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「旅行業法及びこれに基づく命令」編|国内旅行業務取扱管理者の科目別勉強法②

「旅行業法及びこれに基づく命令」編|国内旅行業務取扱管理者の科目別勉強法②

皆さんこんにちは!

連載「国内旅行業務取扱管理者の科目別勉強法」、前回は国内旅行業務取扱管理者試験の対策として「問題をいきなり解く」という勉強法を紹介しました。

この勉強法は択一式の試験に幅広く応用できます。連載第2回となる今回は、国内旅行業務取扱管理者試験の3つの科目のうち「旅行業法及びこれに基づく命令」を取り上げて、問題の解き方を具体的に見ていきたいと思います。

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「旅行業法及びこれに基づく命令」科目の出題を見てみよう

平成27年度国内旅行業務取扱管理者試験の第1問は、以下の通りです。

法第1条「目的」に定められているもののみをすべて選んでいるものはどれか。
a. 旅行業務に関する取引の公正の維持
b. 旅行の安全の確保
c. 旅行者の利益の確保
d. 旅行業の健全な発展

ア a,b  イ a,c  ウ b, d  エ c,d

旅行業法の第1条「目的」に関する出題は毎年のようになされているので、少しでもこの国内旅行業務取扱管理者試験の学習をしたことがある人なら、誰にでも解ける問題です。

ただ、まったくの初見でも正解することは難しくありません。では「問題をいきなり解く」勉強法の実践方法を解説していきましょう。

「問題を予備知識なしに解く」勉強法のポイント

先の例題の選択肢a~dの項目のうち、bの「安全」は十分な目的になり得ます。

しかし、cの「旅行者の利益」を法が定めるでしょうか。不利益からの保護なら目的として十分ですが、利益まで保証してしまうなら、旅行業者が価格破壊を起こして倒産してしまうでしょう。これでは、回り回って旅行者に不利益が跳ね返ってくることになります。

dは「健全な」という表現に釣られそうですが、「旅行業の発展」が目的になるならば、cとは逆に旅行者側が置き去りにされる恐れが大です。それならば、旅行者と旅行業者の双方に関わる「取引の公正」が正しい、という観測が成り立ちます。

実際、正しいのはa,bであり、正解はアです。

ただし「旅行業法及びこれに基づく命令」の第2問以降は、もっと難解な問題が次々に出されます。そんな中、択一式といえども、初めて見る選択肢(国内旅行業務取扱管理者試験の場合は4つ)の中から正解を見つけ出すのは相当大変なことです。この負担に耐えられなければ「問題をいきなり解く」という勉強法は挫折してしまいます。

その負担をやわらげるためにぜひとも押さえておきたい視点が、「常識的な選択肢は〇」というものです。

「常識的な選択肢」とはどういうことか

「常識的な選択肢は〇」とは、「常識的でない選択肢は×」ということでもあります。これは「旅行業法及びこれに基づく命令」の科目に限ったことではありませんが、実際の勉強法では、「〇」を一本釣りするのではなく、「×」を1つずつ消して正解を導き出すのが正しい手順です。

平成29年度の国内旅行業務取扱管理者試験の「旅行業法及びこれに基づく命令」から1問引用して説明します。

次の記述のうち、正しいものはどれか。

ア. 外務員の証明書の交付を受けた旅行業者等の役員又は使用人は、その営業所内において、旅行業務について取引を行う場合であっても、外務員の証明書を携帯していなければならない。

イ. 旅行業者等の役員又は使用人は、その旅行業者等のために営業所以外の場所で旅行業務について取引を行うときは、外務員の証明書を携帯していれば、当該証明書を提示することを要しない。

ウ. 外務員は、旅行者が悪意であったときも、その所属する旅行業者等に代わって、旅行者との旅行業務に関する取引についての一切の裁判外の行為を行う権限を有するものとみなされる。

エ. 旅行業者等は、勧誘員、販売員、外交員その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、役員又は使用人のうち、その営業所以外の場所でその旅行業者等のために旅行業務について取引を行う者に対し、外務員の証明書を交付する

では選択肢を見ていきましょう。

イは「外務員の証明書」を持っていれば見せなくてもいいと言っており、常識に反します。提示しなければ、証明書を持っていく意味がありません。

ウは「旅行者が悪意であったときも」が論外です。

「証明書」が営業所内でも必要と言っているのがア、営業所以外の場所で必要と言っているのがエですが、「外務員」の証明書なのですから、常識的に考えてエが正解となります。

外務員の定義はエの選択肢に書かれている「営業所以外の場所でその旅行業者等のために旅行業務について取引を行う者」です。しかしそれを知らなくても、以上のように「常識的な選択肢」かどうか確認する方法で見ていけば、この問題は正解可能です。

国内旅行業務取扱管理者の勉強法

今回は、国内旅行業務取扱管理者の試験科目「旅行業法及びこれに基づく命令」の勉強法について解説しました。

次回は、「旅行業約款」を例に挙げて勉強法を説明していきます。それでは、また。

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