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きもの文化検定5・4級勉強法④第9章~第12章は「伝統色」「紋」が重要!

きもの文化検定5・4級勉強法④第9章~第12章は「伝統色」「紋」が重要!

あなたは、春と言えばどんな色をイメージしますか?
四季のある日本では、その四季折々の風情を感じることができますよね。季節の変わり目になると、色味を気にして洋服を選ぶ人も多いのではないでしょうか。

自然や季節を連想させる色彩は、きものの世界でもとても大切にされてきました。たくさんの種類がある日本の伝統的な色について学び、さらにきものの知識を深めていってくださいね。

連載「きもの文化検定5・4級の勉強法」、第4回となる今回は、きもの文化検定5・4級の公式テキストの中から、色と紋を含む、第9章~第12章についての勉強法をご紹介していきます。

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第9章「コーディネート」はきものの種類とセットで覚える!

きものには、様々な楽しみ方がありますが、基本的にはコーディネートが決まっています。

この基本的なコーディネートは、きものの種類ごとに決められていますので、公式テキスト第1章のきものの種類とセットで覚える方法が一番スムーズに覚えやすく、おすすめです。

第10章「伝統色」は名前に注意!

伝統的な日本の色には、現代で馴染みのある色も含め、たくさんの種類があります。そして、それらの色のほとんどが自然や情景などから名前が付けられています。

しかし、伝統的な色の中には「木賊色」のように馴染みのない色や、「鳩羽色」が灰色系ではなく紫色系のように、名前から連想した色味と実際の色味が違う場合もあります。

細かい色味に関しては、何度も色を見て覚えるしかないのですが、それでも、それぞれの色味を覚えるだけでは正解できない可能性があります。

なぜなら、きもの文化検定5・4級では、以下の例題のように出題されることがあるからです。

種類の違う色はどれですか、次の中から選びなさい。

(1) 刈安色
(2) 黄蘗染色
(3) 木賊色
(4) 山吹色

引用元:https://www.kimono-kentei.com/trial/index.html

過去には、上記のような問題や、「藍色の中で最も薄い色を選びなさい」という問題が出題されたことがありました。

そのため、まずは「青系」「水色系」「緑系」など色の系統で分け、その中での色味も比較しながら覚える勉強法がおすすめです。

ちなみに、私は、「浅葱色」と「薄浅葱色」を水色系と覚え、名前が似ている「萌葱色」も似た色味と勘違いしていたので、名前だけに惑わされないように注意してくださいね。

さらに、組み合わせによる配色は「襲色目」と呼ばれ、それぞれの組み合わせに名前が付けられています。この襲色目も、きもの文化検定5・4級のポイントとなるところですので、忘れず覚えるようにしましょう。

第11章「文様」はゲーム感覚で記憶する!

きものの柄として古くから使用されてきた文様には、たくさんの種類があります。
その中でも、牡丹などの植物や、檜扇などの器物と呼ばれる文様は、比較的覚えやすいですが、幾何学文様のように、見ただけではすぐにわからない文様もあるのです。

これらの文様を覚える際におすすめしたい方法は、柄を見てパッと名称が出てくるようになるまで、ゲーム感覚で繰り返し覚える勉強法です。

あなたは、小さい頃にりんごや車などが描かれた絵を見て、その名前を答える遊びをしたことがありませんか?まさに、その遊びと同じイメージです。

時間が空いたら、時間潰しのゲーム感覚で1つでも2つでも文様を覚えていきましょう。

第12章「紋」は格で覚える!

きものの中には、紋が付いているものがあります。例えば、和装の結婚式で新郎が着る紋付き袴や新郎新婦の母親が着る黒留袖などが、紋付きのきものです。

この紋にも、いくつかの種類があります。
まずは、きもの文化検定5・4級の例題から見てみましょう。

紋について、次の中から正しい読み方ものを選びなさい

(1) 日向紋(ひゅうがもん)
(2) 陰紋(いんもん)
(3) 菅繍陰紋(かんしゅうかげもん)
(4) 中陰紋(ちゅうかげもん)

引用元:https://www.kimono-kentei.com/trial/index.html

この例題は、紋の表し方について出題されています。
紋の表し方以外にも、紋には染めと刺繍といった技法による種類があり、この紋の表し方や技法で、格付けがされています。
さらに、格付けは紋の数によっても変わるので、格付けの順を把握するという勉強法が、きもの文化検定5・4級合格への近道です。

紋の勉強法で、もう1つ重要なことがあります。それは、きものの種類によって、入れる紋が違うということです。

ここで、公式テキストの第1章で勉強したきものの種類が関係してきます。
きものの種類ごとの格付けをきちんと把握できていれば、その格付け順に今回勉強した紋を当てはめられるので、頭に入りやすくなるのです。

もし、ここできものの種類ごとの格付けも曖昧になってしまっていたら、それは逆に挽回のチャンス。もう一度、きものの種類から復習して、しっかり覚えた後に紋の入れ方を組み合わせて覚えてくださいね。

きもの文化検定5・4級の勉強法

きもの文化検定5・4級の勉強も、第12章まで進んでくると、最初の方に勉強した知識を活用して覚えるという勉強法も使えるようになってきます。
最初の頃に勉強したことがまだ頭に入り切っていないとわかっても、試験当日まではまだまだ挽回できるので、焦らず勉強を続けていきましょう。

最終回となる次回は、公式テキストの第13章~第16章から、重要なポイントの勉強法をお伝えします。

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