「中国語を習得したいけど、なかなか上手くいかない…」とお悩みの皆さん!
この連載では、中国語検定HSK6級保持ライターである私、依田有里佳が、中国語の習得に最適な「中国語日記」というものをご紹介したいと思います!
連載第1回目の今回は、中国語日記を書くことのメリットや書き方、実際に日記を書くためのおすすめツールについて紹介します。
中国語上達のためのキーツール!中国語日記とは?
中国語日記とは、読んでそのまま、日本語ではなく「中国語」を使って書く日記のことです。
そしてこの中国語日記は、学んだことのアウトプットに非常に有効な勉強方法でもあります。
書き方は至ってシンプルで、日々のできごとを中国語で書き記すだけです。
中国語日記を書くことで得られるメリットとは?
日記を書くことが、普通に学ぶのと違ってどういうメリットがあるの?と思う人もいますよね。
中国語日記は、中国語を学ぶ上でのメリットがたくさんあるんです!
ここでは、私が特に感じた3つのメリットをご紹介していきます。
メリット① 中国語をより早く習得しやすくなる
日記は、日々あったことやしたことを思い出しながら書きますよね。
そう思って日々過ごすとなると、日記を書くためにいつも「この名前って中国語でなんて言うんだろう?」「こんな時、中国語ではどう表現したらいいんだろう?」などと、考えながら生活をする癖がつきます。
これは、中国留学をしているのと近い環境といえるのです。
留学をしていると、伝えたいことがあるけれど言い方がわからない…!という状況に毎日直面しますが、そのたびに、少しずつ言葉を学んでいきます。
中国語日記を書くことは、日常生活の中で常に中国語について考えることになり、それが結果的に、日本にいながら中国に留学しているときと同じような状況を作り出すというわけです。
すると、街中でも中国語に自然に目が行くようになり、例えば駅やトイレの案内板や、お店の中のメニューなど、日本の街に溢れている中国語にもよく気付くようになります。
日々の意識を少し変えるだけで、実生活に基づいた、より実践的な表現を学ぶことができ、それが、テキストを見るだけの勉強より圧倒的に早く、身近な中国語が身に付くことに繋がるのです。
メリット② より日常的な表現を覚えられる
教科書だけで勉強していると、どうしても教科書的な硬い中国語表現になってしまうこともあるでしょう。
例えば、日本語にも表現はたくさんありますが、友達と話すときに「宿題を手伝ってくれませんか?」とは言いませんよね。これだと、あまりにも硬すぎて不自然です。
現実的には「ちょっと宿題手伝ってくれない?」などという感じになるのではないでしょうか。
このような、日常で出てくる単語や口語的な表現を身に付けるのにも、中国語日記は最適です。
個人的に書く中国語日記では、例えば、「友達とプリクラを取りに行く」「暇だったから散歩してた」など、教科書で出てきそうででてこない表現方法を考えることができます。
これは、中国語日記を書くメリットといえるでしょう。
メリット③ アウトプット力が身に付く
「中国語をなんとなく読めるし聞けるけど、書くこと・話すことは苦手」という人は多いのではないでしょうか?
どんな勉強もそうですが、インプットした後にアウトプットができるようにならなければ、本来の意味で習得したとはいえません。中国語日記を書くと、圧倒的なアウトプット力が身に付きます。
これは、大きなメリットといえるでしょう。
中国語日記を書くためのおすすめツールとは?
最後は、実際に筆者が使った中国語日記を書くためのおすすめツールと、それらをどんな書き方で使用していたかを紹介します!
① 日記帳
筆者撮影
定番ですが、一番使い勝手がいいのは日記帳です。
私は、小さめの日記帳を常に持ち歩くようにしていました。
私がしていた書き方は、日常を過ごす中で、中国語でわからない単語や気になった表現があればその都度日記帳に書き、帰宅後、夜寝る前に赤ペンで中国語の訳を追記するという方法です。
その日に気になったいくつかの項目をその日のうちに調べて覚えるため、ゲームを1つずつクリアしてくような感覚もあり、楽しく学べたような気がします。
一方で、すぐ書けて手軽な日記帳は、中国語の表記や使い方が間違っているかどうかの判定が自分では完全にはできないのが、デメリットでもありました。
この対処法として私は、ネット検索で近しい表現を探したりしていました。
② Hello Talk(アプリ)
HELLO TALK画面例
日記帳のデメリットを解消するのが「Hello Talk」というアプリです。
Hello Talkは、登録者数が世界中で3,000万人もいる言語交換アプリです。
様々な言語を学びたいユーザーが世界中から集まり、ネイティブの語学パートナーを見つけられるのがHello Talkの大きな特徴です。LINEのようなチャット形式でネイティブと会話し、言い間違った場合は相手が訂正してくれます。
またHello TalkにはTwitterのようなタイムライン機能があり、パートナー以外のユーザーにもタイムラインは公開されます。私はそこで中国語日記を書いていました。
この機能のいいところは、自分が書いた文章をネイティブ達が無料で添削をしてくれるところです。
しかし、一部には出会い目的で連絡をしてくるユーザーがいるので、あまり個人情報を書きすぎないようにするのが、使ううえでのポイントですよ。
中国語日記は、学びのアウトプットに非常に有効な勉強方法だということが、わかっていただけましたでしょうか?
いろいろなメリットがありますが、中国語日記において一番大切なのは、日記を「書き続ける」ことだと思います。毎日継続し、より実践的な中国語力を身に付けていきましょう!
さて、続く2回目は、「中国語日記を書いてみたいけど書き方がわからない」「継続させる方法が知りたい」「どんなことに気を付けたらいいの?」そんな疑問を解決していきます。お楽しみに!
参考URL:
https://www.hellotalk.com/
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