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簿記検定第1問、2つの攻略法|絶対に知っておきたい簿記3級合格の秘訣②

簿記検定第1問、2つの攻略法|絶対に知っておきたい簿記3級合格の秘訣②

日商簿記3級を学習されている皆さん、こんにちは。資格の学校TAC簿記講師で、オンスク「日商簿記3級講座」を担当しました織田香里です。

簿記の学習はいかがでしょうか。少しずつ勘定科目や、仕訳・転記といった用語にも慣れてきたのではないでしょうか。

今回は、簿記検定の大問3問のうち、第1問の内容と学習法をお話ししたいと思います。

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第1問は仕訳が15問出題される

日商簿記3級の第1問は『仕訳』の問題が15問出題されます。
配点は、1つ3点ですので、第1問だけで45点になります。

解答方法は、勘定科目を“選び”、金額を“答える”形式です。
例えば、次のような問題があるとします。
例)商品¥8,000を仕入れ、先に支払っていた手付金¥2,000と相殺し、残額は掛けとした。
解答は
(仕入)8,000 (前払金)2,000
(買掛金)6,000
ですね。ですが、この様に解答する訳ではありません。
紙の試験の場合は、仕訳問題1つにつき次のような選択肢は与えられます。
ア.現金  イ.売掛金  ウ.前払金  エ.買掛金  オ.前受金  ヵ.仕入
解答は、勘定科目ではなく記号を用いますので、
( カ )8,000  ( ウ )2,000
( エ )6,000
となります。

ネット試験の場合は、勘定科目欄に「   ▼」マークがあり、▼をクリックすると、勘定科目の候補がプルダウンに表示されますので、正しいものをクリックすると、勘定科目欄に入ります。

攻略法① 仕訳15問を20分で解き切ろう!

日商簿記3級の出題形式が変わり、同時に試験時間が半分の60分になりました。そこで求められることになったのが『スピード』です。

第1問の目標時間は20分です。単純に20分÷15問をしてみると1問あたり1.3333分、つまり、1分20秒です。いかがですか?短い?長い?

上の例を考えると、実際、1分はかからないかと思います。なので、シンプルな仕訳は時短で時間を稼ぎ、少し難しい仕訳の時間を捻出することが大切です。

仕訳の時短のコツ

例えば、郵便局で500円の郵便切手を現金で購入した場合、借方の科目は(通信費)貸方の科目は(現金)、金額は「500」ですね。

500円しか登場していないので、500なのですが、何故か慎重を期したいがために電卓に「5・0・0」をいったん入力してしまう方がいます。そこは時短ですね。

勘定科目は(通信費)と(現金)とわかっているのに、念のため他の選択肢もチェックされる方もいます。そこも時短ですね。

時間は掛けるべき仕訳に掛ける

時短で捻出された時間を、少し複雑な問題に使います。
例えば、金利の計算が必要な仕訳、借方、貸方に複数の勘定科目が入る仕訳などです。その場合は、丁寧に問題を読み仕訳を組み立ていくことです。

例)先月購入した備品の代金¥5,000を小切手を振り出して支払った。

実はこの問題はシンプルなようで間違いが多い問題です。焦って解答すると
(備品)5,000 (当座預金)5,000
としてしまいがちです。これは間違いですよ。
“先月購入した備品”とありますので、まず、先月の時点で
(備品)5,000 (未払金)5,000
という仕訳が切られていることを読み取らなければいけません。そのうえで、今回は未払金を支払ったので、
(未払金)5,000 (当座預金)5,000
が正解です。
『先月』『かつて』『以前』と言った、過去の時間を示す単語がある場合は要注意です。

攻略法② 「解いてみる→予想点数を書き出す→解答を確認する」を徹底しよう!

仕訳が15問出題されるようになってから増えた質問があります。
「自分ではもっとできていると思ったのですが、実際の点数はそれほど良くなかったです。問題がわからないのですが、対策はどうしたらいいですか。」
という質問です。

問題を持ち帰れないので、どの問題を間違えたかが見直しできないと言うのですが、実は原因はそこではありません。

勘定科目を“選べ”れば解答を作成できるため、何となくできた感じになってしまっていることが原因です。

以前のように自分で勘定科目を書き込んでいけば抱く違和感を、抱かなくなってしまっているように思います。
この場合は、一緒に出題された問題を思い出して、どのように解答したかをうかがって、修正をしていきます。これをご自身で進めるのは大変です。

そこでおすすめ学習法ですが、まず仕訳15問を解きます。15問のボリューム感に慣れるためには、様々なテーマの仕訳15問がおすすめです。
解き終わったら、ご自身の予想点数を書き出してから、解答を確認しましょう。予想点数と実際の差が小さければ問題ありませんが、差が大きい場合は、自分で正解だと思ったのに実際は間違えた問題を重点的に確認してみましょう。

小さな間違いだから、の積み重ねが大失点を招く

日商簿記3級の仕訳はシンプルな問題が多いです。そのため、間違いも小さな(と感じてします)ものがほとんどです。

例えば(売掛金)と(未収入金)の違いは?小切手が(現金)で処理するときと(当座預金)で処理するときの違いは?などを、ケアレスミスで片付けてしまうと、思っていた点数が取れていない事態に陥ります。

間違いを、ケアレスミスで片付けず、間違えたらしっかり確認することが大事ですね。

仕訳はスキマ時間で積み重ねよう

最後に、仕訳は1問1問が短時間で練習できます。仕訳対策に特化した問題集やオンライン講座・アプリなどで、毎日練習していくことで、解答のスピードと正確性が鍛えられます。
習慣にしてしまうと苦になりませんよ。がんばってください!

次回は簿記3級試験の大問3問のうち、第3問について勉強法と攻略法をお話しします。

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