こんにちは!
連載「パーソナルカラリスト検定3級 サクッと合格!勉強法」、今回で最終回です。「パーソナルカラー:ヘアメイク、パーソナルカラーの特徴など」について、概要や勉強法をご案内しますね。
パーソナルカラーとは、自分の魅力を最大限に引き出す色のことです。
自分に合うパーソナルカラーの特徴を診断できれば、ファッションやヘアメイクなど、似合う色を選べるようになります。
自分のパーソナルカラーを選べるようになるのが、パーソナルカラリスト検定3級です。
パーソナルカラーは「肌と髪と瞳の色」で判断
友達同士でも、肌や髪質はみな違いますよね?日本人は黄色人種ですが、肌と髪色を決める要素の1つがメラニン色素です。
突然ですが、ここで例題です。下のA・B・Cに入る答えがわかるでしょうか?
【例題】
肌色をもっとも大きく左右するのは「A」である。この量が多い人の肌色は「B」なり、少ない人は「C」を帯びている。
答えは、A → メラニン色素、B → 黒っぽく、C → ピンク色です。
パーソナルカラリスト検定3級公式テキストには、「メラニン色素が多いと黒っぽい肌になる」「メラニン色素が少ないとピンクっぽい肌になる」ことが記載されています。
ほかにも、「皮膚の構造」「表皮」「真皮」「皮下組織」「髪」について似たような問題が出てきます。肌の箇所も難しい用語が出てきますが、自身のスキンケアのためにも覚えておくと得ですよ。
そしてこの範囲は、日本のヘアメイクの歴史について概要も掲載されています。以下がざっくりとした概要です。
- 日本の古代のヘアメイクは、信仰色の「赤」!
- 弥生時代になると神様の色とした「白」に変化!!
- 奈良時代には唐の文化が入り、眉を蟻の触覚のように描く←美意識は時代で変わる
- 平安時代に流行ったのは「水銀や鉛」のおしろい ← 怖い!
- 戦国時代は男性の髭が大流行
- 江戸時代は身分で髪型や化粧が異なり、町人は化粧道具を持ち、口紅が普及 ← 町人は金持ち
- 明治・大正に西洋の化粧が伝わり庶民にも普及。国産化粧品の開発 ← 現在に至る
パーソナルカラーの特徴を覚えよう!
パーソナルカラーは、対象者が生まれ持った「肌・瞳・髪」で診断します。
最初にブルーとイエローのどちら寄りかを見極め、肌・瞳・髪の色がどのシーズンカラーなのかを判断します。シーズンカラーとは、個人の特徴を四季でイメージしたものです。
シーズンカラーのイメージ | ||
アンダートーン | シーズンカラー | イメージ |
---|---|---|
ブルーアンダートーン | パステルサマー | ソフトで落ち着き |
ブリリアントウィンター | ハードで華やか | |
イエローアンダートーン | ブライトスプリング | ソフトで華やか |
ディープオータム | ハードで落ち着き |
パーソナルカラーの特徴で、肌はサマーだけど、髪と瞳はスプリングなど、シーズンが混在する人が実は大半です。しかし、ここは実践をこなすしかありません!まずは身近な家族や友人に協力してもらってください。
1つ例題をあげてみますね。
AとB、それぞれ4つの選択肢から正しいものを選択してください。
【例題】
パステルサマーの人は「A」で上品な印象のため、柔らかい「B」で優しい雰囲気を演出するとよい。
A 1:キュート 2: エレガント 3: モダン 4: ナチュラル
B 1: パステルカラー 2: ダークカラー 3: ビビッドカラー 4: ナチュラルカラー
答えは、A → 2 B → 1です。
これは、パステルサマーのパーソナルカラーが「色相に少しブルーやグレーが入った優しく上品な色」「ソフトなグラデーション」が似合うことを理解していないといけません。
このように各シーズンの人の特徴と、パーソナルカラーを覚えましょう。箇条書きで書くか、または表にまとめるとわかりやすいですよ。
各シーズンのパーソナルカラーのイメージワードは大切!
ファッションだけでなく、ヘアメイクにもパーソナルカラーは使われています。お店で色とりどりに並ぶヘアメイク用品も、パーソナルカラーで構成していることが多いんです。
そしてパーソナルカラーは女性だけでなく、もちろん男性にもあります。
ではここで例題を2つ。それぞれどのシーズンなのか、あなたはわかるでしょうか?
【例題1】
男性のビジネスコーディネートで、深みのある茶色やグリーン系の色で、落ち着いた雰囲気を演出できる。
【例題2】
大胆な色使いで、個性的なメイクが可能。
答えは、
例題1 → ディープオータム
例題2 → ブリリアントウィンター
です。
問題文には、必ずキーワードの単語が出ています。例題1の「深みのある」「落ち着いた」などです。このような問題の対策として、各シーズンの「イメージワード」や、「コーディネート」「ヘアメイク」「アクセサリー」「小物・眼鏡」に関する文言を一度すべて、書き出しておくとよいでしょう。
例としてパステルサマーをまとめていますので、ぜひ続きを書いてみてください。
パステルサマーの女性のコーディネート | |
コーディネート | ・優しいパステルカラー ・ブルーがかった白 ・ライトブルーグレー ・ローズベージュ ・ピンクがかったココアやローズブラウン ・ソフトなライトレモンイエロー ・ブルーがかった優しい赤 ・涼し気なピンク ・ブルーグリーン ・グレーがかった青 ・グレーがかった紫 ・ピンクやラベンダーでフェミニンな装い。 ・ブルー系で爽やかさな感じ。 |
似合わない色 | オレンジ系 |
ヘアメイク | ・明度に合った黄みの少ないローズベージュのファンデーション ・モーブやローズのチーク。 ・優しいブルー系、パープル系のアイシャドウ ・ローズピンク、モーブのルージュやネイル ・瞳の色と調和するソフトブラックやダークブラウン。茶系ならブルーみのあるココアやローズブラウンのヘアカラー。アクセントなら赤紫系。 |
アクセサリー | ・柔らかな光のシルバーやプラチナの貴金属。 ・ブルー系、ピンク/エンジ系、ソフトホワイト系が似合う。 ・パールが似合う。 |
小物・眼鏡 | ・柔らかなシルクやシフォンのスカーフはフェミニンや品のよい華やかさになる。 ・バッグは基本色のほかに、ローズベージュ、グレードネービー、バーガンディ色を。形はオーソドックス、柔らかい素材など。 ・眼鏡フレームは目立たないシルバー、チャコールブルーグレーなど。髪の明るさに合うエレガントなもの。 |
パステルサマーの男性のコーディネート | |
ビジネスコーディネート | ・ビジネスシーンはグレーのスーツにソフトホワイトやブルー系のシャツを合わせ、誠実で爽やかさを演出 ・ネクタイもシャツと同系色でスッキリと ・淡いピンクのネクタイをすると、より甘く柔らかい雰囲気になる |
私服コーディネート | ・アウトドアシーンならジーンズが似合うので、きっちりより、少し砕けた雰囲気がよい ・ジーンズ色は淡いブルー。グレーのジーンズにイエローを合わせて軽快な印象や淡いピンクで優しい雰囲気もよい。 ・ボトムスがココアブラウンで引き締めトップスはブルー系やソフトホワイトなどの淡い色もよい |
最終回は「パーソナルカラー:ヘアメイク、パーソナルカラーの特徴など」についてご紹介しました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
「自分のパーソナルカラーが知りたい!」「どんなヘアメイクが似合うかわかるようになりたい!」とパーソナルカラリスト検定3級に興味を持っていただければ幸いです。
そしてパーソナルカラリスト3級検定の合格後、色んな人とパーソナルカラーを試しあってみてください。きっとあなたの日常の色が美しく変わっていくはずですよ。
それでは頑張ってくださいね!Bon courage!
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