敵を知り己を知れば合格できる。HSK2級の試験内容を徹底的に押さえよう

皆さん、こんにちは！木山です。

今回の連載「HSK2級 最短合格勉強法」では、HSK2級取得のためには「気持ち」が一番大切なんだと言い続けてきましたが、自分がなぜHSKを受けるのかという理由づけを行うだけでは、もちろん合格できません。

己だけではなく、敵が何者なのかを知ることも重要です。
というわけで今回は、HSK2級の試験内容を徹底的に見てみましょう。

HSK2級の試験内容

HSK2級は、リスニングとリーディングの2部で構成されています。
配点はそれぞれ100点で、合計200点分の問題を解きます。
試験はすべてマークシート方式となっています。選ぶだけでOKということですね。

リスニング試験や問題用紙には、すべて中国語が使用されます。問題の内容以外は事前に確認できるため、押さえておきましょう。

また、リスニングとリーディングのパートは、完全に分かれており、「リスニングが早く終わったから、リーディングパートをやろう！」ということはできないため、注意が必要です。

HSK2級 出題傾向

試験内容 リスニング編

それでは、リスニングの内容説明に入りたいと思います。

リスニング試験は全4部構成で出題され、試験時間は25分間です。放送は2回流れます。

1部と2部は、流れる中国語の音声が、写真と一致するか問う問題です。
1部は、流れる短文の内容と写真が合うか正誤判断します。2部は短い会話と一致する写真を答える問題です。

3部と4部は、2人の会話が聞き取れているかを問う内容です。
3部は2人の短い会話が流れた後、その内容を問う音声が流れるので、正しい答えを3つの選択肢から選んでください。4部は、3部より会話が長いバージョンです。

リスニングの時間配分は、あらかじめ流れる音声の速度が決まっているため調節が難しいのですが、できるだけ空き時間に、解答となる写真や選択肢に目を通しておきましょう。

聞いている途中でも解答がわかった場合は、すぐ次の問題の選択肢を読むとよいです。

試験内容　リーディング編

リーディングパートも全4部構成で、試験時間は22分間です。

1部は、短文の内容と合う写真を選ぶ問題です。
2部は、文章内の空欄に入る単語を選択します。
3部と4部は、2つの短文の内容に関する問題です。3部は、2つの短文が一致するか正誤判断します。4部は、1つの短文と相関関係のある1文を選ぶ問題です。

リーディングの時間配分は、自分で調節することができます。
パートが進むごとに難易度が高くなり、問題を解くのに時間がかかるので、前半は素早く解いていきましょう！

1部と2部は、1問30秒ほどで解くことを目標にします。
3部と4部は1問1分弱で解くようにしてください。
最後5分残して、見直しの時間に使えればパーフェクトです。

HSK2級の試験の流れ

HSK1級～6級の試験は、午前9：30～と午後13：10～とに分けて実施されます。

HSK2級は午前9：30から開始され、約65分間試験が行われます（※実施時間に変更がある場合があるので、必ず公式ホームページをご確認ください）。

ここでは、試験の流れを押さえて、本番で緊張しないよう備えましょう！

1.試験開始～試験官はだいたいメガネを掛けた方とスーツを来た美人の2セット～

試験が開始されると、まず、試験中の注意事項や、試験の内容について説明があります。

2.必要事項の記入～記入ミスしないように2度見必須～

マークシート方式の解答用紙が配られるので、名前・受験番号・国籍・年齢・性別など必要事項をマークしましょう。

3.問題用紙の配布～開封シール案外開けにくいから注意して～

問題用紙が配られるので、用紙に受験番号を記入します。試験官から指示があるまで開封しないでください。

4.リスニング試験～舐めるように選択肢を見ておこう～

試験官から試験開始の合図があると、まずはリスニング試験が始まります。放送終了後、解答用紙に記入する時間が3分間与えられるので、書きそびれた所はこの時間に埋めましょう。

5.リーディング試験～とにかく埋めろ～

試験官よりリーディング試験開始の合図がありますので、合図を待ってリーディング試験をはじめてください。終了5分前に終了予告のアナウンスがあります。

6.試験終了～終了のゴングは突然に～

試験終了時刻になると、問題用紙と解答用紙が回収されます。試験官の退出指示まで席で待ちましょう。

以上のような流れになります！

HSK2級講座

今回は、HSK2級の試験内容や、合格するために事前に押さえておきたいことを中心に紹介しました。敵をしっかり知ることは、できたでしょうか？

次回はなんと、最終回！これまでの内容を踏まえた、勉強方法について詳しくお伝えします。お楽しみに～！

参考URL：
https://www.hskj.jp/