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差がつく素敵なワインギフト⑤10%のワイン!?左利きの方へ贈るワイン

差がつく素敵なワインギフト⑤10%のワイン!?左利きの方へ贈るワイン

皆さんこんにちは!オンスクのワインソムリエ講座を担当いたしました、「Wine and Weekend」オーナーソムリエのスージーです。

皆さん、ギフトを贈るシーンは様々ありますよね。結婚のお祝い、誕生日のお祝い、母の日や父の日のプレゼント・・・

ソムリエ・スージーの楽しいワインコラム9回目の今回は大変ユニークなオーストラリアのワインをご紹介します。

10%といっても、アルコール度数のことではありません。日本における左利きの方の割合だそうです。

ワイナリーはその名も・・・

モリー・ドゥーカー」!

モリー・ドゥーカーとは、オーストラリアのスラングで「左利き」の意味だそう。ワイナリーを立ち上げたサラとスパーキーご夫妻がお二人とも左利きなことにちなんで名付けられました。

モリー・ドゥーカー

自分たちのビジネスのすべてを家族みんなで楽しむため、ラベルのデザインやネーミングまで細部にこだわり、その一つひとつに大切な思い出が込められているとのこと。
(現在お二人は離れ、別々の道を歩んでいるそうです)

こちらのワイン、何が面白いというと・・・

1.ラベルの絵と名前が可愛くてユニーク!

すべて、左利きの人の絵が描かれています。

ザ・ボクサー

ザ・ボクサー

左利き用のボクシング・グローブを着用。
『ノックアウトされた!』
初めて飲んだ人が最初に口にした言葉をそのままワインの名前にしています。

ザ・ヴァイオリニスト

ザ・ヴァイオリニスト

トロピカルフルーツやほろ苦いレモンのフレーバーを左利きのヴァイオリニストが軽やかに奏でています。
ヴァイオリンの弓を持つ手は・・・左手!

ザ・スクーター

ザ・スクーター

大きなタイヤのスクーターで30kmのレースに挑んだ夫のスパーキー。左足で漕いでいます!

トゥー・レフト・フィート

トゥー・レフト・フィート

直訳すると、“2本の左足”。
妻のサラとダンスをするスパーキーはどちらに進むのかまったく読めません!

ね?可愛くてシャレが効いていますよね~!

“モリー・ドゥーカーシェイク”でワイワイと!

ワイナリーが考案した、赤ワインの飲み方。コルクではなくスクリューキャップを使用しているため、一度グラスにワインを注いでからキャップをしっかりと締め、ボトルを逆さまにしてシェイク!
そうすると細かい窒素の泡が上がってくるので再びキャップを開けて窒素を逃し、この一連の流れをもう一度繰り返します。するとシェイクする前よりも一層こなれた味わいを楽しむことができます。みんなでシェイクし、振る前と後の味の違いを試してみるのも楽しいですね!

2.アルコール度数が高い

一般的なアルコール度数は、
白ワイン→7~14度程度
赤ワイン→11~14度程度
と言われています。
が、こちらのワインはそれ以上!

白ワインの「ザ・ヴァイオリニスト」ですら15.5%、その他の赤ワイン達は16.5%もあるのです。
とってもフルーティー、そしてボリューミーです。美味しいからといって飲み過ぎにはご注意を・・・

いわゆる『カルトワイン』

カルトワインとは、聞いたことありますか?1990年代頃から使われ始めた言葉でごく普通的なワインと対比して、
「少量生産で稀少性がある」
「高品質に造られている」

付け加えて大事なことは
「評論家達から高評価を受けている」
こんなワインです

ちなみにこのモリー・ドゥーカーのワインは、かの有名なアメリカ人評論家ロバート・パーカーJr.から

「存在する赤ワインの中で最も価値のあるワイン。のんびり歩いてちゃだめだ、走ってでも集められる限りのボトルを確保しなくては!」

と絶賛されています!

買い付けをされた輸入会社は元々アメリカワインのみを扱っていらっしゃるのですが、アメリカ人社長がモリー・ドゥーカーに出会い、あまりの美味しさに「このワインはオーストラリアのだけどぜひ輸入したい!」と決めたとか。

ぜひぜひ、飲むだけで元気になってしまうような、パワフルで天真爛漫、果実味たっぷりのオーストラリアワインをぜひ試してみてくださいね!

次回は最終回。美味しいカジュアルワインについてお話ししていきます。

ワインソムリエ講座

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