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試験嫌いな方に贈る、中国語検定HSK2級対策 3つのコツ

試験嫌いな方に贈る、中国語検定HSK2級対策 3つのコツ

皆さん、こんにちは!木山です。

連載「HSK2級 最短合格勉強法」、前回は、中国でも認知度のあるHSKを取得して、中国の取引先などに好印象を与えましょう、というお話をしました。
わりと簡単なのに勉強にもなるHSK2級から取得することもおすすめしたのですが、実際にはどうやったら効率よく取得できるのでしょうか。

実は筆者は、試験というものが大の苦手です。

「試験」と聞くだけで、学生時代の暗黒の日々が思い出され、ゾッとしてしまいます(一夜漬けの達人、ぎりぎりの女王でした)。

そんな筆者がどのようにしてHSKを取得できたのか、今回はそのコツを3つ、お伝えします。

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HSK2級対策のコツ① まず大切なのは気持ち

合格を妨げる一番の要因はなんだと思いますか?

それは、なんといっても「勉強するモチベーションが下がる」ことです。皆さんの中にも、「よし!勉強しよう!」と試験勉強をはじめたものの、3日坊主ならぬ1日坊主で辞めてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

初めに、「なぜHSKを勉強するのか?」という目標を明確に設定してください。

学生のようにただ詰め込み式で覚えて合格することが目的ではないはずです。
「HSKに合格して、中国の○○さんというお客様と中国語でコミュニケーションがとりたい。それを皮切りに交渉事を円滑に進めるぞ」など、合格後の目的を明確にしましょう。

そうすると、「自分は試験を受けるために勉強するのではない、○○を達成するために手段の一つとしてHSKを利用するんだ」と思うことができて、筆者のような試験恐怖症の者にも有効でした。“試験のために勉強させられている”という感覚が無くなって、勉強のモチベーションを保つことができます。

また、会社の同僚数人で受験し、「受からなかった人は受かった人に飲み代を奢る」と集団でルールを定めるのも効果的です。自分だけで立てた目標だと、監視役がいないため自分に甘くなりがちですが、この方法なら同僚の目が気になるので勉強に打ち込むことができますね。

HSK2級 取得メリット

HSK2級対策のコツ② HSK対策本を繰り返す

折れない気持ちだけ保つことができれば、あとは結構簡単です。

HSK対策本を1冊、繰り返し3回勉強すればほぼ合格できます(筆者の場合、それを目標にしつつ2回ちょっとしか勉強しませんでしたが、なんとか合格することができました)。

所感として、2回やれば大よその内容を覚えることができ、3回やればさらさらと問題が解けるレベルになります。

中国語の勉強本ではなく、HSK対策本を使用するのがコツです。
HSK対策本は試験のコツがすべて詰まっていると言っても過言ではなく、本に記載されている単語や文章が試験で頻出します。
HSK2級を取得されたい方は、とにかく繰り返し対策本を勉強するのがおすすめです。

HSK2級対策のコツ③ 必ず模擬試験をやっておく

多くのHSKの対策本は模擬試験がついているので、必ず1回は本番と同じ状態(試験時間など)を想定して、模擬試験を解きましょう。

HSKの試験は、他の中国語検定とは違う特徴があります。それは、問題用紙が中国語で書かれており、解答方法の指示やリスニングなどにも、すべて中国語が使用されている点です。
問題の流れを把握していないと、受験のその場でいきなり中国語で記載された解答方法を読んだり、聞いたりすることになり、試験時間を無駄にしてしまいます。

試験の構成はあらかじめ決められているので、模擬問題を解いて、ヒアリング・読解それぞれの構成を必ず把握しておくようにしましょう。

さらに、普通は解ける問題でも時間制限があると、焦って答えを間違ってしまったり、最後まで問題を解ききれず、解答欄をデタラメに埋めてしまったりしがちです。そうすると、必然的に合格する可能性が低くなってしまいます。

模擬試験形式をやってみて試験のカンをつかみ、時間配分をきっちりと把握するとグッと合格する可能性が上がります。必ず模擬試験はやっておくようにしましょう。

HSK2級 出題傾向

さて、今回は筆者のような試験嫌いな方向けに、HSK2級の勉強のコツについて紹介しました。

HSK2級の勉強のコツ まとめ
①モチベーションを保つために勉強する目標を明確に設定する ②1冊の対策本をとにかく繰り返し勉強する ③仕上げに、試験配分や問題の構成を把握するため模擬試験形式の問題を解く

この3つを守れば、HSK2級の合格にグンと近づくことができますよ。

皆さんの中に少しでも「勉強してみよう」と思われた方がいらっしゃいましたら、筆者もうれしい限りです。

次回は、「HSK2級に最短で合格するには」というテーマでお話しします。お楽しみに~!

参考URL:
https://www.hskj.jp/
http://hsk.chuken.org/sample2.php

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