毎日服のコーディネートやメイクにせっかくこだわっているのに、「なんだかしっくりこない…」と悩んではいませんか。もしかしたら、自分に似合う色をチョイスできていないのかも。
ショップに並んだ色とりどりの服、ドラッグストアに陳列された可愛いコスメ……世の中には無限の色があるので、その中から自分に似合うものを選ぶのは至難の技ですよね。
そんなときは、パーソナルカラーを学んでみてはいかがでしょうか。実は筆者も、以前は自分に似合う色がわからなくて悩んだことがあるのです。しかし、パーソナルカラーを学んでからは、「似合う」という現象を「理論的に」考えられるようになったので、普段の生活でも上手に色がコーディネートできるようになったんですよ。
そこで今回は、全5回の連載でパーソナルカラーの魅力をお届けします。
「自分に似合う色が見つけられない!」
「最近よく聞くブルベ・イエベってなんだろう?」
と疑問に思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
第1回の今回は、パーソナルカラーと4シーズン分類の概要、生活のなかで役立つ例をご紹介します。
目次
パーソナルカラーを学ぶと似合う色がわかる!
近年、注目を浴びている“パーソナルカラー”。よく聞く言葉ですが「実際何のことなのかわからない!」という方も多いのではないでしょうか。
パーソナルカラーをとても簡単に説明すると、ズバリ「似合う色」のこと。
それを様々な色の理論を用いて客観的に見つけ出す診断が“パーソナルカラー診断”なのです。
色には、明るさ・鮮やかさ・濁りの度合いなど様々な要素があり、個々の色から感じられる雰囲気も異なります。
複数の色を並べたとき、似た性質を持つ色同士は、調和して穏やかな印象になるのですが、違う性質を持った色同士なら、逆にメリハリがついてそれぞれの色が際立って見えてしまうことも。
こういった、配色の知識や色の見え方について学びながら、「似合う」とはどういうことなのかを体系的に学べるのです。
パーソナルカラーを学ぶには様々な資格がありますが、中でもパーソナルカラリスト検定3級のオンライン講座を活用すれば、動画で視覚的に学びを深められます。CUS(R)配色調和の理論も、丁寧に学ぶことができますよ。
パーソナルカラリスト3級講座パーソナルカラーの知識が応用できる場面
パーソナルカラーを学ぶと、様々な場面で応用できます。具体的な例をご紹介しましょう。
例えば、お店に茶色のオシャレなトップスを選びに行く場面を考えてみましょう。遠目で見るとすべて同じ茶色に見えますが、よくよく観察してみると1つ1つの商品で色が違いますよね。
黄色みが強い茶色なのか、はたまた青みが強い茶色なのか。鮮やかな茶色なのか、ちょっとくすんだ茶色なのか。これを考えずに色を選んでしまうと、家でコーディネートしたときにも「あれ?なんか似合わないかも?」となってしまうんです。
筆者も、得意な茶色と苦手な茶色があることに気づいたのは、パーソナルカラーを学んだあとでした。
色の特徴は、自分自身が持つ色素と調和するかどうかに関わります。つまり色によって、自分に似合うかどうかの印象も変わってくるのです。
また、服のコーディネートだけでなくコスメ選びの場合も同様です。
例えばピンクのチークを選ぼうとして、パッケージで見たままの色で買ってしまったがために、「いざ使ってみたら浮いてしまった!」といったことも“あるある”ではないでしょうか?
このような場面でも色の知識があれば、選んだチークのピンクがどんなピンク色なのか、色味(色相)だけでなく、明るさや鮮やかさの面からも考えられるようになるでしょう。
肌に乗せたときに浮いて見えないか(色が調和しているか)という点にも、気を配れるようになるはずです。
4シーズンの「春・夏・秋・冬」とはどんな色?
パーソナルカラーにも様々な考え方があり、資格や講座を実施している団体によって、色の理論や区分方法は少しずつ異なります。
様々な色を、黄色みが基調のイエローアンダートーン(イエローベース)と、青みが基調のブルーアンダートーン(ブルーベース)に分け、さらに明るさや鮮やかさなどの基準に春夏秋冬の4シーズンに分類する方法がポピュラーで、一般的にも広く知られています。
画像:筆者作成
スプリング|イエローアンダートーン
画像:筆者作成
まず、イエローアンダートーンの「スプリング」からご紹介しましょう。
中くらいの明るさや、とても明るめの色(中明度・高明度)で、かつ鮮やかさの度合いも比較的強め(中・高彩度)な色が揃っています。
明るく華やかな印象を与える色の群です。
サマー|ブルーアンダートーン
画像:筆者作成
ブルーアンダートーンの「サマー」は、比較的明るめ(中・高明度)でありながら、鮮やかさはやや控えめ(低・中彩度)の色が多い色の群。
全体的な印象では、涼しさやエレガントさを感じさせますし、爽やかなパステルカラーが多いのも印象的です。
オータム|イエローアンダートーン
画像:筆者作成
一方、イエローアンダートーンの「オータム」は、明るさはやや控えめ(低・中明度)で、様々な鮮やかさのある(低・中・高彩度)色の群です。
秋の実りを感じさせるような深みのある色やスモーキーな色も多く、落ち着いた印象が感じられます。
ウィンター|ブルーアンダートーン
画像:筆者作成
ブルーアンダートーンの「ウィンター」は、コントラストがはっきりとしていてヴィヴィッドな印象のカラーが揃っている色の群。
とても明るく鮮やかさが控えめ(低彩度)な色、中くらいの明るさ(中明度)で鮮やかな(高彩度)な色(高明度)、全体的に暗めの色(低明度で低・中・高彩度)などが特徴的です。
これらの4シーズンの色布(ドレープ)を当てながら、自分が持つ色素にどの色が調和するのか、顔の印象がどのように変化するのかを客観的に観察し、似合うシーズンを探るのがパーソナルカラー診断になります。
好きな色と似合う色は同じ?
実際にパーソナルカラー診断をやってみると、好きな色やいつも選ぶ色が、必ずしも自分に似合うとは限らないことに驚くでしょう。
実際にパーソナルカラー診断を受けた際、筆者はイエローアンダートーンのスプリングが最も似合うと診断されました。
好きな色はブルーアンダートーンのサマーに多かったので、実は少し意外だったんですよ。今では生活にとても役立っています。
今回ご紹介したような色彩の知識を基盤に、色の調和について学ぶと、「赤は赤でも、いろんな赤がある!」と納得でき、見える世界が広がります。
色を上手に選べるようになれば、普段の服や鞄のコーディネートやメイクはもちろんのこと、髪のカラーリングを決めるときにも役立ちます。
また、おしゃれ以外にはお部屋のインテリアなどにも応用できるようになるでしょう。
日常のあらゆる場面で役立ちますので、色を見るのが今まで以上に楽しくなるのではないでしょうか。
パーソナルカラーで生活に彩りをプラスしよう!
今回は、パーソナルカラーと4シーズン分類についてご紹介しました。
パーソナルカラーを学ぶと、日常生活の様々なシーンで応用できるようになります。
次回は、より具体的に4シーズン分類を活用する方法をご紹介していきます。
- パーソナルカラーがイエローアンダートーンの方は、どんな色の服やコスメを選んだら良いのか?
- プライベートやオフィスシーンで似合う色を取り入れる際の配色方法とは?
など、より具体的な色見本や活用例をご案内します。楽しみにしていてくださいね。
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