今回は「簿記3級で 模擬試験(答案練習)を解かなきゃならない9の理由」の3つ目テーマ『模擬試験を受けると、時間配分が分かる』について説明します。
各問題に対する時間配分の目安
試験の問題構成と配点に、時間配分を追加してみましょう!
問題番号 | 頻出問題 | 配点 | 時間配分 |
---|---|---|---|
問1 | 仕訳 | 20点 | 15分 |
問2 | 補助簿、勘定記入 等 | 10点 | 10分 |
問3 | 試算表の作成 | 30点 | 40分 |
問4 | 伝票、訂正仕訳、決算仕訳 等 | 10点 | 5分 |
問5 | 清算表の作成 | 30点 | 40分 |
見直し | - | - | 10分 |
各々の問題の時間配分についてはあくまで主観的な感覚ですが、時間がかかるのは問3と問5であることは間違いありません。(簿記会計マスター ドラゴン先生の時間配分はこちら)
従って、問題を「問1→問5→問3→問2→問4」の順番で解くようにしていました。正直に問1から順番に解いていると、問5にたどり着いた時には、時間が充分になくて、途中までしか解答を埋められなかったり、最悪な場合、問5にたどり着けずに試験が終了!なんてことにもなりかねません。
ここでお伝えしたいのは、必ずしも問題を順番通りに解く必要はないということです。どのような順番で解くのが自分にもっとも効果的なのかを知るためにも、模擬試験を解くことは有用なこと、といえます。
本試験同様2時間で解き、効率的な時間配分を知る
事前に模擬試験を使い、実際の試験時間である2時間で解いてみる。
すると、自分の実力が分かるのと同時に、“どの問題にどのくらいの時間がかかっているか”が実際に把握できると思います(当然、時間が足りなければ解き方を早くする努力や工夫が必要です)。これによって、解く順番や時間配分の調整ができ、安心して試験本番を迎えられるのです。
2時間という時間のなかで、どのように解けば、効率よく解くことができるのかを事前に知っておくことは、合格するためにも絶対に行って欲しいポイントです。
では、次回は「短い時間で簿記3級の学習内容が総括できる」になります。
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