皆さん、こんにちは!最近では多様な働き方が認められる社会となり、企業が社員の副業を認める動きが少しずつ広がってきていますよね。
また、「フリーランス」という新しいタイプの「個人事業主」または「自営業」を営む方も多くなってきているようです。
そこで今回から全5回にわたって、FP資格を取得して「フリーランス」となった私の体験をもとに、会社員の方が個人事業主や自営業を目指す際に役立つ情報を紹介します。
フリーランスって、どんな存在?
個人事業主や自営業を営まれている方は、いったい何のために自分で事業をしようと思ったのでしょうか?
私の場合は「自分の好きなことを仕事にするため」に個人事業主のフリーランスになりました。
実は、フリーランスを分類すると「独立系フリーランス」と「副業系フリーランス」に分けられるのです。
そして「独立系フリーランス」は個人事業主と自営業(主に小規模法人)に分かれ、「副業系フリーランス」は企業に雇用されつつ、副業や個人事業主をする方に分かれます。
会社員の方にとっては、個人的にやりたいことがあっても仕事を辞めるリスクを取るかどうかを悩む場合もあるでしょう。「自分が雇われたまま、別の仕事もできる可能性が広がる」ということに魅力を感じませんか?
しかし、自分の得意分野の経験や知識はあっても、お金に関する知識がまったく無い状況での独立や副業の開始は「かなり危険」です。
そこで、役立つお金の知識を学べる資格の1つがFP資格なのです。
なぜFPの視点が必要だったのか
FPとは、「ファイナンシャルプランナー」の略称です。
私が本格的にFPの知識に興味を持ったのは、自分の好きなことを仕事にしたいけれど事業(税金・保険・年金)について何の知識も能力担保も無い劣等感からでした。
そんなマイナスの気持ちからスタートしたFP試験の学習ですが、独学道場というTAC出版さんの講座を信じて学習した結果、FP2級(個人資産相談業務)まで合格しました。
これによって私は事業に関しての知識面での自信を持ち、劣等感は一応克服することができ、「FPとして自分で仕事をしてみよう」と個人事業主としての出発を決意するきっかけになったのです。
FPの試験は「金融財政事情研究会」と「日本FP協会」が行っており、税金・保険・年金・事業承継などの幅広い知識を学ぶことができます。
特に金融財政事情研究会の試験は基本的なお金に関する知識を問う3級からあり、個人事業主となっても小規模企業の社長として経営者になっても役立つ知識の第一歩です。
なにより、身に付けた知識はお客様のためだけでなく、自分を守るためにも使うことができます。
FP試験の合格によって、仕事の選択肢が広がった!
私は金融財政事情研究会のFP2級まで取得したことは上記で述べたとおりです。
FP資格を取得したメリットは、仕事を任せていただける相手方や、お金の問題を抱えた相談者に、「私は一定のお金に関する知識がありますよ」と示せることです。
特に個人事業主などでは自分の後ろ盾にネームバリューのあるような企業名などは無く、自分自身がブランドにならなくてはいけないため、資格の取得は価値がありおすすめです。
また、自分の仕事の選択肢を広げることができます。例えばwebや書籍で、お金に関する文章の執筆、講演または講義、各種お金に関する相談などは、業際(※)に注意すれば自由に行うことができます。
※「ぎょうさい」と読み、弁護士法や税理士法など資格者しかできない独占業務で守られている仕事。これに抵触すると罪に問われます
仕事を与えられることはとてもありがたいことです。またそれと同じくらい、仕事を選べるという魅力もFPなどの仕事にはあるということを、ぜひ知ってくださいね。
今回は読者の皆さんに、個人事業主がどういうものであるか、仕事を辞めなくても副業という選択肢もあること、そして私の経験をもとにFPの魅力をお伝えしました。
次回は「FPの仕事と税金」をテーマに、FPのタックスプランニングについてお伝えしたいと思います。あわせてFP試験におけるタックスプランニングの位置づけなども述べていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もぜひご覧ください。
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