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知的財産管理技能検定3級はこう学ぼう!おすすめ勉強法4つ

知的財産管理技能検定3級はこう学ぼう!おすすめ勉強法4つ

皆さん、こんにちは。現役大学生で知的財産管理技能士2級の資格を持つ、ユウキと申します。
今回から知的財産管理技能検定3級合格を目指す勉強法について、全6回にわたってお送りしたいと思います。

第1回は、知的財産管理技能検定の概要と、おすすめの勉強法についてです。
「知的財産管理技能検定3級って堅苦しい名前だけど、どういう検定?」
「合格のためにおすすめの勉強法はあるの?」

こういった疑問が解決する内容になっています。

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知的財産管理技能検定とは?どんな役に立つ?

知的財産管理技能検定とは、知的財産をマネジメントする能力を測る国家試験です。
知的財産教育協会が運営しており、毎年3月、7月、11月の年3回、試験が実施されています。

知的財産管理技能検定で得られる知識は、主にビジネスの場面で役に立ちます。実際の試験でも、仕事で発生する状況を想定した問題が多いです。あなたの仕事スキルを伸ばす手助けになるでしょう。

今回ご紹介する知的財産管理技能検定3級は、知的財産管理の職務における初歩的な知識を証明するレベルとなっています。知的財産管理に興味がある方はもちろん、自身のスキルアップを目指す方にも、うってつけの試験です。

知的財産管理技能検定3級 資格概要

知的財産管理技能検定3級の具体的な試験内容は?

知的財産管理技能検定は、難易度に応じて1級、2級、3級に分かれています。
3級には学科と実技の2種類の試験があり、両方の試験に合格しなければなりません。以下にそれぞれの試験内容をまとめてみました。

学科試験

合計30問マークシート方式で、試験時間は45分間
保護(競争力のデザイン)、活用、関係法規から出題され、満点の70%以上で合格

条文内容がそのまま問われる問題が多く出題されます。

実技試験

合計30問記述方式 で、試験時間は45分間
学科試験と同じく、保護(競争力のデザイン)、活用、関係法規から出題され、満点の70%以上で合格
実際のビジネスにおいて起こりうる状況を扱った問題が多く、難易度は学科試験に比べて少し高い傾向にあります。

私が受験した時の話をすると、学科試験は問題なかったのですが、実技試験は合格点ギリギリの通過でした。個人的には、実技試験の攻略が3級合格の重要なポイントになると思います。

知的財産管理技能検定3級 難易度・合格率

知的財産管理技能検定3級を学ぶことで得られるもの

ここまで試験の概要についてお伝えしました。ここからは、私が思う、知的財産権を学ぶメリットについてお伝えします。

結論から言うと、物を見る、考えるときの視点が増えることです。

知的財産権とは、食べ物や飲み物、企業が持つロゴマークや今話題の動画配信サービスなど、私たちの生活と密接に関わっています。知的財産権を学ぶと、日常生活の中で今まで見えなかったことに気付けるようになるのです。

例として、私が知的財産権に興味を持った経緯を話します。
私はアニメが大好きで、日々様々なアニメを楽しみながら見ていました。しかしある日、アニメのオープニングの最後に「○○製作委員会」という言葉が書かれていることに気づきました。気になって調べてみるとそれは、ビジネスに関係する言葉であり著作権に関わる言葉でした。
さらに調べてみて、アニメが著作権やその他権利を使って利益を出していることや、アニメの違法アップロードにより企業側が多大な損失を受けていることを知りました。

そこから、ただの娯楽対象だったアニメが、どのような権利を使って利益を出そうとしているのかなど、商業的な目線で見る対象になったのです。この経験から、その他の知的財産権についても興味を持ち始めました。

以上が、私が知的財産権に興味を持つまでの話です。知的財産権を学んだ後は、当時よりも多くの視点で物事を見られるようになったと実感しています。

知的財産管理技能検定3級は初級者レベルの試験ですが、このように、新たな視点を身に付けるためには十分な内容となっています。とてもおすすめの資格です。

知的財産管理技能検定3級に合格するおすすめの勉強法

知的財産管理技能検定3級に合格するには、どういった勉強法が効果的なのでしょうか。私の実体験をもとに、おすすめの勉強法について紹介したいと思います。

全体を通して大事なのが、インプットとアウトプットの作業。おすすめの勉強法は以下の4つです。

勉強法① テキストを使う(インプット)

知的財産に関する知識を、表などで体系立ててまとめているテキストがおすすめです。長文を読むよりも簡単に理解することができます。

勉強法② 判例を読む(インプット、アウトプット)

判例とは、裁判において最高裁判所が出した判決例のこと。数ある判例の中でも、知的財産に関連した判例を見る勉強法がおすすめです。知的財産に関する実例で法律を学ぶと、テキストを読むよりも身近に感じて理解しやすいと感じたからです。
また、判例毎に「この判例は何がいけなかったのか」と考えることで知識をアウトプットすることもできます。

判例を解説しているサイトをいくつか挙げておきます。これら以外にもたくさんあるので、ぜひ検索してみてください。

知財テラス特許事務所 判例紹介
東京都知的財産総合センター 知的財産に関する判例紹介

勉強法③ 条文を読む(インプット)

条文とは、法律に書かれた内容のことです。条文は文章が難しいので、テキストでは、条文の内容をわかりやすい表現に置き換えて解説してあります。
しかし知的財産管理技能検定3級試験では、条文をしっかりと理解したうえで様々な内容に解答することになります。つまり、条文を理解することが試験合格の近道となるのです。

条文は、「e-Gov」と呼ばれるサイトに全文掲載されています。また、条文をわかりやすく解説しているサイトもあります。これらを駆使して、ぜひ条文を使った勉強を行いましょう。

電子政府総合窓口 e-Gov 著作権法
電子政府総合窓口 e-Gov 特許法
みんなのための著作権教室

勉強法④ 過去問題を解く(アウトプット)

知的財産管理技能検定の実施団体のサイトでは、過去3年分の過去問題が無償で提供されています。ある程度知識がついたら、過去問題を解いてみましょう。問題の形式に慣れることも、試験で高得点を獲得するために大切です。
自分の知識を確認する意味も込めて、必ず過去問題を解くようにしましょう。

以上の勉強法の良いところは、テキスト以外はスマホ上(オンライン)で利用できることです。時間がないという方でも、オンラインをうまく利用した勉強法なら十分知識を習得できると思います。

知的財産管理技能検定3級合格を目指す勉強法

今回は、知的財産管理技能検定3級の概要と、4つのおすすめ勉強法についてご紹介しました。

次回からは、試験の各出題科目に合わせた勉強法について、細かくお話しします。それではまたお会いしましょう。

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