みなさんこんにちは。私はオンスクでエンジニアとして働く「ドラゴン」というものです。実は私、公認会計士を取得しており、その頃の学習経験を活かし簿記3級の直前対策を何回かに分けてお届けしたいと思います。 ぜひリラックスして読んでみてください。
今回は全体の時間配分について。
一般的に、最良な『解く順』というのが謳われています。 第3問や第5問は時間がかかるので後回しにしたり、先にやったりというものです。しかし個人的には解く順なんてどーでもいいと思ってます。どうせ全部解かないと合格は難しいのだから、時間配分守って好きな順で解けばいい。
重要なのは、時間配分を把握することと、それを必ず守ること。
1.試験がスタートしたら1分以内に問題用紙や回答用紙を眺めろ
第2問や第4問は毎度同じような論点が出るので、それの確認。第3問や第5問も同じく見慣れた回答形式のものかどうかをサッと確認。
ここで何分もダラダラ確認しても意味ないです。1分くらいサササっとで十分かと思います。
2.見慣れない出題があったら
もしはじめて見るような出題があったら、その問題は最後に解けばいいと思います。ラストに落ち着いて部分点狙いで。
「何これ?ヤバイヤバイッ!」って初っ端からパニック起こさないように。どうせみんなうまく解けないし、満点取る必要なんてないですから。
通常は見慣れた出題(過去問類似問題)しかないので、その可能性は低いですけどね。
3.理想的な時間配分
さて問題確認後、残り119分。一般的な出題の場合、理想的な最大の時間配分は以下の通りと思われます。
第1問 | 10分 |
第2問 | 15分 |
第3問 | 35分 |
第4問 | 15分 |
第5問 | 35分 |
これで最後の見直し時間(5分〜10分程度)も含めて、きっちり配分できます。
重要なのは、この最大の配分時間を超えそうな時は、頃合いで見切りをつけて次に行くことです。まだ解いていない問題で確実に得点できるものがあるかもしれないのに、1つの問題に時間をかけすぎてしまい、そのチャンスを逃すのは勿体無いです。
4.最後の見直し
一通り解き終えて、時間配分もうまくできた場合、十分に時間が余るはずです。そのまま回答用紙を提出して会場を出るのも構いませんが、できれば見直ししましょう。
氏名の記入などを確認するのは当然として、優先的にやるべきなのは、
第1問で指定勘定科目以外を使用していないか
精算表など回答用紙上の記入箇所(貸借)を間違えていないか
簡単な電卓検算
などです。それでも時間が余った場合は、自信がない回答やわからなくて飛ばした問題にチャレンジしましょう。
とにかく、空欄がある状態で回答用紙提出だけは避けたいところです。最後の最後までわからないものがあれば、何でもいいから書きましょう。「0」とか「1,800」とか。
時間配分は非常に重要です。人間である以上、機械のように時間を配分するのは難しいですが、本番まで過去問や予想問題を演習する時に、時間配分も意識してトレーニングしていきましょう。
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