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簿記3級 第2問・第4問対策「小問」勘定記入と伝票問題の攻略法

簿記3級 第2問・第4問対策「小問」勘定記入と伝票問題の攻略法

オンスク事務局注:
当連載には2023年度版がございます。以下リンクからご覧ください。
NEW【最新版】簿記3級合格の秘訣(全6回)

皆さん、こんにちは。簿記の学習はいかがでしょうか。本試験に向けての総まとめの時期かと思います。今まで、本試験の第1問仕訳第3問試算表の作成第5問決算処理についてお話してきました。

それぞれ、ほぼ20点、30点、30点の配点です。と言うことは、まだ登場していない第2問、第4問の2つで残りの20点ということになります。「簿記3級合格の秘訣」の最終回ではそのお話をしたいと思います。

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第2問、第4問の出題内容とは

日商簿記検定3級の第2問、第4問は『小問』です。最近の出題内容としては、勘定記入、伝票、補助簿の選択、商品有高帳、用語記入、補助簿の読み取りなどです。この中で問題が思い浮かぶものはいくつありますか?

商品有高帳をはじめ、補助簿については、何度か実際に帳簿を書いてみると慣れてきますよ。今回は特に質問が多い勘定記入と、頻出の伝票を取り上げます。

勘定記入問題の攻略法!

まず、勘定記入の問題です。T勘定の空欄に、勘定科目、金額を埋めていくケースが多いです。T勘定は学習のスタートから登場していますが、ここでもう一度確認です。Tの上に書いてある勘定科目(ここでは現金とします。)が、借方に〇〇円、貸方に△△円と書かれています。

〇〇円の左側に“売上”と書いてあったら、その売上勘定は、借方?貸方?ここが一番ややこしいところですね。パッと見たところ、売上は左側、つまり借方に書かれていますが、最初にお話ししたようにこのT勘定は“現金”の借方が〇〇円と表しているのですから、売上は反対側、つまり貸方に来るということになります。

売上のT勘定を見たら、今度は貸方に〇〇円、そしてその脇に現金と書かれているのです。T勘定を仕訳に直せると良いですね。その2つの勘定科目の関係をつかむと、消耗品と消耗品費、支払利息と未払利息の関係もわかってきます。

もう1つ、ぜひ覚えていただきたいのが、期末の残高を“次期繰越”とするものと“損益”に振り替えるものです。前回の第5問でも出てきましたが、次期に持っていきたい資産・負債・純資産は次期繰越、当期の成績としてまとめるもの収益・費用は損益に振り替えます。

問題で、決算日の日付があったらどちらかが入ることが多いですよ。最後に記入していく順番ですが、上から、左から順序良く埋めていきたいとは思いますが、実は分かるとことから!が大事です。勘定と勘定のつながりを考えながら埋めていきましょう。

伝票問題の攻略法!

次に伝票です。第3問でも少し出てきましたね。3級に登場する伝票は3種類。入金伝票・出金伝票・振替伝票です。

入金伝票…現金が増加した場合、仕訳をすると借方が現金となる取引を記入
出金伝票…現金の減少、仕訳をすると貸方が現金となる取引を記入
振替伝票…現金が登場しない取引を記入

入金・出金伝票はどちらも、仕訳の片方が“現金”と決まっていますので、相手科目と金額が記載されています。最後の振替伝票は、仕訳と同じに借方科目、貸方科目と金額が記載されています。その伝票の問題は2つ。1つは一部現金取引の伝票の記入内容が問われるものです。

コツは、取引自体の仕訳を書き出し、資料にある記入済み伝票から、取引のどの部分が処理済みで、どの部分が足りないかを読み取り、その足りない部分の伝票を作っていくことです。

もう1つは仕訳日計表です。1日に起票されたすべての伝票を、仕訳日計表に勘定科目ごとにまとめていくものです。気をつけたいのは、入金・出金伝票です。先にお話ししたように、この2つには相手の勘定科目のみが記載されています。その相手勘定が、入金伝票では貸方に、出金伝票では借方にきます。難しくはないのですが、入金・出金伝票は伝票名以外は同じフォームなので、慌てずに集計していってください。

第2・4問を数値的に考えると、100点中20点ということは試験時間の120分中、次回配分としては24分。ですが第3、5問に時間を割くと考えると、かかっても20分。難易度的に時間を掛ければ完答できる問題ですが、本試験では時間が大切です。あまり時間を掛けずに解けるところを選ぶ判断も必要です。

逆にまったく手を付けないと、あと少しで合格点だった場合にとても勿体ないことになります。時間を掛けずに取れる点数をしっかり取るためには、練習の時からスキマ時間を見つけて、問題を見る→解く→確認する、を短時間で繰り返していきましょう。

まとめ

これまで全5回、日商簿記検定3級の内容とあわせポイントをお話ししてきました。まだまだお伝えしたいこともありますが、皆さんの毎日の積み重ね学習で自然に気づかれることと思います。

ちょっと地味なイメージの簿記ですが、問題が解けるようになったり、コツコツ処理をして、最後の合計がピッタリ合った時の達成感を味わうと面白くなってきませんか?

まだそんな気持ちには…という方、ここが頑張りどころです!せっかく始めた簿記です。面白くなるまで、そして合格を目指して1歩1歩進んでいきましょう。皆さん、頑張ってください!心から応援しています!

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