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FP2級と3級はどう違う?人気資格「FP」級の違いを徹底解説!

FP2級と3級はどう違う?人気資格「FP」級の違いを徹底解説!

皆さん、こんにちは!

将来の年金のことだったり、貯金のことだったり、自宅や車のローンのことだったり、お金の悩みは尽きませんよね。「お金のことを考えて自分でライフプランを立てたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

そこで注目されているのが、ファイナンシャル・プランナー、いわゆるFPといわれる資格です。
FPとは、希望のライフプランに基づき、家計の見直しをサポートする専門家のこと。仕事で活かすことはもちろん、FP資格に関連する内容を知っていれば、お金のことに詳しくなれます。自分自身で家計を見直し、家計をデトックスしていくことも可能です。

そんなFPの資格のうち受験者が多いのが、FP2級FP3級の試験です。それぞれどういった違いがあるのか、どちらを受ければよいのか、今回はお話ししていきます。

FP技能検定は2団体で実施されている!団体による違いは?

FP技能検定は、日本FP協会金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施しています。
資格試験といえば通常は1つの団体が実施しますが、FPに関しては2団体による実施となったのは、2002年度、FPが国家資格になる以前、それぞれ独自にFPに関する資格認定を行っていた流れによるものです。

日本FP協会

FPが国家資格になる以前は、AFPやCFP(FPスキルを認定する民間資格。AFPがFP2級相当、CFPがFP1級相当)の認定を独自に行っていた機関で、現在もFP技能検定以外にCFPとAFPの認定を実施しています。
ファイナンシャル・プランニングの研究や普及なども実施している団体です。

金融財政事情研究会(きんざい)

金融財政政策や金融機関経営の研究や情報普及などを目的とした団体です。
日本FP協会のようにCFPやAFPの認定は実施しておらず、FP技能検定以外に、DCプランナーなど金融に関する資格試験を実施しています。

日本FP協会ときんざいの違いは試験に影響する?

日本FP協会ときんざい、どちらでもFP技能検定を受験できます。試験内容も基本的には同じです。

違いがあるのは実技試験。あとで詳しく説明しますが、実技試験の内容や問題数が、日本FP協会ときんざいとでは異なります。出題内容に違いがみられる点で、多少試験に影響はあるでしょう。

【実技試験の出題科目の違い】

  日本FP協会 金融財政事情研究会(きんざい)
1級 資産設計提案業務 ・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
(いずれか選択)
2級 資産設計提案業務 ・個人資産相談業務
・中小事業主資産相談業務
・生保顧客資産相談業務
・損保顧客資産相談業務
(いずれか選択)
3級 資産設計提案業務 個人資産相談業務

ちなみに、日本FP協会でFP3級を取得している方が、FP2級をきんざいで受けることもできますし、その逆も可能です。
FP技能検定1級の学科に限りきんざいのみでの実施になりますが、2級や3級に関しては過度に実施団体を気にする必要はないでしょう。

FP2級とFP3級の試験概要の違いは?

試験概要の違いについて見ていきましょう。

FP2級とFP3級の試験科目の違い

FP2級、FP3級、いずれも出題範囲は、ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業継承の6項目に分かれています。
それぞれの出題範囲は以下のとおりです(赤文字が2級で新たに加わる部分です)。

【試験科目】

3級 2級
ライフプランニング
・理論、関連法規、手法
・社会保険
・公的年金
・企業年金や個人年金
・年金と税
・資金計画と最新の動向
・ローンとカード
・理論、関連法規、手法
・社会保険
・公的年金
・企業年金や個人年金
・年金と税
・資金計画と最新の動向
・ローンとカード
・中小法人資金計画
リスク管理
・リスクマネジメントと保険
・生命保険
・損害保険
・第三分野の保険
・リスク管理と保険
・最近の動向
・リスクマネジメントと保険
・生命保険
・損害保険
・第三分野の保険
・リスク管理と保険
・最近の動向
金融資産運用
・マーケット環境
・預貯金、金融類似商品
・投資信託
・債券投資、株式投資
・外貨建て
・保険商品
・金融派生商品
・ポートフォリオ運用
・税、法規、セーフティーネット
・最近の動向
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・投資信託
・債券投資、株式投資
・外貨建て
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・金融派生商品
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・最近の動向
タックス プランニング
・税制と所得税のしくみ
・各種所得と損益計算
・所得控除、税額控除
・所得税の申告、納付
・個人住民税、個人事業税
・最近の動向
・税制と所得税のしくみ
・各種所得と損益計算
・所得控除、税額控除
・所得税の申告、納付
・個人住民税、個人事業税
・法人税
・法人住民税、法人事業税
・消費税
・会社と役員の税務
・法人の決算書と申告
・諸外国税制

・最近の動向
不動産
・見方、取引、規制
・不動産取得・保有に関する税
・不動産譲渡に関する税
・不動産賃貸
・不動産有効活用
・不動産証券化
・最近の動向
・見方、取引、規制
・不動産取得・保有に関する税
・不動産譲渡に関する税
・不動産賃貸
・不動産有効活用
・不動産証券化
・最近の動向
相続・事業承継
・贈与に関わる法律と税
・相続に関わる法律と税
・相続財産評価
・不動産や保険の相続対策
・最近の動向
・贈与に関わる法律と税
・相続に関わる法律と税
・相続財産評価
・不動産や保険の相続対策
・事業継承対策
・事業と経営

・最近の動向

3級の出題範囲が個人のファイナンシャル・プランニングのみだったのに対して、2級では新たに法人のファイナンシャル・プランニングが追加されていることがわかります。

さらに、表ではわかりにくいですが、出題内容は3級よりも2級の方がより専門的です。
3級では 、日常生活でも必要になるような知識を問う問題が多く、2級では基礎知識からさらに深い部分を質問してきます。

例えば3級の学科は、正誤問題が問題の半分、残りが文章の空欄を選択肢から選ぶものです。
内容は用語説明やしくみの正誤。具体的には、退職所得控除額の計算式や投資物件の利回りの計算方法など、金融機関に勤めていない方でも知っておくと役立つ可能性が高い内容です。
3級を学ぶと経済ニュースの内容を理解しやすくなり、不動産の契約や投資信託などの金融商品の購入時にも役立つでしょう。

2級の学科は、四答択一式で問題文も長く、1つ1つ適切なものを見極める知識が必要です。
質問内容もより実務的になっており、例えば、シャープレシオの算出方法や法人税の損金などの知識を問われます。
2級の知識まであれば、仕事で顧客に説明する際に、数字を用いて理論的に説明できるようになったり、説明に厚みが出て説得力が増したりするでしょう。
もちろん、金融機関に勤めていない方でも、不動産の契約時や投資の際、確定申告など、様々なシーンで2級の知識を活用できます。

つまり、FP3級とFP2級の違いを簡単にまとめると、FP3級が、それぞれのファイナンシャル・プランニングの項目の“概要”、FP2級が、“計算含め、より詳しい内容”というイメージです。

お金について基本的な知識を蓄えたいならFP3級でも十分ですが、実務的なファイナンシャル・プランニングを目指すなら、FP2級までは取得しておいた方がよいでしょう。

FP2級 資格概要

FP3級 資格概要

FP2級とFP3級の試験問題数と出題形式の違い

FP2級とFP3級の問題数や出題形式にも違いが見られます。

  3級 2級
学科
問題数 60問 60問
出題形式 ○×、三答択一式
(マークシート)
四答択一式
(マークシート)
実技
問題数 ・事例形式5題(きんざい)
・20問(FP協会)
・事例形式5題(きんざい)
40問(FP協会)
出題形式 マークシート形式 記述式

(※いずれも60%以上で合格)

学科については、○×と三答択一式(3級)の組みあわせから、四答択一式(2級)へ。選択肢が増えたことで、難易度が増しています。

実技についても、マークシートから記述式に変わっているのがわかるでしょう。記述式の中には計算結果なども含まれており、正確な解答が必要です。

また、日本FP協会の試験については問題数が20問から40問に増え、正確かつスピーディーな解答が求められるようになっています。

FP2級とFP3級の受験資格の違い

FP2級とFP3級の違いについて説明してきましたが、中には2級から挑戦してみたいと思った方もいるでしょう。すぐに2級を受けることはできるのでしょうか?

【各級受験資格】

3級 2級
FP業務に従事、あるいはしようとしている ・FP3級合格者(合格番号必須)
・2年以上の実務経験(自己申告)
・AFP認定研修修了 (修了証書あるいは受講者番号)
・金融渉外技能審査3級合格者 (合格証書等が必要)

答えは、NOです。確かに、上記表の2級受験資格にある項目に該当すれば、2級から受験できます。しかし、実務経験のない方や学生などがFPの資格を取得する場合には、3級からの受験が基本です。

ちなみに2級の“実務経験”は、金融機関や保険会社へ勤務する人のほか、会計事務所の職員、一般企業の財務や経理担当なども含まれます。FPとして相談業務の経験がある必要はありません。

実務経験がない方で、どうしてもFP2級を受験したい方は、AFP認定研修をFP協会で受講する(※目安1万円以上の費用が別途必要)とよいでしょう。

FP2級とFP3級の難易度や合格率の違いは?

FP2級やFP3級の近年の受験者数や合格率はどうなっているのでしょうか?以下は、2023年1月試験のデータです。

【2023年1月受験者数と合格率】

FP2級・3級試験 受験者数および合格率

FP2級とFP3級を比較すると、合格率は倍近く違うことがわかります。
FP3級は学科、実技ともに多くの人が合格していますが、FP2級の合格率は50%を下回る項目もあります。

もちろん1回の試験データだけで比較できるものではありませんが、FP2級とFP3級とでは合格率にある程度の差があると思っていただいて問題ないでしょう。

これは先ほども説明したように、FP3級からFP2級になると、試験科目がより深い内容になるだけでなく、学科のマークシートの選択肢が増えること、実技においては計算して答えを求める記述式であることも要因です。

FP3級では、ファイナンシャル・プランナーの第一歩としての基礎的な内容を知り、日常生活で活用できる知識を身に付け、FP2級では専門的知識を加えて仕事にすることもできるという違いもあるためです。

なお実技に関しては、日本FP協会ときんざいで、合格率が大きく異なることがわかります。これは、FP協会が問題数を増やしスピード感も重視しているのに対し、きんざいは実務的な事例を元に問題を作成していることが要因の1つ。

日本FP協会の問題文は、きんざいと比べると、設問が短くシンプルです。すべての問題がそうだとは言いませんが、学んだ知識をそのまま駆使して問題を解いていけば、比較的答えを導き出せるでしょう。

反対に、きんざいの問題文は、設例に対して複数の設問が設けられているタイプの試験で、問題文が日本FP協会の問題文と比べると長文かつ複雑です。そのため、設例の内容を理解したうえで、各設問の意味を正しく理解していかなければなりません。

日本FP協会の問題と比べると問題数は少ないのですが、きんざいの問題に挑戦する場合には、読解力も必要となるでしょう。

FP2級 難易度・合格率

FP3級 難易度・合格率

FP2級とFP3級とでは勉強時間はどう違う?

先にお話ししたとおり、FP3級と比べると、FP2級は出題範囲や主題形式など難易度がぐっと高くなりますので、FP3級よりもずっと勉強時間をかけなければなりません。

FP3級はマークシート形式で、特に学科は正誤問題や三答択一式と選択肢も少ないため、ポイントを押さえれば初学でも1ヵ月で合格できる人はいるでしょう。

しかしFP2級は、学科で四答択一式となり選択肢が増える分、ひっかけ問題のようなものも出てきます。何より実技は記述式になり、計算する設問が増えることから、1ヵ月のような短い勉強時間では心もとないです。

また、計算式を覚えるだけでなく、どんなときに、どのように使うのかという計算方法についても理解しておかなければなりません。理解不足だと、使い方を間違ったり異なる計算式を用いたりすることも。

FP2級の試験勉強時にFP3級の知識がある場合も、少なくとも3ヵ月は勉強時間が必要だと考えておいたほうがよいでしょう。勉強のしかたや理解度によって勉強時間は変わってきますが、1日2時間勉強したとすると、1ヵ月なら約60時間、3ヵ月なら約180時間の勉強時間になります。

FP3級にもFP2級にも言えることですが、出題範囲がとても広いため、金融業界とまったく関係のない仕事をしている方や学生の場合、一から学ぶことになるでしょう。そうすると、1日2時間ですべてを網羅するには限界があります。

帰宅後の貴重な時間を効率良く使うには、学習教材にオンライン学習を取り入れるのも有効です。重要なポイントや多くの人がひっかかりやすい部分などを、丁寧に説明しています。また、オンライン学習であれば、分厚い参考書を持ち歩かなくても学べるため、通勤通学などの移動中にも学べるでしょう。

知識面をオンライン学習でインプットして、帰宅後に実践問題を集中的に解いていくというサイクルができると、とても効率的に試験勉強ができます。そして試験前2週間くらいには、過去の問題を解いて、間違ったところをしっかり見直すことが大切です。

なぜ間違ったのか、どのポイントを見誤ったためにその答えになったのかなど、間違った問題を徹底的に解明するようにしてください。そうすることで、ただのケアレスミスなのか、根本的に知識が抜けているのかなどがわかり、抜けている分野があれば補強すればよいというわけです。

あらためて抜けている分野をテキストで見直そうとすると、時間がかかります。こういった補強学習に関しても、オンライン学習がおすすめです。オンライン学習であれば、分野別に解説しているため探しやすく、ポイントもまとめられています。

例えば、夜に問題を解いて間違ったポイントがあった場合、補強したい分野を見つけるところまでして就寝。次の日の通勤時間に、補強したい分野をオンライン学習にて補強します。その夜に、前先日間違った問題をもう1度解き、さらに似た問題を解いて定着させるという方法もよいですよ。

なお、前述した勉強時間はあくまでも目安です。
保険や税務、不動産などいずれか実務経験があれば、その分野の勉強は簡単なおさらい程度で済みますから、勉強時間を短縮できます。

反対に、実務経験がない場合は、自分の強みを探るところから始まりますから、合格するためには、今回紹介した目安よりも勉強時間を要することがあるでしょう。

FP2級とFP3級の試験日はいつ?併願はできるの?

FP2級とFP3級では試験日に違いはありません。
試験は1月、5月、9月の年3回実施され、明確な期日は年度によって異なります。

試験時間は、FP2級とFP3級のいずれも学科は朝10時から12時までの2時間。実技は午後行われます。13時30分から午後の部開始で、試験時間はFP2級で1時間30分、FP3級は1時間です。

FP2級とFP3級は同日の同じ時間帯に試験が行われる関係で、併願はできません。2級の受験資格がない場合は、FP3級以外の受験資格を取得しておく、あるいはFP3級に合格したのちに受験する方法しかありませんので、注意しましょう。

なお、FP技能検定の学科試験とは実技試験は独立しています。学科試験が落ちても実技試験に合格していれば、あるいは逆のケースでも、合格した方の試験は、次回の試験で免除とすることが可能です。

FP2級と3級はどう違う?

FP2級とFP3級について、試験範囲や難易度など様々な違いをご紹介しました。2級に関しては受験資格もあるので注意しましょう。

なおFP2級とFP3級どちらを受験するべきかについてですが、実務経験のないまったくの初学者は、3級から受験されることをおすすめします。難易度が易しいため3級合格で自信を付けてから2級に臨めますし、ファイナンシャル・プランニングの基礎を築いたうえで2級の勉強が始められるためです。

受験資格を満たす実務経験があれば2級からのスタートでも問題ありませんが、実務から離れている期間が長い場合は、3級から受験した方がおさらいにもなるので安心度は高いでしょう。

今回ご紹介した試験概要などを比較して、ご自身に合った級を学習し、受験してみてください。

FP2級講座

FP3級講座

参考URL:
日本FP協会 
https://www.jafp.or.jp/about_jafp/
金融財政事情研究会 
https://www.kinzai.or.jp/info/gaiyo.html
日本FP協会 2023年1月実施3級FP技能検定試験結果
https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/20230103.shtml
日本FP協会 2023年1月実施2級FP技能検定試験結果
https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/20230102.shtml
きんざい 試験結果:2023年1月試験 
https://www.kinzai.or.jp/fp/news-fp/39483.html

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