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社労士試験科目 労働基準法と労働安全衛生法のポイントと学習方法

社労士試験科目 労働基準法と労働安全衛生法のポイントと学習方法

「社労士 試験科目の学習ポイント」連載の2回目です。法律を1つずつお話ししていきますが、今回は労働基準法と労働安全衛生法のポイントと学習方法についてです。

1回目同様、オンスク君も登場しますが、オンスク君をご自分のことと思ってみてくださいね。

労働基準法について

労働基準法の概要

労働基準法は、いわば労働者を保護する法律です。一般的に、会社(使用者)は給料を払う立場から労働者よりも強い立場にあります。

例えば、オンスク君は就活をしていますが、会社から「うちは12時間働いてもらうよ」「休みはないよ」と言われても、雇ってもらうためにはオンスク君は条件を呑むしかありません(涙)

でも、これでは身体がもちませんよね。そこで、労働基準法では、会社に対して「1日に8時間を超えて働かせてはいけない」「休日は1週1日以上与えなさい」という規定を設けて、労働者を保護しているのです。

このように、経済的・社会的に優位な立場にある会社が、それを利用して労働者を不当に扱うことを禁じるために、労働条件に最低基準を設定してそれを会社に強制する法律が労働基準法です。

ブラック企業なんてもってのほかですよね。労働時間や休憩、休日、年次有給休暇、賃金の支払方法、解雇手続などが定められていますよ。

労働基準法のポイント

労働基準法は、会社(使用者)を規制しているということがポイントです!なので、条文のほとんどが「使用者は、~」で始まっています。

労働基準法の学習方法

労働基準法は、原則があって例外があります。そして実際の運用として法令をより具体的に定めた通達もあります。

通達は、上の機関が下の機関に「こういう場合はこうしなさいよ」という命令です。通達は細かい内容になりますので、まずは、原則と例外をしっかりと学習していきましょう。

労働安全衛生法について

労働安全衛生法の概要

労働安全衛生法(略して「安衛法」と言いますね。)は、労働者の職場の安全と健康に関わる事柄を定めている法律です。

法律の名前だけ聞くとあまり馴染のない感じですが、例えば、オンスク君が工場で働いたとしたら、機械を操作する際に気をつけなくてはいけませんよね。そのための教育を受けました。また、主任が機械を点検したり、工場内に危険な所はないか見回ったりしています。

それから、オンスク君は年1回会社が行う健康診断を受けることができるのですが、これらは全部安衛法で規定されていますよ。

労働安全衛生法のポイント

安衛法は、大きく①安全衛生管理体制、②機械等と危険物・有害物に関する規制、③労働者の健康管理と安全衛生の措置に分かれます。

労働安全衛生法の学習方法

安衛法は、実は条文や規則がすごく多いので、全部目を通すわけにはいきません。まずは、基本条文をしっかりと押さえることが必要です。

いかがでしたか。3回目では労災保険法、雇用保険法、労働保険料徴収法のポイントと学習方法をお伝えしていきます。それではまた次回に♪

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