こんにちは。
今、これを読んでくれているあなたは学生でしょうか、それとも社会人?どちらにしても、普段は忙しいですよね。忙しい合間に学校や講座に通うというのは、とても大変だと思います。
そんな忙しい人たちにとって、HSK3級を独学で合格することは可能なのでしょうか?
先に答えを言ってしまえば、独学でHSK3級合格は可能です!筆者も独学でHSK5級まで合格しました。
とはいえ、ただ黙々と独学して合格したわけではありません。連載「中国語能力検定『HSK』3級の魅力とは?」最終回の今回は、HSK3級の独学経験をシェアしたいと思います!
HSK3級は独学で合格できるのか?
インターネットでブログなどを見てみると、結構HSKの独学合格者はいます。自分でスケジュールを決めてコツコツ勉強できれば、比較的難しくはありません。
前回の記事でHSK3級の勉強時間についてお話ししましたが、独学でも強者は1ヵ月くらい、通常4ヵ月くらいが多いようです。
語学はだいたい文型がある程度決まっています。英語や日本語でも、そんなにたくさんの文型ってありませんよね?日本語の基本文型は4文型、英語の基本文型は5文型です。
例えば日本語なら
「何(誰)が−どうする 」
「何(誰)が−何だ(です)」
「何(誰)が−どんなだ(です)」
「何(誰)が−ある(いる)」
の4文型です。
英語は中学校で習った基本5文型、
「S+V」
「S+V+C」
「S+V+O」
「S+V+O+O」
「S+V+O+C」
です。
語学を勉強する際には、「基本文型を覚える+単語力を増やす」が上達の鉄則だと思っています!
簡単そうに言いましたが、実際は基礎部分って本を読んでも難しいですよね。発音や文型など日本にはないものがたくさんあります。
また、日本語だと文型はあまり意識しないので、中国語の文型を考えると混乱してしまうかもしれません。
筆者や周りの語学学習愛好者は、新しい言語を覚えようとしたら、まず基礎部分だけ短期集中で講座を受講する人が多いです。
筆者も、最初の発音(ピンイン)と基本文型だけは、短期集中講座を受講しました。
プロの説明を聞いた方がやはりわかりやすいし、効率が良い。後からの上達の幅が違います。
基本文型を覚えたらあとは単語と言い回しのストックを増やしていくだけなので、独学でも十分だと思います。
講座といっても、今はネットが身近にあるので、どこか学校へわざわざ通わなくても通勤時間に動画を見たりしてeラーニングすることが可能です。
ネット講座だと口コミも確認できるし、お値段も手頃なものが多く、おすすめです。
独学でHSK3級に合格するための勉強方法
では、独学でHSK3級に合格するための方法を紹介していきましょう。
まずは参考書や教科書1冊、単語集1冊、計2冊を買って読み、基本情報を覚えます。
そして、単語をどんどん覚えて文の単語を入れ替えていく。この繰り返しです。
できれば教科書の文や自分で作ってみた文を発音して読んでみてください。耳から入ってくるだけで、記憶力が上がります!
そして、自分で発音していれば、その音声を聞いて理解することもできます。音声を聞いてわからないというのは、自分でも発音していないことがほとんどです。
そして、基礎部分を勉強したら、問題を解いていきます。HSKの過去問を1冊買って繰り返し解くのがおすすめです。過去に出題された問題は、入れ替えしながら同じようなものが出ることが多々あります。
基本的に教科書1冊、単語集1冊、過去問(問題集)1冊のみで、同じものを繰り返して使います。幅広くいろんなものを覚えるより、1冊完璧にした方が実力をつけられます。
教科書は自分で見てわかりやすいなと思ったものを購入すればOKですが、単語集と過去問はHSK3級に準じているものがおすすめです。
HSKに出てきやすい単語というのがありますので、それをしっかり押さえてしまいましょう!
独学でHSK3級に合格するためのポイント
独学で勉強していると、学校に通うのとは違い、自身の都合で勉強ができるのが一番のメリットです。
逆にデメリットは、1人なので最初に決めた内容を継続するのが難しいこと(筆者だけ?)、わからない点が出たときに聞く人がいない、ということだと思います。
筆者は独学を続けていくなかで、SNSなどネットをうまく活用するようにしました。InstagramやTwitterなどで、「中国語勉強アカウント」「中国語学習」などといったキーワードで検索すると、自分と同じように勉強している人たちのアカウントを見つけることができます。
そういうアカウントをフォローしていくと、交流もできますし、「みんながんばってるんだ!」というモチベーションにもなります。人の勉強方法などもわかって参考になります。
このような、インターネットでモチベーションを維持しながら勉強を続けるなかで、ぜひやってほしいことが、インターネット上での中国語の先生を見つける、ということです。
オンライン講座でもよいし、スカイプなどを利用したレッスンなど、何か疑問が出たときに聞ける人がいるのはとても大事です。
語学は疑問が出ても、すぐに解決しないで後回しにすると疑問すら忘れてしまいます。
特に中国語は1つの単語が複数の意味を持っていたり、用法があったりします。どういう風に使い分けるの?など具体的な説明を直接聞けると忘れにくくなりますし、より興味を持てるのではないでしょうか。
独学でHSK3級合格するために必要なものは「毎日の積み重ね・モチベーション維持・質問できる場」です。
① まずは自分でかじってみる
② 基礎講座を受けて短期集中で勉強する
③ 独学で単語語彙数を増やす
④ 問題集を解く
⑤ わからないところを質問する
⑥ 再度問題集を解いて不正解が出ないくらいまでやりきる!
この繰り返しです。
昔に比べて、今はネットでいろんなサービスが手頃に提供されています。
オンラインレッスン、オンライン講義、そしてSNSと、ぜひインターネットを駆使してHSK3級の独学合格を目指しましょう。
中国語学習を続けるうちにネットで中国語勉強友達が見つかったり、中国人のお友達が増えたりと、仕事やスキルアップのためだけじゃない楽しみがきっと見つかるはずです!
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