皆さん、こんにちは!
この連載では、就活生や第二新卒の皆さんに向けて、就活に役立つ様々な資格の中から「秘書検定」2級 3級についてお話しします。
第2回の今回は、2級と3級の出題範囲やレベルの違いについて解説します。
秘書検定の受験を決めたものの「どの級を受けたらいいかわからない!」「レベルの違いが知りたい!」という人にもわかりやすくお伝えしますので、肩の力を抜いて気軽に読んでくださいね。
「就活にマストな秘書検定をとろう!」全5回
- 1. 秘書検定が就活に役立つ理由
- 2. 秘書検定2級 3級のレベルの違いとは
- 3. 2級 3級の学習スケジュールとポイント
- 4. 2級 3級の学習で覚えるべきこと
- 5. 秘書検定「一般知識」覚え方のコツ
秘書検定の出題範囲は5つの分野に分かれる
秘書検定の出題範囲は、5つの分野に分けられます。1級、準1級、2級、3級のすべての級において出題範囲は変わりません。
①秘書としての資質
上司や来客など様々なシチュエーションに対して判断力や身だしなみ、機密を守れるかなど、秘書として正しい対応ができるかどうかの資質を問われます。
「あなたならどうするか?」ではなく「秘書ならどうするか?」という視点で考えることが大切です。
②職務知識
秘書として働く上で必要な知識を問われます。
秘書のすべき業務を理解し、上司が出張するときに確認すべきことや、メモすべきこと、必要な手配についてなど、実務的な知識を問われます。
また、上司の仕事をサポートするためにやるべきこと、やらなくてよいことを学びます。
③一般知識
社会人として知っておくべきカタカナ用語や経営、税務、法律に関する用語についての知識が問われます。
暗記が必要な分野なので得点を稼ぎやすい反面、難しい用語が多いのでイメージ力が大切になります。
④マナー・接遇
尊敬語や謙譲語、電話応対などの言葉遣いから、贈答、座席、パーティなどのマナーが正しく身に付いているかを問われます。
会社だけではなく私生活でもためになることが多いので、秘書検定の出題範囲の中でも一番楽しく学習できる分野ではないかと思います。
⑤技能
会議の手配や議事録の取り方、ファイリングや名刺管理、上司のスケジュール調整、グラフの書き方などの技能的な知識を問われます。
新入社員が任されることが多い内容もあるので、ぜひ身に付けておきたい分野です。
「理論」と「実技」って何?
秘書検定は、先ほど紹介した5つの分野について、さらに「理論」と「実技」の2つの項目に分けられます。
【理論】
①秘書としての資質 ②職務知識 ③一般知識
【実技】
④マナー・接遇 ⑤技能
秘書検定に合格するには、どの級においても「理論」と「実技」の両方で60%以上の正解率であることが必須となります。
つまり「理論」が80%の正解率でも、「実技」が50%なら不合格となってしまうので注意が必要です。
学習するときはこの「理論」と「実技」のバランスを考えて取り組むことがポイントです。
また「理論」を筆記試験、「実技」を面接試験だと勘違いする人もいますが、「理論」も「実技」も、筆記試験の出題項目です。
1級と準1級には面接試験がありますが、2級と3級には面接試験はありませんので、混同しないように注意しましょう。
秘書検定2級、3級のレベルは?
この記事を読んでくださっている皆さんの中には、秘書検定を受けると決めている人もいるかもしれません。
そこで、「どの級を受けたらいいのかわからない」人のために、秘書検定2級と3級におけるレベルの違いと受験方法について、詳しく解説します。
【3級】秘書の初歩的な業務を行う知識が身に付いている
解答形式は「マークシート」が9割、「記述式」が1割。
基本的な知識を問われる問題が多く、秘書の仕事について最低限の知識を身に付けている必要があります。
問題は一通りテキストなどを読んで理解していれば簡単に解けるものが多いです。
「秘書検定の雰囲気を知りたい」「2級を受ける前に力試しをしたい」という人は受けておいて損はないと思います。
3級は「新入社員に求められるレベル」をイメージするとわかりやすいです。
【2級】秘書の一般的な業務を行う知識が身に付いている
3級と同じく解答形式は「マークシート」が9割、「記述式」が1割。
出題範囲は3級とほぼ同じですが、2級では、基本的な知識に加えて実践的な判断力、対応力を問われる問題が多くなってきます。
秘書の仕事について理解するだけではなく、少し工夫しなければ解けない問題が多くなるので、参考書の理解だけではなく過去問を解くなど慣れが必要です。
一般的に「就活に有利」なのは2級以上と言われています。
2級は「社会人1~2年目に求められるレベル」をイメージするとわかりやすいです。
秘書検定2級と3級は一緒に受けられる?
「2級を受けたいけど、不安だから3級も一緒に受けたい」という人もいるかもしれません。
秘書検定は2級と3級、2級と準1級で併願することが可能です。試験は級によって午前と午後に分かれているので、併願した級を1日で受験することができます。
秘書検定は級によって問題のレベルが変わりますが、出題範囲は紹介した5つの分野で変わりはありません。
2級と3級を併願する人は2級のテキストで勉強を、2級と準1級を併願する人は準1級のテキストで勉強をしておくとよいでしょう。
いかがでしたか?今回は、秘書検定2級 3級の出題範囲やレベルの違いについてお話ししました。受験する級を決める参考にしてくださいね。
次回は秘書検定2級 3級の試験実施スケジュールや、試験当日までの学習スケジュールについて詳しくお話ししていきます。それでは、また。
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