みなさんこんにちは。簿記会計マスター(自称)のドラゴンです。前回は毎期同額経過勘定について触れておきましたが、今回は単純に間違えそうな仕訳について少しだけ。
間違えそうな仕訳について
第1問だけでなく、試験の全範囲にわたって『仕訳』ができなければまず正答できません。とはいえ、焦ったりして凡ミスすることもありえます。ここで間違えやすいであろう仕訳を簡単に再確認してみてください。
1.小切手の処理
1,000円の小切手を振り出して支払った。
借方 | 貸方 | ||
××× | 1,000 | 当座預金 | 1,000 |
これは超基本ですね。小切手を振り出すと当座預金口座から引き落とされるので、当座預金のマイナス。
しかし逆の取引になると少し変わります。
代金1,000円として他店振出しの小切手を受け取った。
借方 | 貸方 | ||
現金 | 1,000 | ××× | 1,000 |
これたま~に引っかかります。
「小切手」=「当座預金」に惑わされて、「当座預金の増加」とミスしてしまうのです。あれこれ考えずに、他店(他人)振出し小切手を受け取った時は、『現金の増加』とすり込みましょう!
2.後払い、後受け
みんな理解しているでしょうが、『売掛金、買掛金』と『未収金、未払金』の違いは重要です。
どちらも、「後で払う(受取る)」という経済事象としては共通していますが、使う勘定科目が異なります。
商品2,000円を仕入れ、代金は月末に支払うこととした。
借方 | 貸方 | ||
仕入 | 2,000 | 買掛金 | 2,000 |
建物2,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
借方 | 貸方 | ||
建物 | 2,000 | 未払金 | 2,000 |
簡単に考えると、「商品」の取引の場合は売掛金・買掛金、「商品以外」の取引の場合は未収金、未払金と覚えておけば大丈夫でしょう。
通常、営業取引の場合、「掛けとした」という文言で出題されるため間違えることは少ないでしょうが、ひっかからないようにしましょう。
3.貸倒引当金
貸倒引当金だけ考えると簡単ですよね?「3%の貸倒れを見積もる。」などと貸倒率が与えられるので、売掛金や受取手形の残高にこのパーセントを掛けるだけですから。
しかし、本試験ではよく次のように出題されます。
1.期中に売掛金1,000円が決済されていたが、未記帳であった。
:
4.売上債権の期末残高に対して3%の貸倒れを見積もる。
(売掛金残高10,000円、貸倒引当金残高100円)
借方 | 貸方 | ||
貸倒引当金繰入 | 170 | 貸倒引当金 | 170 |
※(10,000 - 1,000) × 3% - 100 = 170
本試験では、単純に売掛金・受取手形の残高に率をかけて計算させるような問題ではなく、貸倒引当金計算の前に売掛金の誤記帳や未記帳などで残高が変わっていることが多いです。
ここで1点2点を落とすのは勿体ないので、貸倒引当金の指示を見つけたら「きっと売掛金の額の修正があったはずだ」と疑ってから計算しましょう!
以上、たまに引っかかっちゃう仕訳をいくつか挙げてみました。 凡ミス、ダメ、絶対。
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