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退職前に知るべきリスクと保険とは|個人事業主におすすめ「FP」資格

退職前に知るべきリスクと保険とは|個人事業主におすすめ「FP」資格

皆さんこんにちは!独立系FPの川村秀俊です。現在はFP資格を活かした独立系フリーランスとして活動しています。

連載「個人事業主におすすめ!FP資格」、前回はFP試験の試験内容や合格基準点を説明したほか、個人事業主が知っておきたい、貯蓄と節税を兼ね備えた「小規模企業共済」を紹介しました。

今回は、会社員から個人事業主に転身した私が感じたリスクと、それに対してとった行動を紹介したいと思います。
会社に残りながら副業をする方とは違い、個人事業主への転身を考えている方におすすめのリスク管理です。

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公的な年金制度が、個人事業主には手薄いという不安

一般に個人事業主(独立系フリーランスを含む)が抱える不安の中で、「将来の生活費の確保」は大きな割合を占めます。

確かに個人事業主には定年がありませんから、会社員の方が定年のない、自分の好きなことを仕事にできる個人事業主を目指す理由にはなり得ます。
私もフリーランスを始める理由は、会社という組織に縛られずに好きなことを仕事にしたいという理由でした。

しかし、私のしくじり体験は、自分の「年金」や「保険」による将来の社会保障による収入を全く考えないまま、FP業務を始めてしまったことでした。

個人事業主は国民年金に加入します。しかし、現実には国民年金の受給額だけでは足りないのが正直なところです。
自分が将来いくら年金を貰えるかは、「ねんきん定期便」を確認してみましょう。本当に国民年金だけでは足りないケースがほとんどだと思います。

私もねんきん定期便を確認し、「これでは将来の生活はやっていけないな」と感じ、国民年金基金に加入しました。将来の年金受給額を増やせるうえに掛金は全額、社会保険料控除に該当し、所得控除の対象となります。
私が次に加入を検討している商品は、個人型確定拠出年金(iDeCo)です。この制度については次回の記事で詳しく説明します。

健康保険の制度を学び、会社員の頃の制度を活用しよう!

会社員の方が個人事業主になると、通常は国民健康保険に加入することになるということは上記で説明したとおりです。
しかしもう1つの選択肢として、引き続き前の会社で加入していた健康保険に加入することができます。いわゆる任意継続被保険者(ニンケイ)と呼ばれます。

なお、ニンケイの手続きは前に勤めた会社が行うのではなく、退職者が自ら行う必要があります。退職してから20日以内に「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」を保険者へ提出します。
保険者は「協会けんぽ」と「組合健保」に分かれていますので、自分が勤めていた会社がどちらに加入しているかを確認して、手続をしましょう。

ニンケイのメリットとして、一定以上の所得がある方は国民健康保険よりも保険料が安くなることがあります。なぜなら、保険料を計算するための「標準報酬月額」は、「退職時」と「全被保険者の平均額」とのいずれか低い方となるからです。

また、扶養家族がいる場合に、国民健康保険は家族1人ひとりに保険料がかかります。しかしニンケイの場合には、扶養している家族の所得が一定以下であれば、ニンケイの制度上扶養家族となり、扶養家族には保険料がかかりません。

デメリットは、勤務していたころは保険料の50%を会社が負担してくれていましたが、ニンケイを選択すると保険料は100%自己負担になるという点です。そのため、保険料の月額負担が国民健康保険と比べて割高になる場合があります。

就業不能特約付き生命保険とは?

個人事業主は、自分自身の技術やノウハウが商品です。
しかし、その自分に万が一のことがあったら事業の継続は難しくなりますよね。残された家族の生活費の不安も考えておかなくてはなりません。
また各種の疾病で入院すれば、その間は事業を指揮監督する人がいなく、休業するしかなくなってしまいます。

そのため、個人事業主になったら必須の保険といえる「就業不能特約付き生命保険」にはぜひ加入しておきましょう。医療保険についても同様です。

もし、皆さんが会社員として仕事を続けていたら、健康保険に加入していれば1年6ヵ月間は傷病手当金が給付されます。国民健康保険にはこのような制度はありません。

なお、この1年6ヵ月という期間は、もし皆さんが障害状態になってしまった場合に、障害の程度を判定する期間として設けられています。
つまり、重度の障害状態になったとしても、障害年金はすぐには貰えないということを、十分心に留めておいてください。

個人事業主がリスク管理を学習しないというリスク

個人事業主がリスク管理を学習しないというリスク

今回の記事の様な考え方を「リスク管理」といい、FP試験の学習では必ず学びます。
個人事業主に転身する方は、会社員時代以上のリスクの洗い出しと対策が求められます。リスクを知らないでは済まされないのです。

病気で働けなくなるリスク、事業上の債務を残したまま家族を残して亡くなるリスク、これらに対処するための保険の種類などもFP3級で学習することになるので、勉強するきっかけとしてFP資格は有用です。
様々なリスクへの対策法を知ることで、安心して仕事ができ、将来の自分と家族を守ることにつながりますよ。

次回は、今回の記事の中で取り上げた個人型確定拠出型年金 iDeCo(イデコ)について述べたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。次回もぜひご覧ください。

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