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色彩検定2級を勉強すると上司を説得できる?!仕事で色を活かした実例

色彩検定2級を勉強すると上司を説得できる?!仕事で色を活かした実例

色彩検定講師インタビューの第1回では、色彩検定2級の効率的な勉強法をお伺いしました。
今回は「色彩検定2級を勉強することは、上司を説得する武器になる」という興味深いお話を、オンスクで色彩検定2級 3級の両講座を担当する長澤 陽子先生に聞きましたよ。
仕事で成果をあげたい!と思っている方、必見です。

色彩検定2級を勉強すると上司を説得できる!?

スタッフ
色彩検定2級の学習内容は、3級よりビジネス的だとおっしゃっていましたが、実際にはどのように活用されているんですか?

長澤先生
過去に、私の授業を受けていた社会人の方がいたんですけど、受講理由を聞いてみると、「上司に企画を出すと、却下されることが多い。どうしても説得したいがために勉強しようと思ったんだ。」と言っていましたね。

その方は、どうしても企画を通したいのに、商品のカラーバリエーションの案を出しても、上司からは「ありえないでしょ。」っていう一言が返ってくる。その「ありえない」に対して、対抗できるように勉強を始めたらしいです。
実際に、「この色はこうだから、売れますよ!」と理論的に話したら、上司は「え?そうなの?」と意見を聞いてくれるようになったって報告してくれました。
本の装丁の仕事をしている方だったんですけどね。

スタッフ
本の装丁は色が大事ですもんね。

長澤先生
そうなんです。本の装丁って、デザインはすでに決まっていて、カラーバリエーションの候補の中から社内投票で色を決めることが多いんですよ。

しかし、「この色がいい」と意見を出しても、上司の鶴の一声で色が決まってしまうこともたまにありますよね。
そういう上司に、専門用語を交えて意見を述べると、「そ…そうか…。」って何も言えなくなるんじゃないですかね。

そうやって、仕事で理論武装するために色彩検定を勉強する方が社会人には多いと思います。

色彩検定、実は男性が向いている?

スタッフ
ちなみに商品を作るときには、どうやって色を決めているんですか?

長澤先生
まず、商品を作るときにターゲットを決めますよね。そのターゲットに買ってもらうためにはマーケティングが必要になってきます。

例えば、原宿には10代〜20代のオシャレに敏感な若者が集まっていて、どういうことに興味があるのか、どういう商品を見ているのか…などを見るわけです。そして、原宿という町全体にどういう色が溢れているかも見るんですよ。

そうすると、そのターゲットに響く「モノ」や「色」が見えてきますよね。これは、カラーマーケティングっていうんですけど、その結果を商品開発に役立てているんです。

スタッフ
ここでもビジネスとカラーは深く関わっているんですね。

長澤先生
そうですね。例えば、自動車に関しては年に1回、優れたカラーデザインの自動車を表彰する「オートカラーアウォード」があるくらい、色にこだわっている人が多いですよね。

自動車は屋外で使用するので、太陽光があたった状態で私たちは見ています。ただ、国によって太陽光の色自体が違うので、同じ赤でも見え方が違うんですよ。なので、色を少し変えるだけで印象が変わってくると思います。
色彩って本当に面白いですよ。

スタッフ
奥が深いですね。
色彩検定はなんとなく女性向けの検定だと思っていたんですが、話を聞くと、男性にも身近な内容が多いですね。

長澤先生
どちらかと言うと、男性の方が向いている検定だと思います。色彩検定は「色」を理論的に学ぶので、論理的思考力を持つ、いわゆる男性脳をお持ちの方は向いていると思います。ぜひ、女性・男性問わず、色彩検定を勉強してビジネスに活かしてもらいたいですね。

色を活用したプレゼンでライバルと差をつけられる!?

スタッフ
長澤先生は以前、IT業界にお勤めだったそうですが、色彩とは関係ない業界ですよね。何がきっかけで色彩に興味を持たれたんですか?

長澤先生
私はもともとIT業界に勤めていて、販売促進の部署でモノを売っていたんです。「モノ」って言ってもハードではなくて、ソフト(中のシステム)を売っていたんです。システムを買ってもらうために、日本全国を回ってお客さんの前でプレゼンテーションをしていました。

スタッフ
どのような会社に売っていたんですか?

長澤先生
私の場合は、相手にするお客さんは「会社」ではなくて「地方自治体」でした。市役所や県庁などの役場に、システムを入れませんか?って販売促進をしていました。
決して安いものではないので、私たちの会社の他にもライバル業者がプレゼンしに行くんですよ。なので、お客さんは2〜3日かけて5社くらいを見るわけですよね。そうすると、お客さんはどの会社がどうだったかっていうのを忘れてしまうんです。

同じことができるシステムをどこの会社が作っても、見た目が少し違ったりするだけで、できる結果は一緒。操作性もほぼ変わらないですよね。なので、同じような内容を聞いたところで、どこの会社がどのプレゼンだったかなんて、あまり覚えていないわけですよ。覚えているのは、値段が高いか安いか、プレゼンした人が男性か女性かくらい。

その時点で、印象に残っていないとダメなんですよ。1次審査として、5社から3社に絞られるんですけど、まずは、その1次審査に受からないといけない。そのために印象に残さないといけないんですよ。

『どうやったらお客さんの印象に残るんだろう』って考えました。商品を作るために費用も時間も莫大にかかっているので、売れなかったからといってすぐに別の新しいものを作ろう!って簡単にはならないじゃないですか。だったら、プレゼンの見せ方を変えたらどうだろうか、と思って研究したんです。

色には心理的効果があって、「資料を効果的に見せる色の使い方がある」という情報がインターネットに載っていて、これだ!と思ったんです。だけど、あくまで事実だけが書かれていて、どのように使うといいのかというプロセスまではわからなかったんですよ。

その色を活用するプロセスを学ぶために、カラースクールに通ったのが色彩に興味をもったきっかけですね。

スタッフ
プレゼン資料を作成するのにも色彩の知識が使えるんですね。

長澤先生
そうなんです。実際に学んだ色の知識を入れ込んで、提案書や資料を作るようにしたら、だんだん印象に残るようになったんですよ。お客さんから「あの色の会社さんでしょ?」とか「こういう資料を持ってきてくれたよね」って言われて、1次審査を突破できるようになりました。

私の場合は地方自治体などの行政団体を相手にプレゼンしていたので、提案書が何百枚にもおよぶんですよ。つまり、相手は何百枚もの資料を5社分、目を通さなければならないわけですよね。

スタッフ
すごい量ですね。

長澤先生
そこまで多いと読めないですよね。だんだん斜め読みになってしまうんです。なので、私は色を使って、読み手が買いたくなるように誘導する資料を作っていました。
一般的に「重要なことは赤で書く」ということは暗黙の了解ですよね。だけど、中には「赤」が多すぎて何が重要かわからなくなる人もいますよね。

スタッフ
確かに、どこを見たらいいんだろうっていう資料もたまにありますね(笑)

長澤先生
そういうのを、そぎ落としていくんです。なぜなら、むやみに色をたくさん付けると、お客さんの注意力が散漫になるから。

なので、ページ1枚につき重要なことは1つ。お客さんに1番伝えたいことや本当に理解してほしいことに色を付けて、どんどんページをめくってもらう。最後まで読み進めるように誘導していくと、「わかりやすかった。」って言葉をかけてもらえるようになったんです。

スタッフ
すごいですね!長澤先生ご自身も実際、色を活かして仕事で成果を上げた経験があるんですね。
お話を聞いていて、色を理論的に理解するだけでなく、仕事でどのように活かすのかを考えて勉強していくと、実践力アップに繋がることが良くわかりました。ありがとうございました。

長澤先生が講師を務める講座はこちら
オンスク色彩検定2級講座
オンスク色彩検定3級講座

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色彩検定 講師インタビュー

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