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色彩とファッション編|パーソナルカラリスト検定3級合格勉強法④

色彩とファッション編|パーソナルカラリスト検定3級合格勉強法④

こんにちは!
連載「パーソナルカラリスト検定3級 サクッと合格!勉強法」、今回は、パーソナルカラリスト検定3級「色彩とファッション:ファッション概論・ブライダルと色彩など」についてです。

パーソナルカラーを学ぼうと思う人は、きっと皆さんオシャレ好きですよね。服は購入する側はもちろんのこと、デザイナー側にも生み出す喜びがあります。
筆者にはパタンナーの知人がいますが、創造する楽しさは何にも勝るようです。

人は視覚から大部分の情報を得ており、それは相手の心理にも無意識に影響を及ぼしています。ファストファッションでも、ハイブランドでも、服を活かすのは「センス」です。

なかでも色は、センスを左右する重要な鍵となります。そのため色彩とファッションは切り離せない関係なのです。

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どんな流行りの色彩とファッションも、ここが原点!ファッション概論の流れを掴もう

fashion(ファッション)は「流儀や作法」「形づくる」という意味ですが、現在は「流行」も表します。色彩とファッションが好きならファッション概論は楽しく学べる範囲でしょう。

ファッション概論から出題される割合は少なめですが、難しくない内容ですので、しっかりと点を取っていきましょう!

以下は西洋服飾史の時代のおおまかな流れと特徴です。

古代エジプト 神秘的
ギリシア・ローマ 優雅
ゲルマン 質実剛健
フランス貴族 豪華
19世紀以降 機能美

フランス貴族時代以降は、17世紀バロック時代〜18世紀ロココ時代〜19世紀…現代というように遍歴をたどり、現在のファッションへと通じていきます。

ところで筆者は民族衣装がとても好きで、昔からよくイラストに描いていました。歴史少女漫画やファッション誌が好きな方なら、実際に絵を描いてみたりするのも覚えやすいと思います

ちなみに日本が洋服とかかわるのは明治時代ですが、庶民にファッションが本格的に流行し始めたのは昭和に入ってからです。洋服の歴史が浅いのに、今では東京からも流行ファッションが発信されるのには驚きですよね。
これは連載第2回でもお話ししたように、日本の祖先が色彩とファッションにこだわった賜物ではないかと、筆者は思っています。

色彩とファッションの配色の法則を学べば、誰でも色を使いこなせます!

色彩とファッションのポイントは「配色」です。ここでは配色を法則で分類しています。

配色とは2色以上の色で構成し、新たなイメージを生み出すことです。そして配色の組み合わせは「統一」か「変化」に集約されます。

  • 統一…色を一定の法則でまとめる。
  • 変化…異なる色を組み合わせ強調やメリハリをつける。色の違いを際立たせて調和をはかる。

統一と変化の分類は下記のとおりです。

CUS®表色系における統一と変化
色相配色 同系色相配色
類系色相配色
統一
反対色相配色 変化
色調配色 同系色調配色
類系色調配色
統一
反対色調配色 変化

★統一感を与える配色テクニック
「グラデーション」…色相、明度、彩度を規則的に変化させる。階調的、リズミカルなイメージ。
日本古来の「ぼかし」もこの一種。

★変化を与える配色テクニック2種
「アクセント」…「強調」の意味。平凡な配色でも、少しだけ補色の色相や色調を1色入れることで、引き締まった印象になる。

試験では例えば「CUS®では〇〇の配色を活用することができる。」という穴埋め問題があり、以下の4つから正解を1つ選ぶという感じです。

  • 1. 同一・類似・補色
  • 2. 同一・類似・反対
  • 3. 同系・近似・反対
  • 4. 同系・類形・反対

答えは4ですよね。このように似た単語が並びますので、慌てずに問題をしっかり読むようにしましょう。

パーソナルカラリスト検定3級の色彩とファッション用語は16種類!

配色にもそれぞれイメージ用語があります。パーソナルカラリスト検定3級に必要な配色と、イメージ用語16種類の特徴を一覧表にまとめました。

配色 形容される単語 イメージ
エレガント 女性的・洒落た・おだやかな 優雅で上品なイメージ
ドラマティック 刺激的・情熱的・大胆な 強烈で印象的なイメージ
プリティ 軽い・可憐・無邪気な 可愛いイメージ
ナチュラル 気取りのない・のびのびとした・素朴な 自然で構えないイメージ
クラシック 落ち着いた・重厚・古典的な ベーシックで上質なイメージ
フォーマル 充実した・気品のある・保守的な シャープで正統派なイメージ
アクティブ エネルギッシュな・軽やかな・快活な 活動的なイメージ
シック 知的な・小粋な・品の良い 都会的で小粋なイメージ
ロマンティック 夢見るような・優しい・柔らかい 甘く柔らかいなイメージ
モダン 都会的・シャープ・無機質 大胆で個性的なイメージ
キュート 愛らしい・輝いた・軽快な セクシーで魅力的なイメージ
ゴージャス 華麗な・豊かな・円熟した 豪華で華やかなイメージ
シンプル すっきりした・無駄のない・あっさりした 飾り気のないイメージ
ダンディ クールな・渋い・固い メンズライクでハードなイメージ
カジュアル 弾むような・朗らかな・親しみやすい 楽しく気取りのないイメージ
スポーティー 若々しい・スピーディーな・躍動感のある 機能的で活動的なイメージ

この色彩とファッションの用語の中で、少し似たイメージの用語があると思います。まず、その違いをしっかりと覚えましょう。

写真をコラージュし、実際にコーディネートしたノートを作ると、イメージもつかみやすいです。
このイメージノートはパーソナルカラリスト検定3級に合格したあとも、色彩とファッションのセンスを磨くのにずっと使えるハズです。

ブライダルと色彩はパーソナルカラーの集大成の日

「インスタ映え」という言葉が普及して久しいですが、いちばんのインスタ映えは、自身のウエディングではないでしょうか?ハレの日には、ぜひブライダルと色彩の関係を知って、最高の演出をしていただきたいと思います。

1840年、ヴィクトリア女王が着用した可憐な純白のウエディングドレスが人気となり、一般庶民にも普及。それまでブライダルと色彩は関係なく、ドレスの色は決まっていませんでした。

ブライダルと色彩はドレスだけではなく、ブーケや会場装飾の配色も含まれています。全体の配色バランスにまとまりがあれば、インスタ映え間違いなしです!

以下にそれぞれのアンダートーン配色の例をCUS®の略号で挙げてみました。試験では例えば「pl-23YOpale(優しい)の黄橙」のように、略号でも出題されますので、色のイメージがわかるようにしておきましょう

略号は連載第3回に表で載せていますので、確認してみてください。

☆イエローアンダートーン配色例

  • 色調を活かして「シック」にまとめる…同系色相配色
     pl-23YO/dl-23YO/cl23YO
  • 色の濃淡で「カジュアル」にまとめる…類形色相配色
     bt-21RO/bt-1Y/vv-23YO
  • 明るい色で「キュート」にまとめる…反対色相配色
     bt-9GB/cl-23YO

☆ブルーアンダートーン配色

  • テーマカラーで「シンプル」にまとめる…同系色相配色
     pl-5G/vv-5G/bt-5G
  • パステルカラーで「エレガント」にまとめる…類形色相配色
     cl-11B/bt-13V/bt-15P
  • コントラストで「モダン」にまとめる…反対色相配色
     vv-7BG/wt/vv-17RP

このように出題は略号ですから、すぐに色をイメージできるようになることが大切です。
実際の表示色は、パーソナルカラリスト検定3級公式テキストで確認してみてくださいね。

ブライダルと色彩はパーソナルカラーの集大成の日。自分に似合うドレスや式場プロデュースまで可能にしよう

色彩とファッションは、身近な日常着からブライダルまで応用可能です。ぜひパーソナルカラーを学んで、いろんなことに応用してほしいと思います。

最終回はパーソナルカラリスト検定3級の出題範囲の中から、「パーソナルカラー:ヘアメイク、パーソナルカラーの特徴など」についての勉強法をお伝えしていきますね!

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