皆さんこんにちは。
連載「1ヵ月で販売士3級に合格する勉強法」、第5回の今回は「マーケティング」科目の勉強法についてお教えします。
マーケティングという言葉は、知ってはいるけれどどのような意味か説明できないという方もいるでしょう。
マーケティングとは、マーチャンダイジングで覚えた商品化計画の続きと考えてもらっても構いません。その商品を誰に売りたいのか、またはどの客層に需要があるのかなどを分析します。
サイトや懸賞ハガキなどで、アンケートに答えたことはありますか?その際、自分の年齢、職業、住まいなど私的な情報を入力したかと思います。その情報を元にマーケティング=分析が行われているのです。
分析することは、商品計画のしくみや顧客属性のパターンなどを知るということです。勉強法といってはなんですが、実際にアンケートサイトに登録していくつか回答してみると、必要な顧客属性パターンが見えてくるはずです。
マーケティングとは?
販売士の正式名称は「リテールマーケティング」ですが、そう呼ばれるだけあって、マーケティングの科目は重要です。
販売士は、売れる商品を作っていかなければいけません。そのためにはお客様が欲しいと思う商品を作り、適切なターゲットに向けて発信することが重要です。販売士に求められるのは、良い接客、日々の業務、専門知識だけではないのです。
と言っても、販売士3級の試験では用語の穴埋め問題が多いため、難しく考える必要はありません。どうしたら商品が売れるのか?お客様に目を留めていただけるのか?という課題は、販売士検定の合格後についてきます。
販売士3級「マーケティング」科目おすすめ勉強法
マーケティングで勉強する範囲は、マーチャンダイジングに続き、かなり多いです。
なぜかというと、マーチャンダイジングは商品化計画を主にしていますが、マーケティングは、顧客、広告、商圏、店舗フロアゾーニングと、さらに視野を広げて戦略を考えていかなければならないからです。
それに加えて、この科目ではあまり聞き慣れないカタカナの専門用語が多く出題されます。
どの項目も商品を売るために考えられている戦略であり、顧客ターゲットを意識してまとめられたマニュアルでもあると言えます。
実際に、マーケティング科目で出題される例題を見てみましょう。
次の文章は、小売業が展開する販売促進策について述べている。文中の[ ]の部分に、下記の語群のうち最も適当なものを選んで、答案用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
小売業が展開する販売促進策は、[ア]、購買促進策、店頭起点の販売促進策に大別される。そして、アには広告、[イ]、口コミなどがあり、さらに広告には店内広告、店外広告、[ウ]がある。一方、購買促進策は、人的販売、[エ]に大別され、人的販売には[オ]やデモンストレーション販売などがある。
<語群>
1 推奨販売 2 ゾーニング 3 イメージアップ 4 パブリシティ 5 直接広告 6 シェルフマネジメント 7 棚割り 8 フロアマネジメント 9 来店促進策 10 狭義の販売促進
(「マーケティング」科目、第3章「販売促進の基本的役割」から出題)
いかがですか?解答は、
[ア]9
[イ]4
[ウ]5
[エ]10
[オ]1
となります。
マーケティング科目では、販売士3級も2級も同様のボリュームがありますが、丁寧に覚えていけば問題ありません。
勉強法としては、基本の専門用語の暗記から始めるとよいです。
用語の細かい意味や、戦略の詳細については2級レベルで求められる問題なので、3級ではあまり深く考えなくてもよいでしょう。
今回は販売士3級試験「マーケティング」科目の勉強法についてご説明しました。
次回は「販売・経営管理」科目の勉強法についての解説です。
販売士3級講座参考URL:
東京商工会議所サンプル問題(https://www.kentei.org/hanbaishi/mondai.html)
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