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乙4で暗記すべき項目と暗記のコツ|合格者がやさしく語る。乙4学習体験記

乙4で暗記すべき項目と暗記のコツ|合格者がやさしく語る。乙4学習体験記

連載「合格者がやさしく語る。乙4学習体験記(全5回)」も、ついに最終回。

今回は、「危険物乙4」(以下、乙4)で暗記した方がよいと思う項目や暗記のコツについて、私の体験からご紹介します。

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乙4で暗記した方がよい項目

第1回記事で触れましたが、引火性液体の種類は指定数量の違いごとに整理して頭の中に入れましょう。

また、第2回記事でお伝えしましたが、「法令」は一字一句正確に書けるまで暗記しましょう
実際に条文を書きながら手に覚えさせるように記憶していくと確実で効率がよいです。

さらに、第4回記事で少し説明しましたが、各引火性液体は共通の性質と例外を区別して暗記しましょう。自分なりに整理し、覚えやすくする工夫をするのもいいですね。

引火性液体を順番に暗記

乙4で暗記すべき「引火性液体の種類」についてもう少しお話しします。

引火性液体については指定数量が異なるものがありますね。これは言いかえれば「これだけの量がまとまったら、より丁寧に扱ってくださいね、そうしないと思わぬトラブルに見舞われますよ」という目安になる量です。

引火性液体の多くは、少量ならばそれほどの危険は予測されませんが、ある量を超えると制御が難しくなります。体験上の話ですが、引火性液体はそれぞれ、引火性の大きさにかなり違いがあります。したがって指定数量をしっかり記憶にとどめておく必要があります

暗記するときは、この指定数量ごとに区別して、ひとつずつ覚えていくとよいでしょう。
このとき、手に覚えさせるつもりで紙に書きながら暗記します。体験上、いちばん確実に覚えられますよ。

効率的な暗記のコツとは

私の体験上おすすめの効率的な暗記方法をご紹介します。

ある程度法令や物質の性質などを理解でき、半分くらい暗記できるようになった段階で問題を解いてみましょう
分野や項目をひとつ終わらせるごとに問題を解くと、やる気が持続しやすいですし、次もがんばろうという意欲もわきやすいです。

問題を解いてみて記憶が正しいかをチェックします。間違えてもあせらないで解説を読んで、なるほどそうかと理解します。その日のうちに同じ問題を解きなおすといいですね。

すると自分が間違えやすいポイントがしっかり頭に残ります。つまり問題文のポイントが浮かび上がってくるわけです。
こうなるとしめたもので、問題が解けるようになってきた証拠です。正解した場合も同じで解説には目を通してくださいね。理解がより深まりますよ。

この「暗記する → 問題を解く → 解説を読む」を分野や項目ごとに繰り返してみてください。はじめは手ごわいなあと思ったところも、繰り返すうちにどこを読み取ればよいかわかってきます。
私の体験からこの繰り返しが、暗記にもとづいた勉強のコツといえます。

乙4の試験に臨んで~合格者からの一言~

ほんの少し先に合格しただけで偉そうなことはいえませんが、私が体験した限りでは、正確に暗記してしまえば乙4の資格試験はそんなに難しくないと思います。
普通自動車免許の学科試験の方が、記憶しないといけない項目がはるかに多いです。

でも油断すると、大卒の化学系の人でも問題に迷ったり解けなかったりするそうです。やはり確実に1回でクリアするためには、適切で効率的な学習が望ましいです。

乙4の学習項目はどれも、安全を維持するうえでどのように設備を維持し、予防策を講じるかという視点で書かれています。必要かつ十分な危険物の取扱方法が盛り込まれています。

ですので、理解にもとづいて問題を解くこと、必要箇所の暗記を行うこと、これらの勉強を十分に行って試験に臨めば、落ち着いて解答できるはずです。
勉強は裏切りません。模擬問題集を3回繰り返して確実に解けるようになっていれば、合格は自分のほうから近づいてきてくれますよ。

以上、乙4の暗記すべき箇所や方法についてお話ししました。
やみくもに頭に詰め込むのではなく、どうして消火法が違うのかなど理解にもとづいた暗記が大事なことをわかっていただけたでしょうか。

5回にわたり、乙4の資格取得に向けて効率よく勉強するためのポイントをお伝えしました。
皆さんが首尾よく合格し、自信をもって実務にあたられることを何よりも願っています。

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