意外な就職先でアピールできる！きもの文化検定を履歴書に書くと有利な理由とは

皆さん、こんにちは！
日本が世界に誇る伝統文化「きもの」。前回の記事では、きものの文化を体系的に学べる「きもの文化検定」の合格率や勉強時間についてお話ししました。

「でも、きもの文化検定に合格しても、自己満足で何の役にも立たないかも…」なんて思っていませんか？ 決してそんなことはありません。

きもの文化検定を通して多角的な知識を身に付ければ、就職において有利に働きます。きもの文化検定は、堂々と履歴書の資格欄に記入できるんです。

自分をアピールするための履歴書ですが、資格欄が空白では「この人は何かにチャレンジしたことがないのかな？」と採用担当者に思われても仕方がありません。

今回は、きもの文化検定が就職においてどのように効果的なのか、どんな場面で役立つのかについてお話しします。

就職で勝つ！履歴書はあなたの代弁者

きもの文化検定に合格すると、およそ1ヵ月後に「合格認定書」が発行されます。きもの文化検定はれっきとした資格ですので、胸を張って履歴書の資格欄に記載しましょう。

もし、あなたがきもの好きで頻繁に和装関係の本などを見ていたとしても、残念ながら資格としては履歴書に書けませんよね。

パートであれ正社員であれ、就職の際には履歴書で1次審査が行われ、そのあと面接に進むことが多いもの。

きもの文化検定は、きものの専門学校や短大、大学などの学生さんも多く取得している資格です。

仮に、「私はきものに関する知識が豊富です」と履歴書に書いたとします。しかし、書類選考できものに関する資格を持っている人と競り合ったとしたら…。もうおわかりですよね。

つまり、履歴書という紙は、採用担当者に語りかける「あなたの代弁者」なのです。いくらあなたが素敵な笑顔や熱意を持っていたとしても、履歴書で落とされたら元も子もありません。

就職で効果的に自分をアピールするためにも、現段階で資格を1つも持っていないようでしたら、きもの文化検定を取得してみてはいかがでしょうか。

きもの文化検定を活かせる就職先で活躍しよう！

きもの文化検定を取得したら、どんな就職先で役立つのでしょうか。まずは就職先から見てみましょう。

呉服屋
貸衣裳店
結婚式場
デパート
きものメーカー
写真館

上記に挙げた就職先では、主に接客を伴いますよね。お客様の中には、きものに詳しくない方、きものに興味があるものの知識は持っていらっしゃらない方もいます。

きもの文化検定の資格を取得したあなたなら、きものや小物類などの名前や使い方、色のバランス、きものを美しく見せる立ち居振る舞いなどが身に付いていますよね。

そうした知識を元に接すれば、お客様の欲するものが何なのかがきっとわかるはずです。単にものを販売するだけでなく、よりいっそうお客様の気持ちに寄り添った温かみのある仕事ができるでしょう。

また、写真館では七五三のお祝い写真や家族写真、結婚記念写真などを撮影しますので、幅広い層のお客様がお越しになります。

きもの文化検定の5・4級では、女性だけでなく男性や子どものきものに関する知識も身に付きますので、最高の写真が撮れるようなアドバイスもできますね。

きもの文化検定の資格は今の仕事にも効果的

きもの文化検定の資格は、直接きものに関連する就職先だけでなく、意外な就職先にも効果を発揮します。

また、すでに仕事や別ジャンルの資格をお持ちの方であっても、現在の仕事に奥行きを出してくれる強い味方となることでしょう。

美容師と栄養士、アロマセラピストの資格を持ち、美容室経営や教室を開催してきた私の経験から、きもの文化検定が意外に役立つ就職先や仕事をご紹介します。

美容室
モデル
ヘアメイキャップアーティスト
カラーコーディネーター
テレビ局や映画制作会社の衣装部
リサイクルショップ

なんとなくイメージが湧くでしょうか？
着付けとヘアメイクを行う美容室では、年末年始や成人式はてんてこ舞いです。そんな時、美容師＋きもの文化検定の資格を持つ人がいてくれれば百人力。

また、和装ヘアメイク発表会の際にはモデルさんの面接を行いますが、資格取得者であれば即採用ですよ。

リサイクルショップは意外かもしれませんが、きものに関する品物を持ち込まれる方もいらっしゃいますから、就職する際には資格が有利に働きます。

きもの文化検定の資格を履歴書に記載することで、採用担当者からの信頼や期待を勝ちとることができます。
きもの文化検定は、これから就職する人にも現在の仕事に役立てたい人にも、おすすめできる資格なのです。

さて、次回はきもの文化検定を学ぶことで得られる公私のメリットについてお話しします。どうぞお楽しみに！