仮想通貨で大儲け！税金対策はどうしたらいい？

なるき先生：こんにちは、オンスク君。
今日は、随分おしゃれな格好をしていますね。

なるき先生：へえ、何かあったんですか？

なるき先生：それは、景気のいい話ですね。
でも、一気にたくさん稼いだときは、税金に気をつけてくださいね。

なるき先生：はい、仮想通貨取引で利益が出たときは、利益に対して所得税や住民税が課税されます。
その反応は、もしかして…

なるき先生：仮想通貨取引の利益には、累進課税制度（所得金額が増えるにつれ税率が高くなる制度）が適用されますので、利益の額がいくらなのかによって、税金の額も大きく変わってきます。
オンスク君は、今年1年で、いくらくらい利益が出たんですか？

なるき先生：1億円！！
すごいですね！！

わかりました。
では、1億円利益が出た場合の税金の額を計算してみましょう。

と、その前に、仮想通貨取引以外の所得は、給与だけでいいですか？

なるき先生：わかりました。給与収入が500万円ですと、給与所得はざっくり350万円ほどですね。
所得税や住民税の計算では、その年1年間のすべての所得（収入から必要経費を引いたもの）について考慮する必要がありますので、そこを忘れないように気をつけてくださいね。

なるき先生：では、計算してみますので、少々お待ちください。
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所得税が、だいたい4,100万円ですね。

なるき先生：まじです。
所得が4,000万円以上の部分は、45％の税率が適用されるんです。
さらに、住民税もあります。

なるき先生：住民税も、ざっくり計算してみますので、少々お待ちください。
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住民税の方は、だいたい1,000万円です。

なるき先生：そうですね。
まず、経費は漏らさずに計上してください。
仮想通貨をするにあたっての必要経費は、利益から差し引くことができます。

なるき先生：取引に使用するパソコンの購入費用や、取引の勉強をするための本の購入費用、取引のための通信費用などですね。

なるき先生：あとは、含み損（購入時の金額より現時点での価値が下がった場合の差額）になっている他の仮想通貨があったら、決済をして、損失を確定させてください。
その損失部分を、利益から差し引くことができます。利益が少しでも減れば、所得税・住民税も減るので、ぜひやってみましょう。

なるき先生：あと、今後のために、覚えておいて欲しいことがあるので、伝えておきますね。

なるき先生：同じ投資として「株取引」や「FX取引」などもあり、混乱する人もいますが、税金に関する取り扱い方は違うので注意してくださいね。
仮想通貨取引は累進課税制度が適用されましたが、株取引やFX取引の場合は、利益の額に関係なく、税率は常に一定です。

なるき先生：利益が100万円でも、1億円でも、税率は常に一定で変わらないということです。
ですので、大儲けしたときは、仮想通貨取引よりも、株やFXの方が税金面では有利だと言えますね。

なるき先生：まあまあ、そう落ち込まないで。
5,000万円払っても、まだ手元に5,000万円残るんですから。