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世界遺産検定3級の勉強法③「日本の遺産」の重要ポイント

世界遺産検定3級の勉強法③「日本の遺産」の重要ポイント

皆さんこんにちは!
連載「合格者が伝授!世界遺産検定3級勉強法」、前回は世界遺産検定3級の「基礎知識」科目の勉強法についてお話ししました。

連載3回目は、出題範囲の1つである「日本の世界遺産」に焦点をあてて、ポイントや勉強法をお伝えします。

日本の世界遺産は、すべての遺産が出題範囲です。2019年12月現在で日本の世界遺産登録数は合計23件あります。

情報を覚えられるかどうか不安な方もいらっしゃると思いますが、ポイントと、どんな遺産かを押さえておけば、グン!と合格に近づけます。

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日本にどんな世界遺産があるか把握しよう

冒頭でお伝えしたように、日本の世界遺産は23件あります。

勉強するための順番としてまずは大きなカテゴリに分けて把握していきましょう。例えば、23件のうち、文化遺産と自然遺産はいくつあるのか、などです。

文化遺産と自然遺産はそれぞれいくつ?

日本の世界遺産に登録されている遺産のうち文化遺産は19件自然遺産は4件です。複合遺産に登録されている世界遺産はありません。

文化遺産のうち、「広島平和記念碑(原爆ドーム)」は、負の遺産として登録されています。

日本の世界遺産はどんな遺産に分類できる?

日本の遺産だけで23件あるので、これを全部覚えるの!?と驚いてしまいますよね。

日本の遺産は大まかに9種類に分類できるので、世界遺産検定3級の勉強法のポイントとして、その分類ごとに勉強をしてみるのもいいでしょう。
日本の世界遺産の場合、私のおすすめの分類の仕方は「遺産の種類」です。

  • かつて栄華を極めた都
  • 宗教関連(信仰を集めた遺産)
  • 建築や集落
  • 産業
  • 文化や交易
  • 墓所
  • 負の遺産
  • 固有の生態系
  • 生物の多様性(食物連鎖)

このように、日本の遺産は大まかに9種類に分けることができます。

かつて栄華を極めた都 ・古都京都の文化財
・古都奈良の文化財
宗教関連 (信仰を集めた遺産) ・厳島神社
・紀伊山地の霊場と参詣道
・平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群―
・富士山―信仰の対象と芸術の源泉―
・『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群
・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産
建築や集落 ・姫路城
・白川郷・五箇山の合掌造り集落
・ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献
産業 ・石見銀山遺跡とその文化的景観
・富岡製糸場と絹産業遺産群
・明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼、造船、石炭産業
文化や交易 ・法隆寺地域の仏教建築物群
・琉球王国のグスク及び関連遺産群
墓所 ・日光の社寺
・百舌鳥・古市古墳群
負の遺産 ・広島平和記念碑(原爆ドーム)
固有の生態系 ・白神山地
・屋久島
・小笠原諸島
生物の多様性 (食物連鎖) ・知床

※各分類の中では、世界遺産登録年が早い順に記載しております

第2回でお話しした、「文化的景観」「シリアル・ノミネーション・サイト」「トランスバウンダリー・サイト」として登録されている遺産もあります。
シリアル・ノミネーション・サイトは「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼、造船、石炭産業」、トランスバウンダリー・サイトは「ル・コルビュジエの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献」です。

また自然遺産では、4つすべてが世界遺産登録基準の(ix)を満たしていますが、登録基準(viii)を満たしているのは屋久島、登録基準(x)を満たしているのは知床、登録基準(vii)を満たしている遺産は無い、ということもポイントです。

日本の遺産を攻略!おすすめの勉強法

日本の遺産では、特に文化遺産で、同じような分類の世界遺産があります。混同してしまうこともしばしば。
しかし、日本の遺産のポイントは、どれも同じ時代に、同じような意味を成す遺産が無いところです。
例えば「紀伊山地の霊場と参詣道」は宗教関連に分類できますが、内容を見てみると道の遺産としても捉えることができます。各遺産のポイントを押さえていくことがまず大切です。

もう1つのポイントは、英文で覚えることです。最近の世界遺産検定の傾向としては英文を読んで、その英文がどの世界遺産のことを伝えているのかを問う問題が出題されています。
英語が苦手な方もいらっしゃると思いますが、先ほどお伝えしたようにポイントを押さえておけば、その部分の単語が出てきただけでも、どの遺産のことなのかわかるようになります。

世界遺産検定3級公式テキストにも「英語で読んでみよう!」という箇所があるので、その箇所を読んでみるのもおすすめです。

世界遺産 白川郷・五箇山の合掌造り集落

世界遺産 白川郷・五箇山の合掌造り集落

今回は世界遺産検定3級「日本の世界遺産」科目の勉強法をお話ししました。

日本の遺産の分野では、各遺産の他の遺産と異なる箇所をポイントとして、勉強していくといいでしょう。また、反復して覚えていく中で苦手なところを把握し、その苦手を解消していくと、合格に一歩近づくかもしれませんね。

次回は世界遺産検定3級「世界の自然遺産」科目について、勉強法をお話しします。

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