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合格者が伝授!HSK3級おすすめ勉強法「聞き取り」について

合格者が伝授!HSK3級おすすめ勉強法「聞き取り」について

皆さん、こんにちは!

この連載では、中国語(北京語)習得の1つの基準であるHSK3級(漢語水平考試)の勉強法について、私の経験を紹介していきます。
中国語を勉強したい、資格を取ってキャリアアップに役立てたいとお考えの皆さんのお役に立てれば幸いです。

第2回の今回はHSK3級の「聞き取り」について、ポイントとおすすめの勉強法をお伝えしていきたいと思います。

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HSK3級の聞き取り問題

まずはHSK3級の聞き取りの概要をご紹介します。

聞き取りパートは約35分。会場でスピーカーやプレーヤーで再生される音源を聴いて解答します。大きく4部分に分かれており、

第1部分:短い会話を聴いて、数枚の写真の中から内容が一致するものを選ぶ。
第2部分:短い文を聴いて、聴いた内容と問題用紙にある文章の内容が一致するかを判断する。
第3部分:2人の短い会話とその内容に関する質問を聴いて、その質問の答えを3つの選択肢から選ぶ。
第4部分:2人のやや長い会話とその内容に関する質問を聴いて、その質問の答えを3つの選択肢から選ぶ。

各部分10問あるので全部で40題。1題につき1分に満たないペースで進行します。

音源はそれぞれ2回再生されるので、まずは落ち着いてしっかりと音源を聴くことが一番重要です。語学試験に聞き取りはつきものですが、緊張しすぎると文章全体を把握できないことも多いので、心構えとしては「聞き流す」くらいリラックスできると最高です。

なお、「聞き取り」は中国語で「听力(ting li)=聴く力」と言います。HSK3級の問題用紙でもこの表記なので覚えてしまいましょう!

聞き取りのポイント

聞き取り攻略のポイントは、当然ですが何と言っても「再生される音声を理解すること」です。
皆さんも経験があると思いますが、新たな外国語に触れるとそもそも単語の区切りを聴き取れず、何を言っているのかさっぱりわかりませんよね。
特に中国語は4つの声調が繰り返されるので、最初のうちは単語を聴き分けにくく感じると思います。
そのため、まずはHSK3級で出題される範囲の600の単語を、1つずつ聴き分ける勉強法をおすすめします。

私が学習していた時代はCD音源のついた教材を購入してiPodで聴いていましたが、最近はスマートフォンのアプリやeラーニングが普及してきているので、それらを試すのも効果的だと思います。

Google翻訳もかなり長い文章まで発音を再生する機能があるので、そういったサービスを活用してまずはHSK3級必修600語を繰り返し聴いてみましょう。

また、第1回でも触れた通り、音源を聴くのと同時に単語を書き取る、自分で声に出してみるのも効果的です。これによって耳のトレーニングに加えて、単語を記憶することもできて一石二鳥。また、自己学習でも自分の発音上達を実感できると、楽しくモチベーションも高まり一石三鳥を狙えます。

私の場合は、1日に20単語:1ヵ月で600単語練習する目標を設定してスタートしましたが、後半はモチベーションが高まり、好調な日は1日50単語練習することもできました。

文章の聞き取りに挑戦

さて、単語の聞き取りに自信がついてきたところで、いよいよ文章の聞き取りにステップアップしましょう。

HSK3級の聞き取りで出題される「短い会話」の1文は、おおよそ7~12前後の単語で構成されています。
ただし、問題に解答するために“出てくる単語すべてを理解して書き取れるほどの力”は必要ありません。
単語の区切りを意識しつつ、同時に自然な会話として意味を理解、または想像できれば正解できます。

特に第3、4部分では、2人の会話を聴いたあとにその会話に関する質問を聞き取ります。
問題は2回連続で再生されるので「再生1回目は会話を聞き流し、状況を想像して、その後の質問を理解する。2回目に質問の答えを着実に聴き取る」というテクニックも有効です。

例えば、次の問題を考えてみましょう。

男性A:お待たせしてごめんね。今日は銀行がとても混んでたんだ。
男性B:大丈夫ですよ。今本屋に入って時間潰してたから。

質問:Aさんはどこからきましたか?
正解:銀行

1回目に会話を聞くと、AさんがBさんに遅れたことを謝り、Bさんが「大丈夫」と答えているのは理解できると思います。
これはHSK3級に限らないと思いますが、聞き取り問題で問われるのは、その文章の中で「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」の5W1Hのうちのどれか、もしくは複数がほとんどです。

加えてHSK3級では必修600単語をマスターしているかも重要なので、上の問題だと「銀行」「混んでいた」「本屋」あたりを聞き取れるかどうかがポイントになります。

1回目はその状況を把握して、2回目は5W1Hと必修単語を意識して聴くくせをつけると、正しい選択肢を選べるようになるはずです!

スピードに慣れよう

おそらく多くの日本人が「中国語って早口!」というイメージを持っていると思います。私も実際に中国に渡ったときは、ナチュラルスピードの速さに驚愕しました。日本で学習していた時の4~5倍くらいの速度に感じました。

HSK3級の聞き取りはナチュラルスピードに比べるとかなりゆっくりだと思います。
ただ、ゆっくりとはいえ、単語を区切って話してくれるわけではないので、耳を慣らすことが必要です。

私のおすすめは日本のアニメを中国語で見ること。ご存知の通り日本のアニメーションは中国でも人気が高く、それらがきっかけで日本語を学ぶ中国の方もいらっしゃいます。中でも、ドラえもんやアンパンマンなど子供向けのアニメーションは、会話の内容も比較的シンプルでスピードも控え目です。

DVDやネット配信などメディアは様々ありますが、ベストは音声と字幕を中国語(北京語)にして見ること。特に日本語で一度見たあとに見ると、シチュエーションやセリフをうっすら覚えているのでストレスなく見ることができ、音声に集中できると思います。

ということで、今回はHSK3級「聞き取り」の勉強法をご紹介しました。
次回は 「読解」の勉強法についてお話ししたいと思います。

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