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衛生管理者の職務概要と大切な役割について

衛生管理者の職務概要と大切な役割について

衛生管理者試験を受験してみようかなと思っているけど、「衛生管理者って何するの?」と思っている方は多いのではないでしょうか。

今こそ取りたい「衛生管理者」シリーズの第3回では、衛生管理者の職務概要と大切な役割についてお伝えします。

衛生管理者の職務概要

ここでは衛生管理者の職務概要についてお話します。衛生管理者の職務は、労働安全衛生法の通達により、

(1)健康に異常がある者の発見及び処置
(2)作業環境の衛生上の調査
(3)作業条件、施設等の衛生上の改善
(4)労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備
(5)衛生教育、健康相談その他労働者の健康保持に必要な事項
(6)労働者の負傷及び疾病、それによる死亡、欠勤及び異動に関する統計の作成
(7)混在作業における衛生上の必要な措置
(8)衛生日誌の記載等職務上の記録の整備

となっています。

また、衛生管理者は少なくとも毎週1回作業場を巡視し、設備、作業方法又は衛生状態に有害の恐れがあるときは、直ちに労働者の健康障害を防止するため必要な措置を講じなければなりません。

「職員が働きやすい環境を作る」ことは大事な職務

イメージしやすいように、もう少し具体的に衛生管理者の職務を上げてみましょう。
例えば、

・定期健康診断を計画的に実施し職員の健康維持を推進する
・救急用具の装備や点検、洗面所の衛生管理を行う
・定期健康診断を計画的に実施し職員の健
・休憩所を禁煙にし喫煙コーナーを設ける

…などにより職員が働きやすい職場環境を作り出すことが衛生管理者の職務です。

最近は職場環境の悪化による精神的なストレスが原因で心の病を抱える従業員が増えています。職場環境を改善することにより従業員のストレスを軽減することも衛生管理者の重要な役割になります。

所属長に働きかけ、作業計画を見直し、残業や休日出勤の削減を推進していくことも衛生管理者として必要になってきます。

さらに50名以上の事業場では毎月1回以上、衛生委員会または安全衛生委員会が開催されていますが、衛生管理者はこの委員会に出席し、衛生に関する計画・実施・評価等を報告しなければなりません。

まだまだいろいろありますが、ある程度イメージは湧きましたでしょうか。

これらの職務は人事総務部門が行っている場合が多いと思われます。会社によって異なりますが、衛生管理者は人事総務部門の方が担当することが望ましいと思われます。

第4回では、衛生管理者試験が受験しやすい3つの理由をお伝えしていきます。

 

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