今回は「簿記3級で 模擬試験(答案練習)を解かなきゃならない9の理由」の4つ目テーマ『短い時間で簿記3級の学習内容が総括できる』について説明します。
講義やテキストを見るだけでは「解く力」は身につかない
模擬試験は、今までに学習してきたことの総まとめ的な役割を果たしてくれる教材です。
模擬試験を解くということは、今までコツコツと学習してきた内容をきちんとまとめることができる、いい機会になります。以前「講義を理解しただけでは、試験に太刀打ちができない?!」でお伝えしましたが、講義やテキストを見ている時というのは、全体に対する一部分の学習であり、まだ知識としては“点”の状態です。
過去に学習したこととのつながりには、なかなか気がつけないのです。
模擬試験を解くことで“点”だった部分が“線”になっていき、だんだんと問題を解く力が養われていきます。
厳しいことを言えば、講義やテキストを見ているだけでは問題を解く力は、なかなか身に付かないということです。
短時間の総まとめ・復習に最適
短い時間で総復習をしたい、という場合にも模擬試験は非常に役に立ちます。またメリハリをつけた学習にも最適です。
試験ではどのような問題が出るのか、どこを理解しておかなければならないのか等は模擬試験でしか得られない情報でしょう。そして解いた後は、総括ができます。
弱点(正解できなかったところ)を発見したならば、その部分を補強することで、自分の弱みを少なくすることができます。模擬試験を解いて、弱点を見つける方法は時間的にも非常に効率のいい方法です。
このように短時間の総まとめや復習に最適な模擬試験を使わない手はありません。
特に時間的に余裕のない方は模擬試験で学習して、弱点部分をチェックすることで、本試験に対応できる力を身につけることができますので、ぜひ試してみてください。
では、次回は「模擬試験は1回で終わりにしない(繰り返し解くことが大切)」についてお話したいと思います。
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