2020/6/22updated

転職・就職時に強みになる！ビジネス実務法務検定2級は履歴書にどう書く？

バックナンバー：ビジネス実務法務検定2級とは？

連載「ビジネス実務法務検定2級とは？」、前回までの記事では、ビジネス実務法務検定2級の資格概要と実務での有用性の高さについてご紹介しました。

しかし、実際に資格取得をする際に気になるのは、「転職・就職時に有利なの？」「履歴書に書けるレベルの資格なの？」という点だと思います。

最終回の今回は、ビジネス実務法務検定2級資格が転職・就職の際にどれほど有利に働くかという点について、ご紹介します。

ビジネス実務法務検定で与えられる称号
ビジネス実務法務検定2級は転職・就職時に有利？
履歴書に書くメリット｜就職時
履歴書に書くメリット｜転職時

ビジネス実務法務検定で与えられる称号

ビジネス実務法務検定は、商工会議所が主催する公的な資格のため、合格することで以下のような称号が与えられます。

ビジネス実務法務検定1級：商工会議所認定ビジネス法務エグゼクティブ
英語表記：The CCI Japan Business Law Examination, Grade 1 Certified
ビジネス実務法務検定2級：商工会議所認定ビジネス法務エキスパート
英語表記：The CCI Japan Business Law Examination, Grade 2 Certified
ビジネス実務法務検定3級：商工会議所認定ビジネス法務リーダー
英語表記：The CCI Japan Business Law Examination, Grade 3 Certified

これらの称号は、名刺に記載することも可能であり、当然、転職・就職時に履歴書に記載することも可能です。

ビジネス実務法務検定2級は転職・就職時に有利？

ビジネス実務法務検定自体は、日商簿記と同様の公的な資格であるため、転職・就職時に履歴書に記載することは差し支えありませんし、むしろ有利に働くと想定されます。

では、ビジネス実務法務検定2級はどうか？という点ですが、公式サイト上では以下のレベルであると記載されています。

"企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家への相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。（知識レベルのアッパーレベルを想定）"
引用元：https://www.kentei.org/houmu/testinfo.html

このレベルの資格を保有していることは、新卒も含めた20代から30代の転職・就職には有利と考えられます。法務部のマネージャークラスや事業部門長クラスになると、これより1つ上のビジネス実務法務検定1級があると、法律知識をベースにリスク判断を行うことができるため、望ましいです。

履歴書に書くメリット｜就職時

就職活動をしている学生にとって、履歴書を通じた第一印象はとても重要になってきます。
企業側からしても多数の履歴書を閲覧するので、1つ1つ丁寧に見ていても、実務経験のない新卒採用にあたっては、どうしても資格の欄に目がいってしまうものです。

ビジネス実務法務検定2級は、前述の通り、外部専門家と折衝を行うことができるレベルの知識を有していることになりますので、新卒採用としてはかなりのハイレベルかつ即戦力として見てもらえる可能性があります。

履歴書に書くメリット｜転職時

転職にあたっては、どの程度学習し、いかに実務経験を積んでいるか？という点が重要になってきます。
企業側からすると、どれだけ資格を保有していても、実務経験が乏しい中途社員は採用しづらいですし、逆に実務経験だけ豊富でも、自社で再現性があるのか？というポイントが気になります。

ビジネス実務法務検定2級は、実務に即した法律知識が多いため、「ビジネス実務法務検定2級の学習内容を活かして債権回収フローを構築した」や「商標の調査について弁理士と折衝を行った」など、履歴書に実務経験とあわせて記載をすることで、企業側採用担当者に「しっかりと学習した内容に基づいて成果を上げている」という印象を与えることができます。

特に管理部門の仕事は、法務部における契約レビューや経理部門における債権回収、人事部における労務業務など、法律をベースにしたものがほとんどですので、ビジネス実務法務検定2級レベルを取得していれば、どの職種で転職する際にも有利に働くでしょう。

ビジネス実務法務検定2級とは？