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「特異日」「観天望気」とは?気象予報士が教える、天気予報の正しい見方

「特異日」「観天望気」とは?気象予報士が教える、天気予報の正しい見方

連載「気象予報士が教える、知っておきたい天気予報の見方」、これまでは、天気図や気象用語など、天気予報をより正しく理解できる見方について詳しく紹介してきました。

最終回となる第4回は、少し変わって、日常でも使える天気に関するネタ、さらに誰かに話したくなる気象の雑学をご紹介します!

これを使えたら誰かと天気の話をする時に一目置かれる存在になるでしょう。知っておいて損はない話ばかりです。
そして、“気象予報士に興味が出てきた!”という人に向けて、気象予報士の資格取得のメリットについてもご紹介します!

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「特異日」とは?

「特異日」というのは、「○月○日は晴れることが多い」など、特定の日にある天気になることが多い日のこと。
科学的根拠はないのですが、統計上、晴れや雨などになる日という記録があり、古くから伝わっているものになります。

日本で晴れの特異日とされるのは、1月16日、11月3日。雨の特異日には6月28日7月17日台風襲来の特異日には9月17日26日などがあります。
実際は、地域で異なることもありますが、この日を知っていたら「今日は晴れていますね」から「今日は晴れることが多い日なんですよ」といった会話が広げられますよね。

また、10月10日は晴れることが多いと言われますが、実はこれは特異日ではないんです。1964年10月10日に東京オリンピックの開会式があったことからこのように言われていますが、統計的には晴れの日が多いわけではありません。

また、大学入試の日は雪の特異日と言われていますが、雪が降った印象が強いだけで、特定の地域で雪が多いわけではないようです。

「観天望気」とは?

あなたは、「観天望気」という言葉を聞いたことありますか?
これは、「夕焼けの次の日は晴れ」や「ツバメが低く飛ぶと雨」などのことわざのようなものです。
この観天望気は、昔ながらの天気予報で、今も信じられているもの。そして何より、迷信ではなく、実際にそうなることがほとんどなのです。

先ほどの「夕焼けの次の日は晴れ」は、“西の空に出る夕焼けが見えるということは西の空に雲がないので、次の日までは雨雲がやってこない”といえます。

また、「ツバメが低く飛ぶと雨」も、ツバメなど鳥や昆虫は湿度で羽が重くなると、高く飛べなくなり、低い所を飛ぶようになります。湿度が多いということは、曇りや雨になりやすいのです。

このように観察と事実に基づいた言い伝えになっており、昔の人はすごいとしか言いようがありませんね。

この他にも、「山に傘雲がかかると雨や風」、「飛行機雲がすぐ消えると晴れ、残ると雨」などがあります。観天望気を知っていて、どうしてそうなるかまで説明できると、天気を知っているなと思われますよ。

日常生活で雲の形や動物を見たときに、このようなちょっとした天気の話をできると、会話のネタとして使えるでしょう。社会人の方は、1つでもいいので覚えて活用してみてくださいね。

気象予報士はテレビに出るだけが仕事ではない

最後に、ここまでの連載記事を読んで“気象についてもっと詳しく知りたい”と思った人に向けて、気象予報士の筆者が、資格を取得するメリットを紹介します。

メリット① 気象会社への転職に有利

気象予報士の資格を取ると、やはり気象会社への就職や転職に有利になるでしょう。
気象にまつわる仕事がしたい人をはじめ、テレビに出演して活躍の場を広げたい人には気象予報士の資格がおすすめです。
最近ではフリーアナウンサーやモデルなど、すでに話し手やメディアで活躍している方が資格を取得して、気象予報士になることもあるんですよ。

メリット② 公務員への道も開ける

気象予報士の働き先は、気象会社だけにとどまりません。
気象予報士の資格を持ち、公務員として役所などで災害に関する仕事を行っている人もいます。
役所など公共施設で気象予報士を募集することもあるので、少ないながらも公務員への転職のチャンスがあるとも言えるでしょう。

メリット③ 気象関連以外の会社でも幅広く活かせる

気象関連以外の民間会社でも、屋外での作業のタイミングや、気温によって売れ具合が変わる商品の需要予測など、気象予報士の予報スキルの活用が可能です。
職場で気象に関わることが多い職種への転職で、有利になるのではないでしょうか。

メリット④ 会話の話題が広がる

気象予報士の資格を持っているというだけで、「そんな珍しい資格持っているの?」「珍しいね」など、資格があるだけでも会話が広がるメリットも。
話だけでなく、プライベートでも天気予報で人の役に立てる、見方を教えたり解説できたりするなど、多くのメリットがありますよ。

ここで、1つ。「気象予報士として働くのって狭き門じゃないの?」と思う方は多いでしょう。
確かに、天気予報などに出演している気象キャスターは倍率が高く、オーディションがあります。しかし、キャスター以外の気象会社で働く予報士は、実は人手不足なんです。

筆者が働く現場でも人が足りず、予報士の資格さえあれば、経験なしでも採用されることがありました。そのため、資格さえとれば、引く手あまたとも言えるのです。

この連載を通して気象予報士の資格に興味が出た方は、ぜひ資格取得を目指してみてください。
筆者は講座を受講し、オンラインでもやりとりしながら勉強し、現在は民間気象会社に勤めています。
最近はオンライン講座など、独学で学べるツールも増えていて、アプリでも学習できます。自分に合った勉強法で、気象予報士を目指してみましょう。

天気予報を見るポイント

正しい天気予報の見方を紹介する連載、最終回は、天気の雑学やネタについて紹介しました。ここまでの4回で、正しい天気予報の見方を知っていただき、少しでも気象予報に興味を持ってもらえたら嬉しいです。

気象予報士試験は、合格率が低く難しい試験と言われていますが、職場だけでなく身近な所でも活かせる資格です。
少し勉強するだけでも天気の見方が変わるので、日々の過ごし方も変わってきますよ。

大人になってからでも遅くないので、ぜひ天気の世界に足を踏み入れてみてください。

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