オンスクユーザーの皆さま、こんにちは!オンスク運営事務局のキクチです。
この連載では、マイプロジェクト「仕事と育児で忙しくてもオンスクの機能を徹底活用して30日間で知財3級に合格!」の検証の結果、皆さまに声を大にしてお伝えしなければ!と思った勉強法について紹介しています。
今回受験したのは知財3級ですが、勉強法やオンスクの使い方などは、他の資格試験を勉強中の方にもお役にたてるかと思います。
「勉強って、こういう進め方もあるんだ!」
「オンスクのこの機能は、この使い方もアリなんだ!」
など、感じていただければ幸いです!
目次
「オンスクを徹底活用して30日間で知財3級に合格!」勉強工程
マイプロジェクト「オンスクを徹底活用して30日間で知財3級に合格!」の勉強工程は、以下の通り。
前回は「最初の10日間」でやる「インプット」の勉強法として、おすすめの「ながら勉強」をご紹介しました。今回は、「次の10日間」でやる「アウトプット」の勉強法のご紹介です。
内容 | 使う機能・ツール | |
---|---|---|
事前準備 | 1.学習スケジュールを設定 2. 講義スライドをモバイルに保存 |
① オンスク「学習プラン」 ② オンスク「教材ダウンロード」※ |
最初の10日間 | インプット中心 1.講義動画視聴 2.問題演習1周 |
① オンスク「講義動画」 ② オンスク「問題演習」 |
次の10日間 | アウトプット中心 1.問題演習2周・3周 2.まとめノート作成 |
① オンスク「問題演習」 ② ノート |
ラスト10日間 | 仕上げ 1.問題演習で自信のない問題を見直し 2.実技問題集を3周 3.まとめノート更新・見直し |
① オンスク「問題演習(復習問題※)」 ② 実技問題集 ③ ノート |
※ウケホーダイ・スタンダード会員限定機能 |
最初の10日間で、オンスクで講義動画をぜんぶ見た&問題演習を1周やり終えましたよね。
これは、知財3級で学ぶ内容を、ひととおりざっくりインプットした状態。ジグソーパズルに例えるなら、完成図をだいたい覚えて、パズルを外枠だけ組んだところです。
次の10日間はアウトプット中心!やることは、大きくは以下の2つ。
① 「まとめノート」を作成する。
② オンスクで問題演習の2周め・3周めを行い、間違えやすい箇所を「まとめノート」に追記する。
では順にみていきましょう!
① 知財3級の勉強に「まとめノート」作成が最強な理由
資格勉強でまとめノートを作るという勉強法は、実は、資格によってはおすすめできません。
例えば宅建や社労士などの大型資格の場合、勉強範囲が広すぎるので、まとめノートを作っていたら1年くらいあっという間に経ってしまいます(理解しづらいところだけノートに書き出して整理してまとめる、というくらいはむしろアリですが)。
しかし知財3級の場合は、まとめノートが最強の勉強ツールであると断言します。
なぜなら、知財3級試験で扱う主な法律のうち特許法・実用新案法・意匠法・商標法は、問われる項目がほぼ同じであり、各法律を比較しやすいようにまとめノートを作れば、同じ項目について各法律での違いが明確になって覚えやすいからです。
具体的には、1法律あたりノート見開き2ページを使って、その法律の特徴(目的・出願~効力発生までの流れ、存続期間など)をまとめます。
残りの法律についても、同じレイアウトで作成していきます。
以下は、私の作成したまとめノートのうち、特許法と、意匠法のページです。だいたい似たレイアウトで作成しているのがおわかりでしょうか。
知財3級まとめノート「特許法」
知財3級まとめノート「意匠法」
まとめノートを見開きで同じレイアウトで作るのには、単にまとめやすいという以上の意味があります。
まとめノートを、特許法→実用新案法→意匠法→商標の並びで作成しておいて、例えば存続期間を各ページの同じ位置に書いておくと、各存続期間を覚えるとき、ページを繰って「20年→10年→25年→10年」と目にすることになります。
すると問題演習をやっていて、“あれ、意匠権の存続期間って、出願から20年だっけ、25年だっけ…”と記憶がごっちゃになったとき、「頭の中でノートのページをめくると、目当ての数字を思い出しやすくなる」のです!
いま思いつきましたが、“特許法はブルー、実用新案法はグリーン、意匠法はピンク、商法はオレンジ”というふうに、法律ごとに重要箇所のペンの色を決めておくと、数字とペンの色とが結びついて、より記憶がよみがえりやすくなるかもしれません。
文字よりもイメージで暗記する方が得意という方は、ぜひ試してみてくださいね。
② 問題演習をやるときに「復習問題」機能がマストな理由
まとめノートができあがったら、オンスクの問題演習2周めを行います。
問題演習1周めのときは、間違ってもさらっと流す程度でよかったのですが、2周めでは、間違った箇所は該当講義のスライドを見直して(もちろんテキストを見てもいいのですが、オンスクの知財3級講座の場合、たいてい講義スライドに載っています)、まとめノートの該当箇所に線を引いたり、補足情報を書き込んだりしていきます。
このときの書き込みは、違う色のペンでやっておくと、後から見直したとき、自分の間違いやすい箇所が一目瞭然になるのでおすすめです。
そして問題演習3周めでは、「復習問題」機能を活用しましょう!
復習問題機能とは、「あとで復習」ボタンを押した問題だけをリストアップできる機能です。ここで、少しでも解答に迷った問題があればリストに登録し、該当箇所についてまとめノートを確認&書き込みしておきます。
ちなみに間違えた問題だけなら、問題演習画面の「正解率」機能で確認できます。でも、なぜわざわざ「復習問題」機能を使うかというと、“まぐれ当たりした問題をとりこぼさないため”です。
解答に少しでも迷った問題はどんどん「復習問題」に登録し、スキマ時間で何度も復習問題にトライ!
“完全に覚えた!”という問題だけ、復習問題から外していきます。最終的には、「復習問題」に登録した問題数がゼロになるのが理想ですよ!
(とはいえ、私の場合、試験前日で「復習問題」に80問くらい残っていました…が、9割弱の得点で合格できましたので、このくらい残しても大丈夫ですよ!)
ラスト10日間。仕上げは「実技問題集」メインで「まとめノート」を更新!
知財3級の勉強を始めて20日間が経過。この時点で、オンスクの問題演習が3周終わり、学科試験の対策は万全!(のはず)。
そして残りの10日間は、仕上げの時期!いよいよ実技問題集に着手します。
「え?でもここまでやったら、オンスクだけで、知財3級合格いけちゃうんじゃない?」
と思われる方もいるかもしれません。確かに実技試験は、学科試験の知識をベースにしているので、ここまで蓄えた力でいける可能性も十分あります。
とはいえ、過去問題を見ればわかるとおり、実技試験は、学科試験とは出題方式が違います。この実技試験ならではの問題文に慣れておくのが、効率的な勉強法というものです!
実際、私が実技試験を受けたとき、“あ、これ、実技問題集に出てた問題とそっくり!”ということが何度もありました。
というわけで試験当日までの10日間では、
- 実技問題集を3周くらいやり(※)
- 間違いやすい箇所はまとめノートに追記し
- スキマ時間でまとめノートを見直したり「復習問題」をやったり
して、本番に備えましょう!
※この「3周」は、通しで3回やるよりも、
1周め:一通り解くときに、自信が無い問題には付箋を貼っておく。間違った問題には、違う色の付箋を貼っておく。
2周め:1周めで間違った問題、及び、付箋を貼った問題を解く。自信を持って正答できた問題については、付箋をはがす。
3周め:2周めで間違った問題、及び、付箋を貼った問題を解く。自信を持って正答できた問題については、付箋をはがす。
というように、間違えた、あるいは自信が無い問題に注力すると、効率的です。
(…と、ここでもエラそうなことを言っていますが、実際の私は、実技問題集に着手できたのが試験2日前だったので、2周まわすのがやっとでした…ですので、せめて1週間前には、実技問題集に着手されることをおすすめします!)
今回は、マイプロジェクト「オンスクを徹底活用して30日間で知財3級に合格!」、アウトプット工程における勉強法をご紹介しました。
まとめノートは、知財3級のように、異なる分野で同じような項目が問われる試験の勉強においては、理解促進&暗記ツールとして絶大な効果を発揮します!記事内でご紹介したまとめノートを参考に、ぜひ一度試してみてください。
また今回の連載でご紹介した「ながら勉強」は、“忙しくてなかなか勉強する時間が取れない…”とお悩みの方にピッタリな勉強法です。こちらもぜひお試しくださいね。
今回ご案内した内容が、仕事に育児に介護にと忙しくても資格取得を目指す、自分の可能性をあきらめない皆さまの、お役に立てれば幸いです!
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