皆さん、こんにちは!
秘書検定についてお伝えしていく連載「ビジネスマナーを学べる秘書検定」、第2回です。
今回は、秘書検定がどのように役立つかについてご紹介していきます。
本題に入る前に、ひとつ問題です。
前回の記事で秘書検定の出題科目は5つあるとご説明しましたが、その中の「職務知識」からの出題です。
【問題】
秘書が上司について知っておかなければならない事柄について、次の選択肢から不適当なものを選んでください。
(1) 所属団体
(2) 業務外での副収入
(3) 家族構成
(4) 趣味
(5) 健康状態
秘書の仕事は「上司を知る」ことから始まりますが、知るべきでないこともあります。知るべきこととそうでないことの線引きを問う問題、回答はこの記事の最後で!
秘書検定のお役立ちポイント① 人柄が育つ
前回、秘書検定の勉強をすることで、社会常識やマナーが身に付くとご紹介しましたね。
さらに秘書検定のユニークなところは、「人柄育成」を目標に掲げている点です。
「人柄」の良さとは、感じの良さ。相手に「なんかいいな」と思わせる、内面からにじみでる印象のことです。
なんで資格の勉強をしたら人柄が良くなるのさ、と疑問に思いますよね。これには秘書に求められる適性が大きく関わっています。
秘書は上司と関係者の橋渡し役です。日頃から上司の部下達とコミュニケーションをとり、業務が円滑に進むように根回しするのも秘書の役目。
また、秘書は「組織の顔」とも呼ばれます。秘書の印象やふるまいは、そのまま組織と上司の評価に直結するのです。
そのため、秘書の適性として人柄が重要視されるわけです。2級 3級ではとくに、秘書にふさわしい人柄やふるまい方についてしっかり出題されます。
周囲の人に明るい笑顔で接すること、相手と話すときは謙虚な姿勢を保つこと、正しい敬語で温かみのある話し方をすること…などなど、秘書検定は、人柄のブラッシュアップにまで役立つのです。
秘書検定のお役立ちポイント② ビジネスの基本が身に付く
来客応対から職場環境の整備、上司のための資料作りなど、秘書の業務は多岐にわたります。ですので、秘書検定で出題される範囲も幅広くなります。
職場での対人関係やマナーの基礎知識、ビジネス文書作成の基本などなど…。これらはすべて、秘書でなくても仕事をする人なら誰にでも必要な知識や技能だと思いませんか?
秘書検定の2級と3級は、特に仕事の基本を体系立てて学べます。
秘書検定の勉強に区切りがついたとき、想像以上にスキルアップしている自分に気がつくと思います。
秘書検定のお役立ちポイント③ 仕事だけじゃない!日常で活きる秘書検定
秘書検定では社会常識に人柄の良さ、ビジネスの基本まで身に付くというお話をしましたね。
たしかに秘書検定はビジネスに役立つ資格に違いないのですが、日常生活でも役立ちます。
冠婚葬祭、ご近所づきあいなど、その人のマナーや常識が見える場面は仕事以外にもありますよね。 秘書検定の2級 3級では、ビジネスシーンでなくても役立つ知識やマナーの基本を押さえることができます。
秘書検定で学んだ実際的なマナーや感じの良さは、どんなシーンでも活躍しますよ。習い事や知人との集まりなど、公私ともに何が縁になるか分かりません。
いつも「あの人、なんかいいな」という印象が残せるよう、秘書検定で磨いた技能や人柄を活かしてください。
秘書検定の2級 3級の勉強をすることで、社会常識やマナーの基本を学びながら人柄までブラッシュアップさせることができます。
秘書検定で学んだことを、実際の仕事や生活に積極的に取り入れてみてください。
秘書の仕事は、上司や周囲の人が気持ち良く動けるようにサポートすること。秘書の心得と技術は、仕事でも普段の人づきあいでも役に立ちます。
ここで冒頭の問題の答え合わせです。
正解は…「(2)業務外での副収入」でした。
上司の私的なことに立ち入りすぎないのも、秘書として必要な心構えです。
今回もお読みいただきありがとうございました。次回は、秘書検定の2級 3級の取得が簡単かどうかを考えてみましょう!
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