こんにちは。オンスク運営事務局のクニミネです。今回は、簿記3級受験インタビューの前編に引き続き、後編をお送りします!
後編では、当日の試験の雰囲気や、簿記3級試験までの勉強期間や勉強方法などをお伺いしてみました。
簿記3級試験を受験してみての印象と当日の雰囲気
ガッカリしないように「見直し」「書き直し」は慎重に…。
事前に試験当日と同じ形式で予行練習しておくと、自分が問題を解くペースもわかるので、安心して当日迎えられそうですね。
そんなスナガさんは、実際、どの位の時間ですべての問題が解けたんですか?
簿記3級の試験時間は2時間になるのですが、
80分で解く+20分見直し(計100分)
程度かかって、20分前に試験会場を後にしました。
順調に解けて、席を立たれたんですね。
ミウラさんが受けたときはどうでしたか?
自分も比較的余裕を持って試験時間内に解ききることができました。でも途中退出はせずに、解いた後に見直しをして2時間を過ごしましたね。
前回受けているので、すでに合格証書が届いていて、試験結果は82点でした。
ただ、見直しした時に「ここ、ひっかけだ!」と書き直したところが間違えていて…かえていなければ+6点とれたはず、と思うのと少し残念でした。
わかります!
僕も見直して書き直したのが間違ってしまって…2点落としました。書き直さなければ、満点とれたかも…と思うと、なんで書き直してしまったんだろうと…。
途中退出後は会場へもう戻れない。体調管理が大事!
FP3級受験インタビューの時にもあった“試験あるある”ですね。どこまで見直すべきか、は考えもの…ってことですね。
あと、当日受験してみての印象や感じたことはありますか?
試験中、途中退出する人は少なかったですね。100名位いるうち、数名程度でしょうか。
受験しにきていた人は、高校生くらいの方からご年配の方まで様々で、男女比としては5:5か4:6程度で女性の方が若干おおかった印象でした。
自分が受けた時もほぼ退出している人はいなかったね。
あと、季節的に暑くなってくると、試験会場がキンキンに冷えていたりするんですよ。そうすると、身体が冷えてしまって、試験中にトイレ行きたくなってしまったりするので、注意が必要だと思いますね。
トイレにいきたくなって、途中退出してしまった場合、再度試験会場に戻って続きを解くことはできないですから。
僕は試験会場について1回。あと、試験5分前にも念のため、トイレに行きました。
それ正解!
試験途中でトイレにいきたくなってしまったら集中力そがれて、問題を解くどころじゃなくなるからね。当日は体温調節できるようにしたり、事前の体調管理は大事だと思います。
簿記3級試験まで、どの位勉強していましたか?
スナガさんは、FP受験をされた女性スタッフ2名とともに、仕事が終わった後に勉強されているとお聞きしましたが、実際、どの位の勉強をしていたのですか?
僕は3月中旬から勉強していたので、3ヶ月位です。総時間としては60時間ほどです。
スタート時はインプットにあてていて、その後、5月中旬から直近までは過去問を解いたり、電卓たたいたり、ひたすらアウトプットをしていました。
直前期には、FP受験インタビューの2人と勉強していたので、「やらないと!」と勉強するスイッチが入りやすかったです。
2人の受験が終わってからはひとりで勉強していたので、ちょっとサボってしまった日もありますが…(笑)
みんなで勉強しよう!って事前に決めていたら、「もうやるしかない」っていう気持ちになりますもんね。仲間の存在が大きかったということでしょうか。
三浦さんは少し前のことになりますが、どんな感じでしたか?
自分の場合、実は簿記3級の試験の前にいきなり2級を受けたんですよ。
勉強を始めた当初は簿記の基礎知識などまったくなかったので、2級の内容がさっぱり分からないながらも進めていて…その後、2級受けたら惜しいところまでいったのですが不合格で(笑)
やっぱり、まずは3級で基礎から見直そうと思って、2級で学習した内容を思い出しながら、直前期に少し勉強していました。総時間としては30時間はやったかな?と思うんですが、やはり工業簿記がなく、商業簿記も2級よりかなり難易度が低かったので、受験したら合格できた感じですね。
スナガさんは3ヶ月という余裕を持った学習スケジュールから、じっくりスタートすることで自己採点でも高得点。
ミウラさんの場合は上位級である2級の学習をしていたアドバンテージがあったので、短い学習時間でも3級合格につながっているんですね。
オンスクの活用法とメッセージ
オンスク情報マガジンで、間違いやすいパターンを事前把握
簿記3級の試験勉強をしているなかで、オンスクで役立ったものはありましたか?
簿記は択一式ではなく、記述式の試験なので、問題を読んで正確に理解して、手を動かして財務諸表などの表を作ったりするのがメインの試験かと思います。そのなかで、オンスク情報マガジンの「簿記3級 直前対策攻略法」「簿記3級合格の秘訣」はとても役に立ちました。
例えば、簿記3級 直前対策攻略法「毎期同額経過勘定」のみんな間違えちゃう例!のような出題が過去問にもあり、考え方の参考になったり。
あと、簿記の試験は第1問~第5問の5つで成り立っているのですが、それぞれの攻略法を頭にいれてからアウトプットすることでより理解でき、解くスピードも上がりました。
簿記3級 第1問対策「仕訳」を解くコツとミスしがちなポイントにもあるけれど、簿記の試験の場合、漢字が間違っていても不正解になるからね。
記述式の試験だし、結構シビアに見られるみたいなので、時間配分を考えて、綺麗に書けるようにしておけるといいよね。
そうですね。数字があっていたとしても勘定科目とかの漢字が間違っていたら、不正解になってしまうので。ミスしやすい箇所を事前に押さえておけたのがよかったです。
直前対策や勉強法のマガジンは、会計士資格を持っているスタッフや資格の学校TACで実際、受験生と触れている講師からのアドバイスなので、知っておいて損はない情報だと私も思います。
それでは最後に、簿記3級受験を考えている皆さんへのメッセージをお願いします。
簿記3級受験を考えている皆さんへメッセージ
今回初めて簿記の勉強をしてみて、簿記はとにかく問題を解いて慣れることが大事かなと思いました。
問題を解いて、些細なケアレスミスでもとにかく間違えた箇所のメモを取る、次に問題を解くときはそこに注意する。
これを繰り返していけば確実に点数は上がってくると思いますし、最初はなかなか合わなかった表の合計が合うようになってきて、問題を解くのが楽しくなってきます。
これから簿記の勉強をする人もぜひ自分なりの楽しみを見つけて勉強をしていって欲しいと思います。
資格の勉強というのは簿記に限らず大変なものだと思います。特に社会人の方なら仕事でもヘトヘトになるのに、さらに睡眠時間を削ったりして勉強時間を確保しなければいけないですから。
でもそうした努力は絶対に無駄にはなりません。たとえ一度で合格を勝ち取れなかったとしても、今までの自分にはなかった力が確実に身についていると実感できるはずです。
まずは簿記3級をスタート地点と考えて、将来の輝いてる自分を想像しながら勉強すれば、面倒な仕訳も少しだけ楽しくなるかもしれませんね(笑)
メッセージありがとうございます!何事も新しいことにチャレンジする時には、慣れるまでは試行錯誤が必要かと思いますが、資格取得の勉強をする中で楽しさを感じていただけるといいですね。
これから、2人とも次の資格取得試験に向けて学習をスタートされていますが、合格を目指してがんばってください!ありがとうございました!
簿記3級受験インタビューの後編は以上となります。簿記3級に興味を持っている方に少しでも、資格試験の勉強方法や当日の雰囲気などを感じていただけたら幸いです。
これからもご自身がなりたい自分になれるよう、学びを続けてまいりましょう。
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