社会人になってからも、仕事をリタイアした後でも、勉強する。
生涯を通じて学ぶこと、それが生涯学習。
もっともな感じがしますが、別に驚くようなことでもないですね。
でも、これとは異なる解釈もあります。こちらはちょっと刺激的です。
わたしたちは、人間です。
その最大の特徴は、「学ぶ」ことでしょう。
この見方に立てば、学ぶことをやめた途端、人間らしさを失うことになります。
極端な言い方をすれば、人間として生きていない。
その場の欲求、快楽を満たすことだけで、何も学ばない。
自分のこと以外にはなんの興味も抱かない。
そして、単に同じような毎日を繰り返す。
そんな状態になったら、生きているかもしれないけれど、生涯などというものではない。
このような考え方です。
そう考えると、生涯学習という言葉は、
「学んでいる間が生涯である」という意味になります。
もちろん、「学ぶ」というのは姿勢であり、態度であって、
狭い意味の勉強だけを指すものではありません。
さて、今日いったい何を学びましたか?
次は何を学ぶつもりですか?
元気いっぱい生きていますか?
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