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元浪費家FPが語るお金を貯めるコツ|ポイントがわかれば誰でも貯蓄体質になれる!

元浪費家FPが語るお金を貯めるコツ|ポイントがわかれば誰でも貯蓄体質になれる!

前回の記事では、自分が浪費家か貯蓄体質か見極めるセルフチェックをしていただきましたね。あなたはどんな結果だったでしょうか?
また、ご紹介した“浪費家あるある”では、「わかる!わかる!」とうなずいてばかりの人もいたかもしれませんね。

後編の今回は、意識すれば誰でも実践できるお金を貯める方法やコツを紹介します。
浪費家当時の筆者は、貯蓄とは無縁の生活…。そんな筆者がFP2級の資格取得後、自分の生活を見直してまず思ったのは、「今までは、なんて無駄使いの多い生活だったんだ!」ということ。

そんな筋金入りの浪費家であった筆者も、浪費の誘惑と葛藤しながら、少しずつ貯蓄体質に変化できたのです。
なかなか貯蓄が続けられない人にもわかりやすい、貯蓄体質を続けるモチベーションの保ち方なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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「消費・浪費・投資」3つの違いを知ろう

お金を貯める方法やコツを学ぶ前に知っておきたいのが、「消費」「浪費」「投資」の3つの言葉。
似ているようでまったく違うこの言葉には、どんな違いがあるのでしょうか?あなたはすぐに答えられますか?

正しい意味は以下の通りです。

消費…生活に必要なものにお金を使うこと
浪費…生活をするうえで必要のないものにお金を使うこと
投資…中長期でお金が増えることを見込んでお金を使うこと

筆者の考える浪費家は、この3つの区別ができていない状態だと思います。

例えば、高級コーヒー店で1日に3杯コーヒーを購入している人がいるとしましょう。本人にとっては、仕事へのモチベーションアップのために購入しているようなのですが、これは果たして投資といえるでしょうか?

将来コーヒー店をオープンさせる、コーヒーにまつわる仕事をしたい!などの目標があるのなら、コーヒーの味わいを知るための勉強となり、これが投資といえるかもしれません。しかし、そうでなければただの浪費ではないでしょうか。1日に3杯でなく1杯でもよいですし、もっとお手頃価格のコーヒーでもよいと思うのです。

このように、浪費家は「浪費」を「投資」と考えがちで、さらには「消費」と「浪費」の区別ができていません。
つまり、浪費家卒業の第1歩は、「消費」「浪費」「投資」の区別をできるようになることだと考えます。

今までと違うルーティーンを始めたり、新しいことを始めたりするには勇気が必要ですが、その1歩を踏み出すことで、今までとは違った世界が広がるかもしれません。

浪費家の自分を変化させるきっかけとして、まずこの大切な1歩を踏み出してみてください。

貯蓄体質になるためにまずできることとは?

次は、浪費家から脱却したい人が今すぐ始められる、お金を貯める方法やコツを紹介していきます。

どれも意識するだけで、簡単に誰でもできるものばかりなので、ぜひ試しみてください。

収入に対する貯蓄割合を知る

浪費家だった人が、急にたくさんのお金を貯蓄したり、人とまったく同じように貯蓄を始めたりするのは難しいでしょう。まずは、自分に見合う貯蓄の金額や方法を見つけることが大切です。

そこで1つの目安が、収入の10~30%以内の金額を貯蓄するというもの。他の支出との兼ね合いを見つつ、自分にとって無理のない割合を導き出しましょう。

ちなみに浪費家当時の筆者は、収入の10%の貯蓄から始めました。
10%なら、もし手取りが15万円なら毎月1万5千円を貯蓄するということです。これなら、スタートできそうな気がしませんか?
まずはいくらからなら貯蓄できそうか、自分自身に当てはめて考えてみましょう。

現状把握する

だいたいの貯蓄割合を知ったうえで、次に行うのが家計の現状把握です。
まずは1週間、簡単な家計簿をつけてみましょうそして日曜日に家計簿を見直し、その際に「消費」「浪費」「投資」を色分けしてみてください。

すると、色分けによって自分がどれだけ浪費しているのかが手に取るようにわかるはずです。
そして、ここでわかった浪費項目を減らすように心がけて、次の1週間を過ごします
この1週間ごとの家計簿チェックを1ヵ月間繰り返して行いましょう。
そうすると、浪費の見直しをしながら、どれくらいの消費があるのかも見えてきます。

もし、浪費か消費かの判断で迷ったときは、「将来につながるもの」か「そのときの欲求を満たすだけのもの」なのかを考えてみてください。
この、立ち止まって考えるということだけでも浪費家当時の自分とは違いますよね?しかも繰り返すうちに、浪費か消費を見極める力が少しずつ身に付くはずです。

そうやって少しずつ自分を変化させていくことが、浪費家卒業へとつながります。

予算配分をする

1ヵ月のおおよその支出がわかれば、次の1ヵ月の予算配分を考えましょう。家族形態や何人暮らしかによっても違うので、それぞれに応じた項目と予算で考えてみてください。

この予算配分のときには、予算項目の断捨離を行うことも重要です。要するに、「浪費」かも…という項目を丸ごとカットするということ。そうすると、予定よりも貯蓄金額が増える可能性がありますよ。

例えば筆者は、当時美容室が好きで、月に2~3回通っていました。
たしかに、トリートメントやヘッドスパなどをしてもらうと髪がサラサラになるのはもちろん、癒されてリフレッシュできます。しかしカットモデルを目指したり、髪にまつわる仕事をしていたりするわけではありません。それであれば、月に2~3回の美容室通いは浪費に分類されますよね。

そこで月1回の美容室通いに変更、結果毎月5,000円から1万円貯蓄に回せるようになりました。今では美容室は、2~3ヵ月に1回でもよいかなと思っています。

収入が入ったら先に貯蓄する

貯蓄は「1ヵ月終わってお金が残ったらする」のではなく、「給料日にお金が入ったら、先に貯蓄する」が鉄則。給料日に貯蓄専用の通帳に貯蓄し、残りの生活費を予算ごとに封筒などに入れて振り分けておくのがおすすめです。

筆者は当初、毎月の予算の残った分を貯蓄しようとしていたため、なかなか貯蓄額が増えずモチベーションが下がってしまったことがありました。
そうならないためにも、事前に決めた金額は貯蓄して、他の予算であまりが出ればそれも貯蓄するという方法がおすすめです。

車やローンのための貯金をする

車や家を購入している人は、毎年自動車税や固定資産税、保険料などが必要となりますよね。しかし、この支払いの対策をしておかないと、急な支払いに対応できず困ることになります。

これらのように、支出が予定されているものは、予定金額に向けてコツコツ貯蓄しておくのがおすすめです。車やローンに限らず、予備費として毎月数千円を貯蓄しておけば、急な冠婚葬祭などに使えて便利ですよ。

浪費家の筆者が貯蓄を始めるとどうなった?

ここまでで紹介したお金を貯める方法やコツを意識して実践することで、浪費家だった筆者がどうなっていったのかを、ここで解説します。少しでも参考になれば幸いです。

計画的に少しずつ貯蓄できるようになった

それまで支出に予算を立てていなかったため、自由にお金を使っていました。
しかし、具体的な予算額や必要な貯蓄額を明確にしたので、計画的に貯蓄できるようになりました。

本当に必要か考えるようになった

予算額や家計簿チェックの色分けによって、必要か不要かを考えられるように。
そのおかげで浪費が抑えられ、予算額を下回り貯蓄に回せるお金が残る機会も増えていきました。

自己管理できるようになった]

「消費」「浪費」「投資」を意識すれば、冷静な判断ができるようになり、ストレスによる発作的な買い物欲求をセーブできるように。

浪費習慣は、自分の考え方を変えなければ直りません。しかし、少しずつ生活様式やリズムを変化させれば、思考も変わっていきます。
浪費家を卒業したい方は、お金を貯める方法やコツをどれか1つでもいいので、自分の生活に取り入れてみてください。

貯蓄に対するモチベーションはどうやって保った?

なんだかしっかりとした貯蓄体質の人のような話しぶりをしましたが、浪費家当時の筆者は浪費の誘惑に負けてしまうこともありました。ただ、何度か誘惑に負けても貯蓄に対するモチベーションはあまり下がらず継続できていたのです。
ここでは、筆者がどうやってモチベーションを保ったのか紹介します。

無理な予算配分はしない

ダイエットと同じで、運動不足の人が急に強度な筋トレをしてもなかなか続けられないでしょう。それと同じように、最初から無理な予算配分をするとなかなか続きにくいと思います。この問題を打破するには、無理な予算配分をしないことが大切です。

かくいう筆者も、貯蓄を始めた当初は、早く貯蓄金額を増やそうとハイペースな貯蓄をしました。初めは良かったのですが、途中ハイペースな貯蓄に少し心が折れ、突発的に買い物に走ってしまったのです。「これでは浪費家に戻ってしまう」と思い、予算配分を見直して無理のない設定に変更。すると「つらい」と思わず貯蓄が続けられるようになったのです。

貯蓄初心者は無理をすると、プツっと緊張の糸が切れ、浪費へ後戻りしてしまう可能性があります。そうならないためにも、長く続けられる無理のない予算を組むようにしましょう。

食費と外食費を分ける

筆者は当初、食費と外食費を一緒に計算していました。しかし筆者の場合、外食が多くなり食費予算をオーバーする月が続出。そして予算オーバーの月が続くと、達成感がなくモチベーションがどんどん下がっていきました。

そこで、食費と外食費をわけて予算取りすると、予算内におさまるようになり達成感を味わえるようになったのです。ちょっとした目標でも達成すれば、自分に自信がつき、「また次も達成したい」と思えるようになりますよ。

このように、人によって似た項目を一緒にまとめてしまうと、管理が難しくなり予算をオーバーすることがあります。毎週や毎月の見直しで、自分に必要な予算項目を見つけ適度に予算に組み込むのがおすすめです。

定期的な通帳チェック

貯蓄あるあるかもしれませんが、定期的な通帳チェックはモチベーションがアップします。特に、これまで浪費家でなかなか貯蓄できなかった人なら、少しでも貯蓄が続き、それが数字として表れることできっと楽しくなるはずです。

筆者が浪費家当時、通帳で確認していたのは、「引かれた金額と残った金額」、貯蓄を始めた筆者が通帳で確認するのは「先月よりどれだけ貯蓄金額が増えたのか」でした。同じ人とは思えない感覚の違いですね。

大人になっても子どもと同じように、成功体験は有効です。通帳を見ながらニタニタ…まではいきませんが、とても有効なのでぜひやってみてください。

ごほうびを用意する

浪費家はやはり、どこかでお金を使いたい欲求が残っています。欲求爆発を極力抑えるために筆者が行ったのは、ごほうび浪費です。
「〇円まで貯蓄できたら、〇円のフレンチを食べに行く」など、自分にとってのプチ浪費を明確に設定しました。もちろん、プチ浪費のための貯蓄を予算にも組み込んでいましたよ。

浪費家気質が残っている人が貯蓄だけに専念するのは、長続きしません。また、我慢ととらえてしまうようになります。貯蓄に集中するより、適度に余裕を持たせた方が、気持ちを楽に貯蓄生活を続けられるでしょう。

いかがでしたか?お金を貯める方法やコツといっても、意外と簡単なものばかり。筋金入りの浪費家であった筆者が続けられたので、前回の浪費家セルフチェックで浪費家の判定が出た人もきっとできるはずです。
無理のない計画で、客観的に家計を見つめる力が身に付けば、誰でも貯蓄体質に近づけますよ。

独身と既婚で貯め方の違いやポイントはある?

お金を貯める方法やコツは、人によって違うと説明しましたが、独身や既婚でもやはり違います。
そこで最後に、簡単ではありますが、独身と既婚でのお金の貯め方の違いやポイントを見ていきましょう。

独身と既婚でのお金の貯め方の違い

独身であれば、自分のペースでお金を貯められますが、既婚の場合は、家族のペースやお金の貯め方も考慮しなければなりません。
また、既婚の場合は住宅ローンや子どもの教育費などを考える必要が出てくるのが一般的。
そのため、独身よりも既婚の方がお金を貯めづらくなる傾向にあるでしょう。

独身の貯め方とポイント

独身は貯蓄の絶好のチャンス!実家暮らしの場合は収入の30%ほど、1人暮らしは収入の15~20%ほど貯蓄したいものです。独身の場合はお金が自由に使える分、自己管理が重要なポイントになります。

お金を自由に使えるのは独身の特権です。だからこそスキルアップにお金を使うのも大切。将来につながる消費は投資となるので、投資と浪費の違いに注意して、積極的に自己投資しましょう。

既婚の貯め方とポイント

既婚の場合は、共働きかどうかでも貯蓄額に影響があるかもしれませんが、基本的には独身より貯蓄しづらいと考えておいてください。
そのため、予算の振り分けや支出の管理がポイントになります。

夫婦だけの世帯の場合は収入の20%ほど、子どもがいる世帯は10%~15%ほどを貯蓄するように心がけるとよいでしょう。

元浪費家FPが語るお金を貯めるコツ

2回に渡りお金を貯める方法やコツを紹介してきましたが、いかがでしたか?
浪費家を脱却するには、習慣になっていることを見直す必要があることがわかっていただけたのではないかと思います。

「自分には無理」と思っている人もいるでしょう。でも大丈夫です!かなりの浪費家であった筆者も最初は「貯蓄は無理」と思っていました。
しかし、お金に対する生活習慣を少しずつ変えることで、貯蓄額は年々増えていき「貯蓄=我慢」ではなく、むしろ「貯蓄=楽しい」と思えるまでに!

また、浪費と消費と投資を見極める力を養えば、上手に投資できようになります。投資によってスキルアップできれば、将来的にそのスキルが給料アップや貯蓄金額アップにつながるかもしれません。また、何かに困っている人がいた場合、自分のスキルや経験を伝えることで、その人を救える可能性だってありますよ。

筆者は投資についての知識はあったものの、お金を貯めることや家計の適正割合などは知りませんでした。
それが、FP2級を取得してから自分の資産管理に興味を持ち、ライフプランを考えるように。また税金や保険、相続、不動産など多岐にわたる金融知識を持つことで、マンションや家の購入、確定申告の方法などで今も役立っています。

急な変化は難しいので、まずは自分ができることから始めていきましょう。自分の考えを変えることが、新しい自分の発見へとつながりますよ。

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