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第156回 日商簿記3級試験 解答速報・試験講評

第156回 日商簿記3級試験 解答速報・試験講評

2020年11月15日(日)に実施された第156回 日商簿記3級 解答速報・試験講評をお送りします。試験の振り返り、次回以降の対策の参考としてご利用ください。

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第156回 日商簿記3級 試験講評

全体

第1問を除き、第2問・3問・4問・5問に難解な箇所があることから、高得点は望めないものの、合格点は取れる問題でした。70点台で合格される方が大半であるように思います。今回の平均合格率(全国)は40%前後と予想します。

第1問(20点)

取引に関する仕訳問題です。全問オーソドックスな問題なので、20点満点を狙える問題でしょう。

第2問(10点)

剰余金の配当・処分を含む、繰越利益剰余金に関する問題です。問1が、利益ではなく、損失を損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替える問題であることと、問2が、初出題の繰越利益剰余金勘定の記入問題であることから、高得点は望めませんが、何とか4点は得点して欲しいところです。

第3問(30点)

取引件数は16件ですが、売上取引に発送費、仕入取引に引取費が絡むので、慎重に仕訳しなければいけません。また、仕入戻しに関する発送費は、先方負担の着払いであることから、「仕訳不要」となることに注意が必要です。本問は21点は得点したい問題です。

第4問(10点)

問1の補助簿の選択と、問2の擬制法による振替伝票起票は得点しなければいけません。問3の減価償却費算定は7月1日の備品取得時における引取運賃を取得原価に加算することと、月割計上であることに注意が必要です。本問は8点は得点しなければいけません。

第5問(30点)

初出題の決算整理後残高試算表作成の問題です。決算整理事項等の1.償却債権取立益勘定を使用すること、2.発送費を未払金で処理すること、7.受取利息から前受分を調整すること、8.仮払金が家賃の前払い分であること、収益総額から法人税等を含む費用総額を差し引いて当期純利益を算定することに注意が必要です。本問は最低でも18点は得点したい問題です。

日商簿記3級 解答速報

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