まず、簿記3級の勉強を始めるに当たり、テキストを読むことから始めました。
しかし、数字アレルギーのある私にとっては、かみ砕いて書かれているテキストを読んでもところどころ頭の中に「???」や「!!!」が渦巻きました。
日本語としては理解できるものの、1つ1つが腑に落ち、根こそぎ分かるという感じではありませんでした。
テキストは日本語で書かれていますので、読み進めることはできてしまいます。
ただ、途中途中に出てくる簡単な章末問題のようなものに取り組むと、問題が解けたり、解けなかったりと、「分かっていて読み進めているわけではない」ということを痛感しました。
また、勉強開始後に過去問を購入したのですが、学習した(と自分では思っている)範囲に該当する部分の過去問をやってみると、「え~っ!!!」というくらい、解けませんでした。
正確に言うと、解くための道筋や手順がまったく見えてきませんでした。
●インプットを完璧にしてから問題を解くのでは遅いかも?!
後から考えれば実はこれがよかったのですが、テキストや問題集をやっていれば自動的に本試験問題が解けるようになるとは言い切れないんですね。
テキストは簡単な数値を例に分かりやすく噛み砕いて説明してくれますし、トレーニング的な問題集は、理解度や学習した範囲に限定されて出題されており、本試験を解く事前段階の実力を徐々に徐々に高めていくようにできています。
一方、過去問(本試験問題)はそのプロセス抜きに、様々な学習範囲で学ぶ知識を組み合わせて出題されますので学習開始後に解けるものではありません。
この違いに学習の初期段階で気付いたことは、私にとって幸いでした。
本試験まで50日と時間が限られていましたので、「インプットを分かるまで繰り返す、分かってから問題を解く」という方法では間に合わないぞ、と勉強方法を見直すことに直しました。
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