衛生管理者資格は、一度取得すれば一生有効な国家資格です。「今は必要ないかもしれない」と思っていても、入りたい企業・業種、そしてご希望の職務によっては、今から取得しておくことに損はありません。
今こそ取りたい「衛生管理者」シリーズの第5回では、衛生管理者に合格するための勉強法と試験の出題傾向をお伝えします。
国家試験のなかでも合格しやすい
衛生管理者資格の合格率は50%程度
衛生管理者試験は、数ある国家試験の中では比較的合格しやすい試験と言われており、合格率は第1種衛生管理者で50%台、第2種衛生管理者で60%台となっています。
出題形式はすべて5肢択一のマークシート記入方式
試験科目は労働生理・労働衛生・関係法令の3科目で300点満点ですが、第1種衛生管理者試験は、労働衛生・関係法令が有害業務に係るものと有害業務に係るもの以外に分かれ、5科目で400点満点となっています。
試験時間は第1種衛生管理者試験・第2種衛生管理者試験とも3時間、出題形式はすべて5肢択一のマークシート記入方式です。
合格基準は各科目の得点が40%以上かつ合計得点が60%以上となっています。苦手な科目は作らない方が良いですね。
合格する勉強法と試験の出題傾向について
受験勉強は、このオンスク衛生管理者講座で勉強すれば合格点に達しますが、公開問題(過去問)をやっておくことをおすすめします。
どんな試験でも過去問は重要です。特にこの衛生管理者試験は、全問のうち8割は同一問題、類似問題が出ていますので非常に重要です。
過去問からの出題は以下のような特徴があります。
1 全く過去問との同一の問題
2 過去問では誤りの肢だったものが本試験では正しい肢として出題
3 5肢のうち2~3肢が過去の出題と同じ
試験は5肢択一ですが、誤っているものはどれかという設問と、正しいものはどれかという設問がありますので、間違えないようにしてください。
なお、以下の記述のある設問は内容にかかわらず、回答が概ね○か×かに偏っている傾向があります(例外もありますが)。回答に迷ったら参考にしてくださいね。
(1)~ことがある … ○
(2)~ことはない … ×
(3)原則として~ … ○
(4)すべて~ … ×
(5)~おそれがある … ○
第6回では、私自身が衛生管理者の資格を取得して、自分の人生に役立った実話をお伝えしていきます。
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