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気象予報士試験合格への3つのコツ

気象予報士試験合格への3つのコツ

皆さん、こんにちは!

連載「初学者向け気象予報士勉強法」、最終回の今回は、気象予報士試験合格への3つのコツについてご紹介します。

これから気象予報士試験を受験する方や、独学で奮闘している方には見逃せない情報ばかりです。ぜひチェックしてください。

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合格へのコツ① 道具選びは重要

気象予報士の試験では、以下の持ち込みが認められています。まず確認してください。

鉛筆またはシャープペンシル(いずれもHBまたはBの⿊)、プラスチック製消しゴム、ものさしまたは定規(直定規、三角定規 ※左記で分度器機能がついたものは不可)、コンパスまたはディバイダ、⾊鉛筆、⾊ボールペン、マーカーペン、ルーペ、ペーパークリップ、時計

私の経験上、ここで重要なのは「ものさしまたは定規」と「マーカーペン」です。
ディバイダを一度持ち込んでみましたが、使う機会はありませんでした。

ものさしまたは定規の選び方

「定規なんてどれも同じでしょ?家にあるものを持っていくよ」という方、ちょっとお待ちください。難しい試験なのですから、道具も慎重に選びましょう。勉強時間の密度を高めるのにも有効です。

ただ単に長さを測るだけであれば、確かにどんな定規でもOKですが、気象予報士試験で使う場合には、使いやすい定規というものが存在しています。

その条件は以下の3点です。特に独学の方は要チェック。

  • 素材は透明
  • ある程度の長さ(15~30cm)がある
  • 5mm間隔のグリッドがプリントされている

ステッドラー社 カッティング用溝付方眼定規

画像はステッドラー社 カッティング用溝付方眼定規

素材が透明ならば、定規で必要な情報が隠れてしまうということがありません。
ある程度の長さ(15~30cm)があれば、試験の最中に効率良く線を引くことが可能です。
そしてグリッドがプリントされていれば、平行な線が描きやすくなりますね。

ちょっとしたことですが、ごくわずかの差が合格、不合格の分かれ目です。気象予報士試験に適した定規を選び、日ごろから使い慣れておいてください。勉強時間の短縮にもなりますよ。

マーカーペンの選び方

続いてマーカーペンの選び方、そして使い方のコツについて見ていきましょう。

気象予報士の試験では高層天気図などが提示され、そこから必要な情報を読み取らねばなりません。

例えば、アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図には、高度が実線で、温度が破線で描かれています。
それらは図上で入り交じっているため、どの線が高度か温度か、そのままでは区別が難しい。パッと見ただけでは、わからなくなることもしばしばです。

そこで重要なのがマーカーペン。例えば高度はブルーで温度はオレンジでと、自分なりのルールを決めてマーカーペンで塗っておけば、図がかなり見やすくなります。
線を引き間違えることもあるため、こすって消せるマーカーペンが便利でしょう。

PILOT社 フリクションカラーズ ブルー

画像はPILOT社 フリクションカラーズ ブルー

なお、試験当日だけ色を塗っても、図が見やすくなることはありません。逆に、不慣れな色塗りをしていると、それだけに時間がかかってしまいます。

日々の学習で、過去問題を解くときから自分のルールを決めて、色と情報の関係をしっかりと紐づけておきましょう。それこそがマーカーペンを使いこなすコツです。

ルールを決めるのは、独学かそうでないかは無関係。道具選びも勉強法の1つですから、おろそかにしないよう対策してくださいね。結果的に、勉強時間をより捻出できますよ。

合格へのコツ② 過去問題を十分演習する

気象予報士試験対策として、過去問題を解くことは必須です。基礎知識を身に付けたあとは、できるだけ早く過去問題に取り組みましょう。過去問題演習は非常に重要なので、十分勉強時間を確保します。

まずは、過去問題をベースに詳しい解説がなされている教材から取り組むのがおすすめです。入門書の次に、そのような教材でじっくり過去問題に取り組んでください。

その後、過去問題集をできるだけ多くこなします。実際の試験にはもちろん制限時間がありますが、過去問題集に取り組み始めたころは解答する時間を気にしなくても大丈夫です。難しいので、勉強時間がかかるのは当たり前。

時間よりも、解答に至るまでのプロセスを重視してください。安易に模範解答を見るのではなく、できる限り自力で解答を作成するようにしましょう。これは、とくに実技試験の過去問題において重要です。

そして、間違えた箇所をしっかり分析します。なぜ間違えたのか、どうしてわからなかったのか、どこが難しいのか、一問ずつ客観的に、いまの自分に足りないものは何かを追求してください。

このような分析を地道に積み重ねることも、勉強法の1つであり合格への近道です。独学の人もぜひ実行しましょう。

●勉強法の例

私は解答や解説を「読んで理解する」だけではなく、「自分に向かって説明」するという方法を取りました。たとえば「湿潤空気は乾燥空気より軽い」という解説を、自分に向かって、

「湿った空気と乾いた空気の重さを比べるよ。まず、空気は気体でしょ。気体だからアボガドロの法則に従うよね。アボガドロの法則は、同温・同圧のとき、同体積中に同数の分子を含んでいる。分子量、空気は29、水蒸気は18。水蒸気は軽い気体だから、湿った空気のほうが軽いよね」

と、よどみなくスラスラ説明できるようにします。丸暗記ではなく本質を理解できていれば、自分の言葉でしっかりと説明することができるでしょう。

合格へのコツ③ 日頃から気象を意識する

気象学というのは、身近な学問です。寒冷前線が通過するとザッと雨が降りますし、強い風も吹きます。2月頃に日本の南側を低気圧が通過すると雪になることもしばしばあります。

そういった日常の何気ない天気も、気象学の知識を使えば、おもしろく見えてくるものです。
日ごろから気象を意識して、興味を持ち続けるということが、気象予報士合格への最大のコツであり勉強法なのかもしれません。

例えば、以下は実技試験で出た天気図ですが、このような南岸低気圧はよく出題されます。

気象予報士試験 令和5年度第2回(61) 試験問題例

出典元:気象予報士試験 令和5年度第2回(61) 試験問題

南岸低気圧というのは、2月から3月上旬、太平洋付近を移動する低気圧で、西日本と東日本の太平洋側に大雪が降ったりします。

気象学を勉強したことがない方でも、テレビやネットで天気予報は見たり聞いたりしているでしょう。おそらく「低気圧」「高気圧」「前線」「台風」といった言葉も聞いたことがあると思います。
気象予報士試験の勉強を続けながら、日々実際の天気予報を見て、過去問題で似たような天気図があるかどうか、いつも見比べるように意識してみてください。

天気

今回は、気象予報士試験合格への3つのコツについてご紹介しましたが、いかがでしたか?

コツを活かすには、気象学の基礎知識などがしっかりと身に付いていることが必須条件です。

勉強法に悩んでいるという方はこれまでの記事もぜひ読んでみてください。勉強方法のポイントについてご紹介しています。
当連載が、皆さんの気象予報士試験合格に役立てば幸いです。

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