何度やっても間違える問題というのは常にありました。しかし、基礎が分かっていないからといってテキストをもう一度読むということはしませんでした。正確に言うと、その時間はありませんでした。
重視したことは、ここでも「処理手順を覚える(に慣れる)」こと。常にこの点を意識していると、時には条件反射のように処理ができてしまう瞬間があります。
まさにこれが処理手順を覚える(に慣れる)という状態です。
私にとっては試験に合格するということが一つの目標でしたので、簿記3級のすべてを人に説明できるくらいに詳しくなる勉強よりも、きちんと得点を稼ぐ(失点を防ぐ)ことが優先されました。
●解けない問題も慌てず、繰り返す
また、処理の手順が身についてきたかなと思っても、少し角度を変えられるだけで戸惑ってしまうということもありました。ただ、こちらについても繰り返し解いていくうちにだんだん処理の手順が身についてきました。
そのうち、このように処理するときはこういう問題の時、こちらの処理をするときはこのような問題の時、と双方の処理手順の違いから問題の違いが逆引きで分かってくる!という予想外の効果もありました。
こうして、設問別に対策を立てていくうちに、第3問、第5問に対する苦手意識は徐々に薄れていきました。
こうなると、だんだん本試験当日に、同じように問題が解けるのだろうか?という不安が生まれてきました。裏を返せば少しずつ自信と力がつき始め、本試験当日にその力を発揮できるのだろうか?本試験で失敗しないだろうか?という、今までよりも一歩先に進んだ不安が芽生え始めました。
そこで、今の実力を試す意味でも本試験と同じ設定で問題を解いてみよう!と決意することになりました。
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