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「受験レポート、そして結果」衛生管理者 受けてみた

「受験レポート、そして結果」衛生管理者 受けてみた

こんにちは!オンスク運営事務局スタッフのキクチです。

連載「衛生管理者 受けてみた(全6回)」、申込み準備から使用テキスト、学習重要ポイントまでご案内してきましたが、ついに最終回。
今回は、受験直前・当日の様子と結果についてレポートします。

衛生管理者に少しでも興味がある方はぜひご覧くださいね。

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学習スケジュールと勉強の仕上がり具合

学習スケジュール

第一種衛生管理者を1ヶ月で勉強する!と決めていた私。
学習スケジュールはこんな感じでした。

最初の1週間
使用テキスト(約230ページ)を読み通す
残り3週間
オンスクの問題演習(384問)を2回転し、2回転めは正答率100%になるまで間違った問題を解く

最初の1週間は、どんなことが書いてあるのか把握することを重視しました。

暗記したり問題を解いたりは一切しませんでしたが、テキストで理解しづらい単語や箇所はネットで調べたりして、だいたい意味をつかんでから先へ進むようにしていました。

(私は活字を見ることが苦にならないたちなので、インプットはテキストを読むだけでしたが、テキストを読むより動画または音声の方が理解しやすい!というタイプの方は、オンスクの動画講義がおすすめです!)
衛生管理者第1回講義(無料)

勉強の仕上がり具合

衛生管理者の合格基準は合計得点率60%以上(ただし各科目で40%以上の得点が必要)。
なので、問題演習の正答率を90%以上にもっていけばいいと考えて、繰り返し問題を解きました。

そして受験数日前に問題演習の正答率が100%となり、ひと安心して受験にのぞんだのですが…

そのときの私は気がついていなかったのです。

5肢択一式の問題演習を繰り返して間違った問題をつぶしていくという、この至極まっとうといえる勉強のやり方の、恐るべき落とし穴に…!

受験当日。受験会場の様子はこんな感じ

第一種衛生管理者の受験当日。あいにくの雨の中向かったのは、神奈川特別出張試験の会場(某大学キャンパス)。200人規模の教室で受験することに。

ざっと見た感じ、男女比は男性の方が多いかな?というくらい。年代は、30代前後が多そうな印象です。

試験開始の30分前に、試験委員による説明開始。
途中退室は、試験開始60分経過したらOKとのこと。
トイレ等の一時退室は、試験委員の付き添いという条件付きでOK。緊張するとトイレに行きたくなる…という方も安心ですね。

なお、試験問題は持ち帰り不可。問題を受験票にメモすることも禁止だそう。

思うに、衛生管理者は試験実施回数が多すぎて、問題のバリエーションがあまり無いのではないでしょうか…試験問題が持ち帰りOKになってしまうと、出題パターンが簡単に読まれてしまうから、実施団体側としては持ち帰りを禁止しているんじゃないかなと…。

試験開始。そこで気づいた「択一式問題演習の落とし穴」!

いよいよ試験開始。さっそく解き始めたのですが、次第に、自分のペンが止まりがちに。不安でなんだかざわざわしてきます。

問題も選択肢も見覚えがあるのに「これだ!」という正解が出てこない問題が、思ったより多い!!

あれ?!オンスクの問題演習を正答率100%になるまで解いて、自信のない問題はつぶしたはずなのに…!

そこで、遅まきながら私は気づいたのでした。

「5肢択一式の問題演習をやるときは、すべての選択肢の正誤が判断できるようにしないといけなかったんだ!!」と。

“え?そんなの当然だよね?”と思った方に説明します。

例えば、こんな問題があるとします。

問)電磁波による障害に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、組織壊死を起こすことがある。
(2) 電離放射線の被ばくによる白内障は、早期障害に分類され、被ばく後1~2ヶ月後に現れる。
(3) エックス線やガンマ線は電離作用を有する電磁波で、白内障を起こすことがある。
(4) 紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、電光性眼炎を起こすことがある。
(5) 赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、白内障を起こすことがある。

この問題の選択肢のキーワードは以下の太字の箇所です。

(1) マイクロ波は、赤外線より波長が長い電磁波で、組織壊死を起こすことがある。
(2) 電離放射線の被ばくによる白内障は、早期障害に分類され、被ばく後1~2ヶ月後に現れる。
(3) エックス線やガンマ線電離作用を有する電磁波で、白内障を起こすことがある。
(4) 紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、電光性眼炎を起こすことがある。
(5) 赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、白内障を起こすことがある。

誤っているのは上記の赤字の箇所「早期障害」(正しいのは「晩発障害」)ですので、正解は(2)となります。

テキストをひととおり読んでいただけの場合、最初は間違えてしまい、解説とテキストの記述をちゃんと見ることでしょう。

でも。問題演習を2回目、3回目と解くとき。
とりわけ短期学習のため、さくさく解こうとするとき。

この問題と選択肢を見て”あ、(2)の「早期障害」は「晩発障害」が正しかったな。正解は(2)!”と、正解の選択肢だけ見て済ませてしまい、残りの選択肢をほとんど見なくなってしまうことがあるのです。
そのときの頭の中のイメージはこんな感じです。

(1) マイクロ波は、赤外線より波長が短い電磁波で、組織壊死を起こすことがある。
(2) 電離放射線の被ばくによる白内障は、早期障害に分類され、被ばく後1~2ヶ月後に現れる。
(3) エックス線やガンマ線は電離作用を有する電磁波で、白内障を起こすことがある。
(4) 紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、電光性眼炎を起こすことがある。
(5) 赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、白内障を起こすことがある。

多肢択一問題演習でこういう解き方をしていると、試験でほぼ同じ問題が出ても、覚えた選択肢以外が正解の設定になっていると解けないんですよ…!
例えば、同じ設問でもこんなふうに出題されてしまうと解けないのです。

問)電磁波による障害に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) マイクロ波は、赤外線より波長が短い電磁波で、皮膚がんを起こすことがある。
(2) 電離放射線の被ばくによる白内障は、晩発障害に分類され、被ばく後6ヶ月~数十年後に現れる。
(3) エックス線やガンマ線は電離作用を有する電磁波で、白内障を起こすことがある。
(4) 紫外線は、可視光線より波長が短い電磁波で、電光性眼炎を起こすことがある。
(5) 赤外線は、可視光線より波長が長い電磁波で、白内障を起こすことがある。

(ちなみに上記の正解は(1)ですね。皮膚がんを起こすのは紫外線です)

今回の私は、早く正答率100%を達成しようとするあまり、問題演習の正解の選択肢のみに注目して、残りの選択肢を流し読みしてしまっていたのですね。
短期間で正答率100%になる代わり、実際の理解度は低くなってしまっていたわけです。

さてマークシート全44問のうち、自信をもって答えられたのは23問。
自信が無い問題(だいたい見覚えがあるのに…)は21問。

合計正答率60%、切っちゃってます…。

多肢択一式の問題演習を何回転も解くときは、以上のような落とし穴がありますので、皆さんもくれぐれも気をつけてくださいね…。

解くときには、何回目だろうと、すべての選択肢のキーワードをチェックして、頭にたたきこむことをおすすめします…。

会場出口。心折れそうな受験者を待ち受ける●●の山

何度見直してもわからない問題を多く残したまま途中退室した私。

(今回落ちたら受験レポートどうしよう…こっそりもう1回、申込みするしかないかな…)

ぐるぐる考えながら教室を出て建物を出ようとすると…

なんと、出口手前の机に、衛生管理者受験申請書の山が!!

再受験する人用に、実施団体が配布していたのです。
立ち尽くしながら見ていると、さっさと通り過ぎる受験者や、迷いながら手に取る受験者…。

「迷ってるそこのあなた!気持ちわかります!
だって、持って帰ったら敗北(不合格)を認めてしまう気がしますよね!縁起悪いし!」

と、思わず心の中で語りかけてしまう私。

そういう私ですか?もちろん…

持って帰りましたとも!

再受験になったら、またお金かけて受験申請書取り寄せなくちゃいけないんですよ。数日分の晩酌代が消えると思うと、もったいなくて…

あ、話がずれますが、受験時にはA4サイズ以上のカバンをお持ちくださいね。合格後の免許申請一式の書類(A4封筒)が試験会場で配られますので。

A5サイズのカバンを持っていた私は、哀しい気持ちでA4封筒を丸めてカバンに押し込み(←本当は折っちゃダメ)、雨の中をとぼとぼ帰宅したのでした…。

そして結果

後日。試験1週間後にはサイトで合格状況が確認できるものの、見る勇気もなく過ごしていた私に、通知が1枚届きました。

なんと、合格通知書!

得点は書いていませんが、きっとぎりぎりの合計得点率だったことでしょう…
でも受かった!終わりよければオールオッケー!やったね!

というわけで、今回の受験レポートのまとめはこちらです。

★テキストとオンスクの問題演習で、第一種衛生管理者に合格できます!
★ただし、5肢択一問題を解くときは毎回、すべての選択肢について、キーワードとなるポイントを必ずチェックしましょう!

6回にわたって衛生管理者受験レポートをお送りしました。いかがでしたか?
衛生管理者の受験を身近に感じていただけましたか?

衛生管理者は随時試験を実施している、一生有効な国家資格。
興味が出た方はぜひトライしてみてくださいね!

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