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【勉強スケジュール付】行政書士科目別勉強法③ 行政法のポイント

【勉強スケジュール付】行政書士科目別勉強法③ 行政法のポイント

行政書士試験を独学で受ける場合、どのような勉強法で学習すべきか悩む方は多いでしょう。

この連載「勉強スケジュール付!行政書士科目別勉強法」では、筆者が1年間の独学で試験に合格した経験を活かし、学習プランから各科目における勉強法のポイントについてお伝えしていきます。

第1回用意すべき教材と学習概要について、第2回は3つの学習期間別にやるべき勉強方法について解説しました。連載第3回からは、全6つある科目ごとの勉強ポイントを解説!

今回は、行政書士試験の中で最も範囲が大きい科目である「行政法」の勉強法について、図解を交えながらお伝えします。

この連載には、1年の独学で合格した筆者の経験から学んだポイントもたくさん盛り込んでいるので、独学合格を目指す人はぜひ参考にしてください。

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まずは各法律のつながりをイメージしつつテキストを読み込もう

筆者提供:行政書士 科目別勉強スケジュール「行政法」
筆者提供:行政書士 科目別勉強スケジュール「行政法」

行政書士試験の科目中で、「行政法」は1番配点の高い科目です。

「択一式」
(5択から正答1つを選ぶ)
19問(1問4点): 76点
「選択式」
(語群から単語を選び文章を穴埋めする)
2問(1問2点×4単語=8点):16点
「記述式」
(文章で回答する)
1問:20点

具体的には上記表の内容で、合計112点となっています。

行政書士試験は300点満点なので、3分の1以上が行政法で構成されていることになり、この配分だけでも行政法の重要性を理解していただけると思います。

そしてこの行政法は、ただ記憶していくだけではとても難しいでしょう。

行政法とは、様々な行政に関する法律を合わせた総称です。
必然的に学習範囲も広くなるため、全てを完璧に記憶するのは無理だと思われます。

そこで図解で示した学習プランのように、12月~1月という長い期間を使ってテキストを読み、各法律のつながりをイメージしながら理解を進めていくのがおすすめです。

例えば、よく出題されるものとして「行政手続法」と「行政不服審査法」があります。

行政手続法は、行政庁から義務を課せられたり権利を規制されたりする(不利益処分といいます)ときに、どのような手続きを踏むのかが明記されています。
一方、行政不服審査法では、不利益処分などを受けた国民が行政庁に不服を申し立てることができる制度です。

それぞれに難しい単語や覚えなければならない数字がいくつも出てきますが、やみくもに記憶していくのではなく、“不利益処分がされてから不服を申し立てるまでの一連の流れ”をイメージしながら学習していくと、独学でも理解が進みやすいでしょう。

このほかにも「行政事件訴訟法」と「行政不服審査法」をセットで覚えたり、「訴訟の種類」と「それぞれの判例」を一緒に結び付けたりするやり方があります。

このようにいろいろな法律を学んでいると、自分が今どの法律を勉強しているのかを見失ってしまうことがあります。
例えば行政事件訴訟法であれば、頭の中で(裁判所へ訴えることに関係する法律を学習しているんだな)と、ざっくりとした法律のイメージを常に描いておくと、覚え間違いを防げるでしょう。

またこの時期は、覚えることをノートにまとめる必要はありません。
ある程度学習が進んでから(7月以降)、ノートを作成するとよいでしょう。

問題集では似ている項目を比較しよう

12月~1月でテキストをしっかり読み込み、3月までにほかの科目に関してもテキストを一通り見終わったら、行政法は4月からは問題集を中心に解いていき、わからないところをテキストで確認する方法で進めていきましょう。

しかし問題集を進めていくと、「似ている言葉や項目が多すぎる…」と感じ、問題をスムーズに解けないことがあると思います。

そんなときは関連項目や似ている項目を平行して学習し、どこが同じでどこが違うのかを比較し、細かな知識をしっかり定着させてください。

例えば、よく出てくるものとして「許可」と「認可」、「審査基準」と「処分基準」などがあります。
知識が浅いうちはこんがらがってしまうと思いますが、ここで無理に進めるのではなく、しっかりと違いを叩き込んでから次に進むようにしましょう。
そうすると、次の1周で前よりスムーズに問題を解けるはずです。

筆者は行政書士試験を独学で勉強している間、問題集を1ヵ月に1周していました。
4月から問題集をはじめると、11月までに8周できる計算です。

この8周のうち、前半の4周(4月~7月)を使って、先ほどの「平行学習」をするのがおすすめです。

重要条文を書けるようになれば合格間近!

行政書士試験が難関と言われる理由に、記述式問題の難易度の高さがあります。
この記述式は3問中1問が行政法から出題され、1問20点(部分点あり)と配点が高いのも特徴です。

記述式は重要条文を書けるようにならないと、試験本番で1文字も書けずに0点で終わってしまう可能性があります。

でも安心してください。学習プランにそって問題集を進めると、8月あたりには「頻回に出てくる条文」と「たまにしか出ない条文」がなんとなくわかってくると思います。

8月あたりから、問題集の読み込みで頻回に出てくる条文を記憶するよう意識して進めていきましょう。
だんだん覚えてきたと感じてきたら、最後の2ヵ月間(10月~11月)で、記述式対策用の問題集も進めます。そうすると、本試験前には記述式の問題で部分点が安定して取れたり、問題によっては満点が取れたりするようになるでしょう。

今回のまとめ

今回お伝えした、行政法の勉強法における3つのポイントを図解でまとめました。

筆者提供:行政書士試験科目「行政法」勉強法3つのポイント
筆者提供:行政書士試験科目「行政法」勉強法3つのポイント

行政法はいきなり条文を覚えようとするのではなく、図解の左から徐々に理解することが、合格に向けての近道でしょう。

行政書士の試験勉強を独学でする方にとって行政法は、文章が頭に入りにくい科目のため、勉強法を間違えると途中で挫折してしまいやすいです。

行政法を初学者が学ぶには、「具体的なイメージを持つ」「似ている項目を関連付けて覚える」「重要条文の理解」の3つのポイントを意識して、少しずつ知識を深めていきましょう。

次回は、「民法」の勉強法について図解を入れながら細かく解説します。

民法は記述式から2問出題されるため、得点源にしやすい科目です。記述式問題の解き方も詳しくお伝えしますので、試験対策としてぜひご確認ください。

行政書士講座

参考URL:
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/tetsuzukihou/gaiyou.html

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