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ビジネス実務法務3級直前対策「最低限、見直したい分野」

ビジネス実務法務3級直前対策「最低限、見直したい分野」

前回は「出題傾向とその対策」のお話をしましたが、今回はより具体的に「各分野で復習しておいて欲しい内容」のお話をします。
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1.民法

意思表示、代理、損害賠償、担保を必ず復習を!

まず何と言っても、出題の半数を占める民法ですが、意思表示、代理、損害賠償、担保に関しては、必ず復習しておいてください。

損害賠償について

債務不履行責任、不法行為責任、担保責任、製造物責任法、それぞれの違いをしっかり区別しておく

担保に関して

個々の詳細な知識というより、物的担保、人的担保の各種における比較、異同をまとめておくことがポイント

2.商法・会社法

株式会社の基本的な制度、仕組みを理解する

株式会社の基本的な制度、仕組みを理解しておくことが大切です。
会社法は、いかに会社が合理的に適正にお金儲けが出来るかを考えて作られた法律です。
そのため「なぜ株主は有限責任なのだろうか、株式はなぜ自由に譲渡できるのか、資本制度って何のためにあるのだろうか」と考えてみると、全体が繋がってきます。

3.その他の分野

知財関連について

出題の中心は特許権と著作権です。両者の違いを中心にまとめておくと良いでしょう。
例えば、特許権は登録しなければ発生しませんが、著作権は創作すれば登録なしに発生しますし、職務発明、職務著作については、逆の取り扱いとなります。

独禁法について

禁止される私的独占、不当な取引制限、不公正な取引方法とはどんなものなのかを具体例を通じて、大まかなイメージをもてるようにしてください。

労働関係について

立場の弱い労働者の保護をどのように図っているのか、労働契約の締結の仕方、就業規則を中心に見直しておいてください。
また、労働契約には、消費者契約法の適用がないことも重要です。

上記分野以外

個人情報保護法、消費者契約法、特定商取引法がよく出題されます。
ただし、過去問で問われている内容を繰り返し出題されるケースが多いので、過去問や問題集を繰り返し解いてみると自然に覚えてしまえると思います。

以上、簡単にではありますが、最低限見直して欲しい分野を列挙しました。
最終回は、「本番での心構えや注意点について」お話しいたします。

※出典:資格の学校TAC

ビジネス実務法務3級の過去問と出題傾向はこちら

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