見込めます。定年を迎えた後であってもパソコンさえあれば業務環境が整うため、リモートワークも可能。自宅から一歩も出ずとも作業ができるでしょう。

完全なデスクワークなら、体力が衰えがちな中高年層でも無理なく働けることもメリットの1つ。定年後もバリバリ働きたい!という方にとって、無理のない労働環境を作るのは、これからの資格取得にかかっているのかもしれません。

副業として収入が得られる

働き方改革を踏まえて副業・兼業が推奨される昨今、プログラミングを副業に選ぶのはとても良い選択だと言えます。IT人材の需要の高さに反して人手が不足しているため、案件は潤沢にあり高単価であることも多いからです。

現在、プログラミングの副業案件を取り扱うエージェントには、高額報酬案件が多く存在します。フリーランスで活躍しているエンジニアの中には、高額案件を月に2~3個こなすことで、月額100万円以上稼いでいる人もいるのだとか。

初心者はまずオンライン学習などを通して、スキルと実績を身に付けてからチャレンジすると良いでしょう。

専門職とのやりとりがスムーズになる

プログラミングの知識があれば、SEやプログラマーといった社内の専門職に就く社員の会話がわかるようになります。システムを実装するための具体的な提案ができたり、作業の進捗度を理解できたりするため、仕事の見通しがつきやすくなるでしょう。

IT企業でキャリアを磨きたい方は、エンジニアでなくとも、基本的なプログラミングスキルはきちんと学んでおくと良いと思います。

プログラミングに関連する資格はどんなものがある?

ここでは、プログラミングに特化した資格を3つご紹介しましょう。

PHP技術者認定試験

まずは「PHP技術者認定試験」です。こちらは「PHP技術者認定機構」によって運営されているPHPの認定資格。さきほど「プログラミングで何ができるの?」の項でご紹介したPHPは、Webアプリケーション開発に特化したプログラミング言語のひとつ。

レベルは初級、上級、準上級にわかれており、公式ホームページでは試験開催の目的を「認定者の雇用機会や認定者が所属する会社のビジネスチャンスの拡大を図ること」としています。

Ruby技術者認定試験

「Ruby技術者認定試験」は、「Ruby Association(ルビー アソシエーション)」によって開催されているRubyの認定資格です。こちらも「プログラミングで何ができるの?」の項で出てきましたね。

Rubyとは、Webシステムを開発する上で使用されるプログラミング言語の一種です。レベルはシルバーとゴールドの2種類があります。

OCJP(Oracle Certified Java Programmer)

「OCJP(Oracle Certified Java Programmer)」とは、Oracle社が運営しているJava言語の認定資格の1つです。

この資格にはブロンズ、シルバー、ゴールドの3つのレベルが存在します。ゴールドが最もレベルが高く、ブロンズはプログラミング言語未経験者向けの入門資格として認知されています。

OCJPの試験は過去問題が一切公表されていないため、市販の問題集などを活用するのが良さそう。問題集を持ち運ぶのは面倒、という方はスマホで手軽に勉強できるオンライン学習もおすすめです。

資格を活かせる職種とは?

続いて、資格を取得するとどのような職種や業種で役立つのかを見ていきましょう。

PHP技術者認定試験はこうやって活かす!

実は、国内における求人数が多いPHP。高額年収求人の数も多く、年収を上げやすい言語、案件の単価が上がりやすい言語として人気が継続しているようです。

Webサイトに関わる仕事をしたいという方にとっては、特に取得必須の資格と言えそうですね。具体的にはWebサイト開発者、Webデザイナー、Webクリエイターやシステムエンジニアなどといった職種が挙げられます。

Ruby技術者認定試験はこうやって活かす!

日本で生まれたRubyは、シンプルな構造と使いやすさでエンジニアに人気の言語。Rubyで作られたサービスの中には、クックパッドや食べログ、twitterなどといった有名なものもありますよ。国内での人気ぶりがうかがえますね。

Rubyを活用する企業が多いということは、当然求人数も多いということ。

資格を取得していればRubyの知識があるという客観的な証明になるため、就職や転職において大きなアドバンテージとなります。システム開発に携わりたい方だけでなく、Web系の仕事を目指す方にとっても有効な資格です。

OCJPはこうやって活かす!

OCJPは、Java言語の開発元であるオラクル社の公式認定資格であるため、大変有効性の高い資格試験であると言えます。合格すれば、就職・転職活動において大きなメリットになるでしょう。

Javaは未経験者にとってはやや難易度の高い言語ではありますが、実際多くの製作・開発現場で使用される言語であるため、Javaを理解しているプログラマーは重宝されるはずです。Webやアプリ、システム開発エンジニアとして働く際にも活用できるでしょう。

社会人に必要なITスキルとは

今回はプログラミング言語についてお話ししました。これからプログラミングの学習を始める方は、まずは今回ご紹介したような資格の取得がおすすめです。

さて、5回に渡る連載は今回で終了となります。気になったITスキルはありましたか?ご紹介してきた内容を参考に、ぜひ自身の希望に沿った資格を取得してキャリアアップを目指してくださいね!それでは。

参考URL:
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/190531_1.pdf
https://www.phpexam.jp/summary/
https://www.ruby.or.jp/ja/certification/examination/
https://www.oracle.com/jp/education/certification/jse11-5570635-ja.html

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