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第146回 日商簿記3級 試験解答(試験講評) 解答速報

第146回 日商簿記3級 試験解答(試験講評) 解答速報

2017年6月11日(日)に実施された第146回 日商簿記3級 試験解答(試験講評)をお送りします。前回の第145回との違いとしては、第4問の配点が2点高く、第5問の配点が2点低くなっているようです。試験の振り返り、次回以降の対策の参考としてご利用ください。

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第146回 日商簿記3級 試験解答(試験講評)

全体

問題資料の中に、いくつか取引内容を把握し辛い表現が見受けられるものの、いずれも会計処理に関する指示があり、合格点を取れるよう配慮されています。ボリュームと難易度が考慮された良問でした。今回の平均合格率(全国)は 50%前後と思われます。

第1問(20点)

取引に関する仕訳問題です。1.仕入時に当店負担の引取費があること、4.売掛金の貸倒れに一部現金による回収があること、5.仮払金の清算の際に前受金の受入もあることに注意が必要ですが、第1問で16点は得点できるでしょう。

第2問(10点)

多くの方が得意とする補助簿の選択問題ですが、今回の問題は、現金出納帳に記帳する取引が通貨(紙幣と硬貨)のみの記帳であることが限定されている資料が含まれていたり、該当する補助簿が1つもない取引があったりと、過去に出題された補助簿の選択問題に比べて、高いレベルの問題となっています。ただし、問題文を最後まで丁寧に読んで解答すれば、6点は狙える問題です。

第3問(30点)

売掛金・買掛金明細表の作成を含む合計残高試算表作成問題です。前受金・前払金の受け払いを前提とした売上・仕入取引や、立替え払いした発送費を売掛金に含める取引等に注意が必要です。また、掛明細表も作成しなければならないので、仕訳の正確性と集計の迅速性を問われる問題となっていますが、最低でも21点は得点しなければいけません。

第4問(10点)

伝票の起票問題です。(2)はICカード使用時の伝票起票が問われています。ICカードへの入金処理は既に完了していることに注意が必要です。本問は(1)を正解することで6点は得点できるでしょう。

第5問(30点)

財務諸表作成問題です。売掛金修正後の金額に対する貸倒引当金の設定、期中取得した備品に対する減価償却費の計上、貸借対照表に記載する際の一括間接控除形式による貸倒引当金、科目別間接控除形式による減価償却累計額等に注意が必要です。本問では 21~24点は得点できるでしょう。

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日商簿記3級 解答速報

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