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知的財産管理技能検定3級の科目別勉強法|実技試験:保護(競争力のデザイン)

知的財産管理技能検定3級の科目別勉強法|実技試験:保護(競争力のデザイン)

皆さん、こんにちは。独学で知的財産管理技能検定3級・2級に合格した、現役大学生のユウキです。
連載「知的財産管理技能検定3級の科目別勉強法」、第5回は、知的財産管理技能検定3級の実技試験の科目の1つ「保護(競争力のデザイン)」について、おすすめ勉強法をお伝えします。

「実技試験の保護(競争力のデザイン)はどんな内容なの?」
「実技試験の保護(競争力のデザイン)におすすめの勉強法は?」

このような疑問が解決する内容となっています。それではさっそく見ていきましょう。

知的財産管理技能検定3級の科目別勉強法
学科 1.保護(競争力のデザイン)(連載第2回)
2.活用(連載第3回)
3.関係法規(連載第4回)
実技 1.保護(競争力のデザイン)←今回はココ!
2.活用
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実技試験科目「保護(競争力のデザイン)」の概要と重要度について

知的財産管理技能検定3級の実技試験の科目の1つ「保護(競争力のデザイン)」は、出題内容が

  • ブランド保護
  • 技術保護
  • コンテンツ保護
  • デザイン保護

の4項目に分かれています。

実技試験では2科目しかないため、重要度は「保護(競争力のデザイン)」「活用」いずれも高いです。
しかし「保護(競争力のデザイン)」に基礎的な知識が多く、「活用」はその基礎的な知識を理解していないとわかりづらいため、前者の方が重要度は高めだと個人的には思います。

学科試験の保護(競争力のデザイン)と実技試験の保護(競争力のデザイン)はどう違う?

実技試験の「保護(競争力のデザイン)」では、学科試験の「保護(競争力のデザイン)」の基礎知識をもとにした、より実務的な応用問題が出題されます。

覚える知識はそこまで変わらないのですが、出題形式が変わるので、学科で覚えた知識を問題に当てはめて考えていく必要があります。

なお、「保護(競争力のデザイン)」の4項目では、技術保護コンテンツ保護は、私の経験上ですが実技試験で出題割合が多く、特に重要度が高い項目だと感じます。

実技試験の保護(競争力のデザイン)は、重要度が高く応用力が必要ということを踏まえて、次からおすすめの勉強法を紹介していきます。

実技試験の「保護(競争力のデザイン)」では理解力と判断力が大事

先ほど「保護(競争力のデザイン)」は、学科試験と実技試験で問われる知識自体はほとんど変わらず、“知識の問われ方”が変わるとお伝えしました。

数学の試験を例にあげて説明すると、学科試験では数学の公式自体を問われるが、実技試験では公式を使った計算問題を問われる…という感じです。

そのため、実技試験の「保護(競争力のデザイン)」で大事なことは、1つ1つの問題でどの知識が問われているかを瞬時に判断することとなります。

では、実際に出題された問題で見ていきましょう。

化学品メーカーX社において,特許協力条約(PCT)に基づく国際出願をすることを検討している。ア~ウを比較して,X社の知的財産部の部員の発言として,最も適切と考えられるものはどれか。対応する記号を解答用紙に記入しなさい。

「国際出願した後,出願人が国内移行手続を行わなくても,各指定国で審査が開始されます。」

「国際出願した後,優先日から18カ月経過する前であっても,国際公開が行われることがあります。」

「国際出願した後,所定の期間内に,国際調査機関に対して国際調査を行うことを請求する必要があります。」

(引用:知的財産管理技能検定3級(管理業務)実技試験 第36回 問16)

問題文を見ると、「化学品メーカーX社」や「知的財産部の部員として」など、実際の業務で起こりうる状況設定になっていますよね。知的財産に関連した職業の就業経験がない場合は少し難しい印象を覚えるかもしれません。

しかしこの問題で問われているのは、特許協力条約の知識。基礎勉強の際に条約内容を覚えてさえいれば、あとはそれを思い出して判断するだけなのです。

このように複雑に見える問題でも、どの知識が問われているのかを判断できれば、実技試験の問題は解けるようになります。

おすすめの勉強法は「過去問題の実践」!

知的財産管理技能検定3級の実技試験では、“実務的な環境でどうすべきか”が問われます。
実務経験があれば解きやすいのですが、無い場合は実務を想像できないため少し難しいかもしれません。

そこで重宝するのが過去問題です。私は過去問題を使って、以下の流れで勉強していました。

その① 過去問題を解く

まずは、実際に過去問題を解いてみましょう。

知的財産管理技能検定の公式HPでは、過去3回分の試験問題と解答が掲載されています。実務形式の問題に慣れる意味でも、過去問題を解いて、どのように出題されているのか見てみましょう。

その② 間違えた部分の知識を確認する

勉強法の中で1番大事なことは、過去問題を解いた後の復習です。
そのときのコツは、「なぜ間違えたのかを考える」よりも、「どの知識を使った問題だったのかを考える」こと。

間違えた問題では、どの知識を知っていなければ解けなかったのかを確認しましょう。その知識が不完全な場合は、テキストやオンライン講座で該当の章を確認し、しっかりと基礎から復習しましょう。

その③ あとはひたすら①と②の繰り返し

復習したらまた過去問題を解いていきましょう。実技試験は30問しかないため、毎回問われる知識が違います。そのため、できる限り多くの問題をこなすのがおすすめです。

私はこの「過去問題を実践的に解く」勉強法で、実技試験の試験対策を行いました。
問題を解くのは、テキストなどを使うのもいいですが、持ち運ぶと荷物になるので、スキマ時間でできるオンライン講座を利用するのもおすすめですよ。

できるだけ多くの過去問をこなし、その問題がどの基礎知識に当てはまるのかを短時間で判断する力を付けることで、実際の試験でも素早く問題を解けるようになるはずです。がんばってくださいね!

知的財産管理技能検定3級合格を目指す勉強法

今回は、知的財産管理技能検定3級の実技試験の科目「保護(競争力のデザイン)」について、おすすめ勉強法をお伝えしました。

この科目の問題は難しそうに見えますが、過去問題を実践的に解く勉強法で出題形式に慣れるのがおすすめです。スキマ時間を上手に利用して、効率的に勉強してくださいね。

次回は、実技試験のもう1つの科目「活用」について、重要ポイントやおすすめの勉強法をお伝えします。それではまたお会いしましょう。

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