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簿記って何だか苦手…その苦手意識を克服するには?|経理部レポート

簿記って何だか苦手…その苦手意識を克服するには?|経理部レポート

「簿記って何だか苦手だな…」簿記を学んだことが無い方や、簿記3級の学習を始めたばかりの方で、このように思う方は多いかもしれません。

連載「経理部レポート|簿記3級のメリット」第4回。今回は経理部の視点から、簿記3級を学ぶ方が苦手と感じやすいポイントと克服法についてご紹介します。

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身近でイメージしやすい勘定科目から覚えよう

簿記が苦手だと感じる方でも、あなたが会社員なら、経理関連の業務を通じて知らない間に簿記の世界に触れているはずです。
自分の部署に関連した経理業務について考えてみることで、簿記の苦手意識も払拭できるかもしれませんよ。

例えばあなたが広報部に所属しているとしましょう。
そうするとよく使う費用の中に「販管費」とか「交際費」という勘定科目がありますね。これらはどのように経理処理されるのでしょうか。

「販管費」とは「販売費および一般管理費」のことで、会社の営業活動から生じる費用のことです。

販管費には、給料、減価償却費、水道光熱費、広告宣伝費、退職給付費用、貸倒引当金繰入、修繕引当金繰入、支払保険料、支払家賃等が含まれます。

「交際費」とは「接待交際費」のことで、会社の取引上関係のある業者や顧客に対する、接待や慰安、贈答などの費用を指します。

こうしてみると「販管費」も「交際費」も、社会人であれば比較的馴染みのある勘定科目ですよね。

簿記3級の仕訳ですが、難しくありません。
「交際費」の例を見てみましょう。

得意先の社員を接待し、飲食代として現金18,000円を支払った。

上記の仕訳例はこちらです。

(借)交際費 18,000 / (貸)現金 18,000

「販管費」や「交際費」などは、いかにも“費用”というイメージでとらえやすいですよね。
まずは身近でイメージしやすい勘定科目から覚えていくと、簿記が苦手だとは感じにくくなるでしょう。

イメージしにくい勘定科目はしっかり押さえる

簿記3級が苦手で投げ出しそうになる方には共通点があります。
それは前回登場した「売上原価」のような、目に見えない勘定科目について理解できず、苦手意識を持ってしまうという点です。

「売上原価」とは、当期に売り上げた商品の仕入金額のことでしたね。
「販管費」や「交際費」などと比べてイメージがしにくい費用の概念は、しっかりと押さえる必要があります。

簿記3級レベルであれば、下記のような戦略が有効でしょう。

テキストをよく読む。学習が進んでも、苦手意識があるポイントについては、何回でもテキストに戻って再インプットする。 練習問題を最低でも3回は解くようにする。 過去問題集になるべく早くとりかかり、「時間を計って」解いて、75%以上の得点率を目指す。

簿記3級は、単純な学習を毎日繰り返すのが効果的

簿記3級に合格するためには、テキストに書かれている勘定科目を暗記するだけでなく、体得しなければいけません。
これにはどんなに頭のよい人でも、一定以上の練習時間を必要とします。

何度も同じような仕訳を間違えたり、時間が足りずに精算表や試算表が作成しきれなかったりと、特定の問題に苦手意識を持ってしまうことがありますが、繰り返し解いて克服するしかありません。

簿記3級に合格するには、30分以内に仕訳をして精算表が書けるようになる必要があります。
残り時間を意識しながら解答するのが苦手という方のために、私の簿記3級勉強法のポイントを4つご紹介します。

① まず「毎日、どんな忙しい日でも、最低30分は簿記の勉強をしよう」と決めます。
② そして必ず「タイマー」と「ストップウォッチ」を机の上に置きます。
③ 勉強時は「タイマー」を30分にセットし、実行できた日はカレンダーに大きな目立つシールを貼ります。
精算表等を書く練習の際には必ず「ストップウォッチ」で時間を計るようにします。

いかがでしょうか?単純な方法ですが、これを毎日繰り返せば、確実に効果があります。

簿記はパズル。楽しんでたくさん解こう

この記事を読んでいる皆さんは、商業高校出身者などでない限り、簿記3級のテキストで初めて簿記用語に触れたという方が大半だと思います。

そういう方にとって、簿記用語はなんともとっつきにくく、最初は苦手意識を持つのも無理はありません。

でも簿記3級が難しく思えるのは最初のうちだけです。基本的な用語をマスターしてしまえば、あとはパズルを解くのと似ています。
苦手を得意に変えるまで、頑張りましょう!

次回は連載最終回。簿記が未経験でも経理業務は務まるかについてお話ししますよ。

参考URL:
http://d.hatena.ne.jp/Ktower/20120318/1332067238

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