皆さん、こんにちは!
秘書検定についてご紹介するこの連載「ビジネスマナーを学べる秘書検定」(全5回)も後半に入りました。
第4回の今回も問題から始めましょう!実技「マナー・接遇」分野からの出題です。
【問題】
後輩へ忠告する際の注意点について、次の中から不適当と思われるものを選んでください。
(1) 後輩の気持ちを傷つけないよう、1対1の場面で忠告するようにする。
(2) 忠告する前に、事実関係をよく確かめる。
(3) 手際の良い社員と比較し、仕事の進め方をアドバイスする。
(4) 感情的にならないよう、穏やかに忠告する。
(5) 一度忠告したら、後はいつもどおりに接する。
はて、どの選択肢も適当に思えませんか?
ですがひとつだけ、「もしかしたら相手の気分を損ねるかも」という選択肢があります。答え合わせはこの記事の最後で!
さて、今回は秘書検定2級 3級の学習期間について考えていきたいと思います。
何かと忙しい社会人。できれば学習期間は短い方がいいですよね。
具体的に1ヶ月という期間を想定して、秘書検定2級 3級の学習は可能かどうか考えてみましょう。
秘書検定の受験チャンスは年3回!短期集中学習でいこう
秘書検定の2級と3級は例年、6月、11月、2月の年3回試験が行われます。
受験申込みは試験の2ヶ月前から可能で、1ヶ月前に締め切られます。
一番近い受験日まで1ヶ月以上あるのであれば、その日を目標に短期集中学習で合格を目指しましょう!
オンスク事務局注:
秘書検定2級・3級では、2021年3月からCBT試験方式(※)が導入されています。
※紙の問題用紙・解答用紙を使わず、パソコン上で受験する方式
秘書検定2級 3級は1ヶ月で取得できる!?短期集中学習をおすすめする理由
秘書検定の2級、3級の出題は、9割がマークシート方式です。正解と思われる選択肢の番号を塗りつぶすアレです。
ここに短期集中学習をおすすめする理由があります。マークシート方式なら、問題文の内容や単語の意味が全部わからなくても、正答を選ぶコツがあるからです。
秘書検定のための知識や技能の勉強をするのはもちろん大切なことですが、テキスト丸ごと覚えてからでなくちゃ受験できない…と尻ごみするのはもったいない。まずは例題や予想問題を解いて、苦手な分野を洗い出すところからスタートです。
1ヶ月という短期間だからこそ集中力が持続するというメリットもあります。学習方法や回答のコツは次回ご紹介しますね。
出題形式の残り1割、記述式の問題も簡単!?
先ほど、出題形式の9割がマークシート方式だとお伝えしましたね。
残りの1割は何かというと、記述式です。例年、全35問出題される傾向にありますので、記述式の出題は4題程度ですね。
記述式といっても、自分の考えを長文で述べるようなものではありません。
「この一文を丁寧な表現に書き直しなさい」「この社内文書で直すべきところを箇条書きにしなさい」といったものです。
なんとなく手ごわそうに感じるかもしれませんが、聞かれるのは仕事でよく使う言い回しやマナーがメインです。
3級なら「初歩的な知識」、2級なら「一般的な知識」ですね。
日ごろ仕事で社内文書を作ったり、来客対応をされる方なら、なおさら回答しやすいと思います。
秘書検定2級 3級は、1ヶ月程度の短期集中学習での突破が十分可能です。
秘書検定の学習をしながら、回答のコツも並行して身に付けましょう。
次回は、秘書検定2級 3級の学習のコツについてご紹介していきます。連載最後となりますので、ぜひお付き合いくださいね。
さて、冒頭の問題の答え合わせです。
後輩へ忠告する際の注意点として不適当なのは、
「(3)手際の良い社員と比較し、仕事の進め方をアドバイスする」
でした。他人と比較する指導は、相手のプライドを傷つける可能性があるためです。
秘書検定ではコミュニケーションの微妙なコツも聞かれます。秘書検定で学んだ気配りが、実務でけっこう役に立つんですよね。
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